SPIのテストセンター・ペーパーテストの言語(国語)では「語句の意味」という問題が試験範囲に含まれています。
※SPIのペーパーテスト(筆記試験・マークシート)を完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
語句の意味問題は用意された語句の意味を答えるという非常にシンプルな問題です。意味を知っているか知らないかだけの問題なので、なるべく多くの語句を事前に覚えておきましょう。
今回はSPIで出題されやすい語句の意味を練習問題形式で30個ご紹介していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。
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【SPI】語句の意味の練習問題
※SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ参考にしてください。
※以下の練習問題を解く前に、語句の意味問題がどんな問題か全く知らない人はまず「【SPI】語句の意味の例題と頻出問題!出題される受検方式は?」をぜひご覧ください。
以下の太字部分の言葉と意味が最も合致するものを選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
(1)そうするより仕方ない事情
- 忌憚ない
- 如才ない
- 抜き差しならない
- 滅相もない
- 拠ん所ない
(2)関心が向くようにそれとなく誘う
- 水をさす
- 水を向ける
- 打診する
- 手を回す
- 呼び水になる
(3)照れくさく、気恥ずかしい
- はがゆい
- おもはゆい
- もどかしい
- 後ろめたい
- 不甲斐ない
(4)そのことだけに関わり、他を疎かにする
- ひたる
- かまける
- かかりきる
- いそしむ
- なおざりにする
(5)必ずしも間違いとは言い切れない
- あまつさえ
- あながち
- いみじくも
- さしずめ
- はなはだ
(6)心がいやしい
- あくどい
- すげない
- はかばかしい
- さもしい
- かいがいしい
(7)細かいところまではっきりしているさま
- 明らか
- 細やか
- 際やか(きわやか)
- あざやか
- つまびらか
(8)どうにもならないことを残念がる
- 手に病む
- ほぞをかむ
- 胸を痛める
- 手をこまねく
- こうべをたれる
(9)包み隠さないさま
- 暴露
- 露呈
- あけすけ
- 垢抜け
- 筒抜け
(10)いかにも賢そうなさま
- 物知り顔
- さかしげ
- 利発
- 小利口
- 半可通
(11)物がゆらゆらと揺れる
- そよぐ
- はためく
- たゆたう
- ぶれる
- ふるえる
(12)祝福の言葉を述べる
- あげつらう
- かしずく
- ことほぐ
- たまわる
- もうしあげる
(13)勝てる見込みが極めて高い
- 目算
- 概算
- 試算
- 打算
- 公算
(14)ある物事を行うのに役に立つ
- 与る(あずかる)
- 供する
- 充てる
- 支える
- 資する
(15)なりふり構わず懸命に事にあたっている様子
- けなげ
- ひたむき
- やみくも
- おおわらわ
- てんてこまい
(16)そうなることが避けられないこと
- 必須
- 必中
- 必至
- 逼迫
- 必死
(17)やるべきことをわざと怠けてやらないこと
- 横柄
- 横着
- 専横
- 無為
- 杜撰(ずさん)
(18)心で見積りを立てること
- 算段
- 胸算用
- 推定
- 皮算用
- 目論見
(19)思わず涙がこぼれた
- おざなりの
- 怪訝な
- 不測の
- 不覚の
- 不慮の
(20)ある物をやたらと欲しがること
- 嘱望
- 宿願
- 待望
- 垂涎(すいぜん)
- 貪欲
(21)他人の批判に批判で言い返すこと
- 反駁(はんばく)
- 弁駁(べんばく)
- 応戦
- 反目
- 逆ねじ(さかねじ)
(22)大目に見ること
- 贔屓(ひいき)
- 目こぼし
- 甘やかし
- 大雑把
- 知らん顔
(23)文章に無駄が多く、しまりのないさま
- 冗漫
- 散漫
- 蛇足
- 漫然
- 放漫
(24)ある方向へと動く勢い。成り行き。
- 筆勢
- 加勢
- 権勢
- 大勢(たいせい)
- 趨勢(すうせい)
(25)扱い方がぞんざいなこと
- 粗悪
- 粗漏
- 粗製
- 粗野
- 粗略
(26)物事を正しく判断する力
- 識見
- 強起
- 領袖
- 刮目
- 気鋭
(27)細部まで念を入れて手落ちのないこと
- 克明
- 心服
- 進取
- 激賞
- 流布
(28)あらすじ
- 精緻
- 梗概(こうがい)
- 跳梁(ちょうりょう)
- 安閑
- 高尚
(29)役所などに勤めること
- 出仕
- 崇高
- 私淑
- 履行
- 射幸
(30)考えて実行すること
- 言外
- 落成
- 画策
- 博覧
- 慧眼
【解答&解説】
(1)そうするより仕方ない事情
- 忌憚ない=遠慮がない
- 如才ない=気が利いており、抜かりがない
- 抜き差しならない
- 滅相もない=とんでもない
- 拠ん所ない・・・(答)
(2)関心が向くようにそれとなく誘う
- 水をさす=上手くいっている関係や物事の邪魔をする
- 水を向ける・・・(答)
- 打診する=相手の考えを聞いて事前に反応を伺う
- 手を回す=密かに手段をめぐらす
- 呼び水になる=事を起こす誘いになる
(3)照れくさく、気恥ずかしい
- はがゆい=もどかしい
- おもはゆい・・・(答)
- もどかしい=思うように物事が進まず、イライラする
- 後ろめたい=気がとがめる
- 不甲斐ない=意気地がなくて情けない
(4)そのことだけに関わり、他を疎かにする
- ひたる=入りきる
- かまける・・・(答)
- かかりきる=1つのことに全力を注ぐ
- いそしむ=熱心につとめる
- なおざりにする=疎かにする
(5)必ずしも間違いとは言い切れない
- あまつさえ=その上に
- あながち・・・(答)
- いみじくも=適切に
- さしずめ=結局
- はなはだ=非常に
(6)心がいやしい
- あくどい=度を超えており、たちが悪い
- すげない=思いやりがない
- はかばかしい=順調に進んでいるさま
- さもしい・・・(答)
- かいがいしい=きびきびと動くさま
(7)細かいところまではっきりしているさま
- 明らか=明白なこと
- 細やか=細かいこと
- 際やか(きわやか)=くっきりと際立つさま
- あざやか=鮮やか
- つまびらか・・・(答)
(8)どうにもならないことを残念がる
- 気に病む=気にかけて悩む
- ほぞをかむ・・・(答)
- 胸を痛める=心配する
- 手をこまねく=何もせずに傍観している
- こうべをたれる=へりくだって謙虚になる
(9)包み隠さないさま
- 暴露=秘密などを暴いて明るみに出すこと
- 露呈=隠れていたことが表に出ること
- あけすけ・・・(答)
- 垢抜け=洗練されていること
- 筒抜け=音声や秘密などがそのまま他人に漏れてしまうこと
(10)いかにも賢そうなさま
- 物知り顔=その物事について知っているかのような顔
- さかしげ・・・(答)
- 利発=頭がいいこと
- 小利口=目先のことにだけ気がついて、抜け目がないさま
- 半可通=中途半端な知識しかないのに、そのことに詳しいようなそぶりをすること
(11)物がゆらゆらと揺れる
- そよぐ=風に吹かれて草などが揺れる
- はためく=風に吹かれて旗などがはたはたと音を立てる
- たゆたう・・・(答)
- ぶれる=正しい位置からずれ動く
- ふるえる=細かく揺れ動く
(12)祝福の言葉を述べる
- あげつらう=欠点や短所などを大袈裟に言う
- かしずく=人の世話をする
- ことほぐ・・・(答)
- たまわる=いただく
- もうしあげる=言う
(13)勝てる見込みが極めて高い
- 目算=もくろみ、計画
- 概算=大まかな計算
- 試算=試しに行う計算
- 打算=利害や損得を見積もること
- 公算・・・(答)
(14)ある物事を行うのに役に立つ
- 与る(あずかる)=物事に関与する
- 供する=差し出す
- 充てる=充当する
- 支える=維持するために力を貸す
- 資する・・・(答)
(15)なりふり構わず懸命に事にあたっている様子
- けなげ=殊勝なさま
- ひたむき=1つのことに熱中するさま
- やみくも=むやみやたらに
- おおわらわ・・・(答)
- てんてこまい=あわて騒ぐこと
(16)そうなることが避けられないこと
- 必須=必ず用いるべきこと
- 必中=必ず命中すること
- 必至・・・(答)
- 逼迫=行き詰まって余裕がないこと
- 必死=必ず死ぬこと、死ぬ覚悟で全力を尽くすこと
(17)やるべきことをわざと怠けてやらないこと
- 横柄=偉そうなさま
- 横着・・・(答)
- 専横=わがまま勝手に振る舞うこと
- 無為=何もしないでぶらぶらしていること
- 杜撰(ずさん)=いいかげんでミスが多いこと
(18)心で見積りを立てること
- 算段=何とか方法を変えて都合をつけること
- 胸算用・・・(答)
- 推定=おしはかって定めること
- 皮算用=「取らぬ狸の皮算用」の略。まだ実現していないことをあてにしてあれこれ計画を立てること
- 目論見=計画
(19)思わず涙がこぼれた
- おざなりの=間に合わせでいいかげんに物事をすませること
- 怪訝な=訳が分からず納得のいかないこと
- 不測の=予測不可能なこと
- 不覚の・・・(答)
- 不慮の=思いがけないこと
(20)ある物をやたらと欲しがること
- 嘱望=将来に望みをかけること
- 宿願=かねてからの願い
- 待望=待ち望むこと
- 垂涎(すいぜん)・・・(答)
- 貪欲=欲が深いこと
(21)他人の批判に批判で言い返すこと
- 反駁(はんばく)=他人に反対して論じ返すこと
- 弁駁(べんばく)=他人の誤りを論じて攻撃すること
- 応戦=相手の攻撃に対して戦うこと
- 反目=仲が悪く睨み合うこと
- 逆ねじ(さかねじ)・・・(答)
(22)大目に見ること
- 贔屓(ひいき)=気に入った人を特別に扱うこと
- 目こぼし・・・(答)
- 甘やかし=わがままにさせておくこと
- 大雑把=雑なこと
- 知らん顔=気づかないふりをすること
(23)文章に無駄が多く、しまりのないさま
- 冗漫・・・(答)
- 散漫=まとまりのないさま
- 蛇足=無駄なもの
- 漫然=ぼんやりとしていること
- 放漫=しまりがなく、いいかげんなこと
(24)ある方向へと動く勢い。成り行き。
- 筆勢=筆や文章の勢い
- 加勢=力を貸して協力すること
- 権勢=権力と勢力
- 大勢(たいせい)=物事の一般的な傾向やおおよその状況。世の中の成り行き
- 趨勢(すうせい)・・・(答)
(25)扱い方がぞんざいなこと
- 粗悪=質が悪いこと
- 粗漏=大雑把で手落ちがあること
- 粗製=作り方が粗雑なこと
- 粗野=荒々しくて洗練されていないこと
- 粗略・・・(答)
(26)物事を正しく判断する力
- 識見・・・(答)
- 強起=記憶力が優れていること
- 領袖=ある集団の長となる指導者
- 刮目=目をこすってよく見ること
- 気鋭=意気込みが鋭いこと
(27)細部まで念を入れて手落ちのないこと
- 克明・・・(答)
- 心服=心から尊敬して従うこと
- 進取=自ら進んでことをなすこと
- 激賞=大いに褒めること
- 流布=世の中に広まること
(28)あらすじ
- 精緻=とても細かいこと
- 梗概(こうがい)・・・(答)
- 跳梁(ちょうりょう)=悪人などがのさばること。はねまわること
- 安閑=安らかで静かなさま
- 高尚=学問や言行などの程度が高くて上品なこと
(29)役所などに勤めること
- 出仕・・・(答)
- 崇高=気高く尊いさま
- 私淑=密かに尊敬し、師とあおぐこと
- 履行=約束んされたことなどを実際に実行すること
- 射幸=偶然の利益や成功をあてにすること
(30)考えて実行すること
- 言外=言葉に出さない部分
- 落成=工事が完了して建築物などが出来上がること
- 画策・・・(答)
- 博覧=広く一般の人が見ること
- 慧眼=物事の本質を見抜く、優れた眼力
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いかがでしたか?
今回はSPIの言語(国語)で出題される語句の意味の練習問題をご紹介していきました。
語句の意味問題はどれだけ多くの単語を知っているかが勝負です。時間に余裕のある就活生・転職活動中の社会人はぜひ多くの語句の意味を暗記しておきましょう。
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。