SPIの非言語では平均世帯人数に関する問題が出題される場合があります。
しかし、平均世帯人数の求め方や計算方法があまり理解できていない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はSPIについて日本トップレベルに熟知するSPIマスターの私カズマが平均世帯人数とは何かについて解説した後、平均世帯人数の求め方や計算方法などについて解説していきます。
SPI以外のWEBテスト(玉手箱やCUBICなど)においても平均世帯人数に関する問題はよく出題されているので、就活生や転職活動中の社会人はこれを機に平均世帯人数の求め方をマスターしておきましょう。
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【SPI】平均世帯人数とは?求め方・計算方法
平均世帯人数とは何かについて解説する前に、まずは世帯と世帯人数とは何かについて解説します。
SPIやWEBテストにおける世帯とは簡単にいうと家であると理解しておけば問題ありません。
※世帯の厳密な意味・定義とは異なりますが、SPIやWEBテストを解く上ではあまり気にする必要はありません。
つまり、一世帯=1つの家ということになります。そして、世帯人数とはその世帯に住んでいる人数のことです。
例えば1つの世帯(家)に父・母・息子・娘の4人が住んでいれば世帯人数=4人ということになります。
そして、平均世帯人数とは1つの世帯に平均で何人の人が住んでいるか?を指しています。
例えば、世帯人数が4人、3人、5人の合計3つの世帯があったとしましょう。
このとき、世帯数=3、世帯人数=4+3+5=12[人]ですね。
つまり、1つの世帯に平均で12÷3=4[人]が住んでいることになるので、この場合の平均世帯人数=4人となります。
平均世帯人数=世帯人数の合計÷世帯数で計算することができます。
【SPI】平均世帯人数の例題
では、SPIではどんな平均世帯人数に関する問題が出題されるのでしょうか?
例題を1問解いてみましょう。
【例題】
以下の表は地域Aと地域Bにおける世帯人数を表したものである。このとき、以下の問に答えよ。
世帯人数 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
地域A | 9世帯 | 21世帯 | 27世帯 | 35世帯 | 8世帯 | 100世帯 |
地域B | 14世帯 | 15世帯 | 13世帯 | 6世帯 | 2世帯 | 50世帯 |
(1)地域Aにおける平均世帯人数を求めよ。
(2)以下の1〜3のうち、正しいものをすべて選びなさい。
- 地域Bにおける平均世帯人数は15人よりも多い
- 地域Aにおいては、3人以上の世帯が60%以上を占めている
- 地域Bにおいては、2人以下の世帯が50%以上を占めている
【解答&解説】
(1)まずは地域Aに住んでいる人の合計を算出しましょう。
- 世帯人数が1人の世帯が9世帯=1×9=9人
- 世帯人数が2人の世帯が21世帯=2×21=42人
- 世帯人数が3人の世帯が27世帯=3×27=81人
- 世帯人数が4人の世帯が35世帯=4×35=140人
- 世帯人数が5人の世帯が8世帯=5×8=40人
なので、合計=9+42+81+140+40=312[人]であることがわかります。
世帯数は全部で100世帯あるので、地域Aにおける平均世帯人数=312÷10=3.12[人]・・・(答)となります。
(2)まず1からですが、(1)と同様に考えて地域Bの平均世帯人数を求めてみましょう。
地域Bに住んでいる人の合計=1×14+2×15+3×13+4×6+5×2=14+30+39+24+10=117です。
世帯数は全部で100世帯なので、地域Bにおける平均世帯人数=117÷10=11.7[人]となり、15人よりも少ないことがわかります。よって、1は正しくないことがわかります。
続いて2ですが、地域Aにおいて3人以上の世帯が占める割合=(27+35+8)/100×100=70[%]です。
※割合の計算方法がわからない人はSPIの割合と比の解き方について解説した記事をご覧ください。
よって、2は正しいことがわかります。
最後の3ですが、地域Bにおいて2人以下の世帯が占める割合=(14+15)/50×100=58[%]です。
よって、3は正しいことがわかります。
以上より答えは2と3・・・(答)となります。
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【SPI】平均世帯人数はすべての受検方式で出題される!難易度は?
SPIにはWEBテスティング、テストセンター、インハウスCBT、ペーパーテストの4つの受検方式がありますが、平均世帯人数に関する問題は全ての受検方式の出題範囲に含まれています。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
そして、平均世帯人数に関する問題は先ほどご紹介した例題のように図表の読み取り形式で出題されるケースが大半です。
SPIでは図表の読み取り問題はほぼ100%出題されます。もちろん平均世帯人数に関すること以外の図表の読み取り問題も出題されますが、図表の読み取り問題自体はSPIの非言語(数学・計数)の中でも難易度は易しい方です。
※詳しくはSPIの図表の読み取りについて解説した記事をご覧ください。
なので、平均世帯人数に関する勉強・対策をするのは非常にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人は図表の読み取り問題と合わせてぜひ平均世帯人数の知識も頭に入れておきましょう。
※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
【SPI】平均世帯人数に関する練習問題
最後に平均世帯人数に関する練習問題をご用意しました。
上記でご紹介した平均世帯人数の求め方を頭に入れながらぜひ解いてみてください。
【練習問題】
以下の表はある地域における2000年と2020年の世帯人数を表したものである。このとき、以下の問に答えよ。
世帯人数 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2000年 | 14世帯 | 20世帯 | 7世帯 | 25世帯 | 66世帯 |
2020年 | 18世帯 | 7世帯 | 14世帯 | 30世帯 | 69世帯 |
(1)2000年、2020年における平均世帯人数はそれぞれ何人か求めよ。ただし、答えは小数点第2位を四捨五入すること。
(2)(1)をもとにして、2020年の平均世帯人数は2000年と比べて何%増加したか求めよ。ただし、答えは小数点第2位を四捨五入すること。
【解答&解説】
(1)平均世帯人数=世帯人数の合計÷世帯数でした。
よって、2000年の平均世帯人数=(1×14+2×20+3×7+4×25)/66=(14+40+21+100)/66=2.65・・・より、小数点第2位を四捨五入して2.6[人]・・・(答)となります。
2020年の平均世帯人数=(1×18+2×7+3×14+4×30)/69=(18+14+42+120)/69=2.81・・・となるので、小数点第2位を四捨五入して2.8[人]・・・(答)となります。
(2)平均世帯人数が2.6人から2.8人に増加しているので、(2.8-2.6)/2.6×100=7.69・・・より小数点第2位を四捨五入して7.7[%]・・・(答)となります。
※増加率の計算方法はSPIの非言語(数学・計数)の問題を解くにあたって必須の知識です。SPIの増加率の計算式について解説した記事もご用意しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
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いかがでしたか?
今回は平均世帯人数とは何かについて解説した後、平均世帯人数の求め方や計算方法、SPIで出題される問題などについて解説をしていきました。
平均世帯人数の計算はそこまで難しくないと思うので、SPIを受検予定の人はこれを機にぜひ覚えておきましょう。