SPIにはWEBテスティング、テストセンター、インハウスCBT、ペーパーテストという4つの受検方式がありますが、非言語(数学)においてすべての受検方式の出題範囲に含まれている分野の1つが図表の読み取りです。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
図表の読み取りは与えられた図や表に記載されている情報をもとにして用意された問に答える問題です。
難易度としては非言語(数学)の中でも易しい方なので、確実に得点に繋げたい分野の1つです。
そこで今回はSPIで出題される図表の読み取りの練習問題を10問用意しました。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひチャレンジしてみてください。
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【SPI】図表の読み取りの練習問題
※SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ参考にしてください。
では早速、練習問題を解いていきましょう。
※図表の読み取り問題がどんな問題か知らない人はまず「SPIの図表の読み取りは対策必須!必ず覚えておくべき知識をご紹介します」を読むことをおすすめします。
【練習問題1】
ある学校では5つの講座A〜Eが春学期と秋学期に開催された。表は各講座の受講人数をまとめたものである。このとき、春学期において、5つの講座の受講者合計に占めるAの参加者の割合を求めよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入すること。
A | B | C | D | E | |
---|---|---|---|---|---|
春学期 | 280人 | 290人 | 250人 | 310人 | 300人 |
秋学期 | 320人 | 300人 | 340人 | 285人 | 298人 |
【解答&解説】
まずは春学期における5つの講座の受講者合計を求めましょう。
280+290+250+310+300=1430[人]ですね。
よって280÷1430×100=19.58・・・となるので、小数点以下第2位を四捨五入して答えは19.6[%]・・・(答)となります
※割合の計算方法がわからない人はSPIの割合と比の解き方とコツについて解説した記事をご覧ください。
【練習問題2】
以下の表は4つの地域P〜Sにおける野菜類の作付面積の割合を示したものです。根菜類の作付面積が葉茎菜類を上回っている地域では、根菜類は葉茎菜類の何倍作付されているか求めよ。
P | Q | R | S | |
---|---|---|---|---|
合計面積 | 2000ha | 1800ha | 3200ha | 2500ha |
根菜類 | 20.0% | 18.6% | 40.0% | 10% |
葉茎菜類 | 40.0% | 62.8% | 25.0% | 30% |
果菜類 | 40.0% | 18.6% | 35.0% | 60% |
合計 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
【解答&解説】
根菜類の作付面積が葉茎菜類を上回っている地域はRだけであることがわかります。
よって答えは40÷25=1.6[倍]・・・(答)となります。
【練習問題3】
以下の表はある美術館の年間来場者数の5年ごとの推移を利用者区分別にまとめたものである。このとき、平成30年の中高生の来場者数は平成20年の何倍か求めよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入すること。
平成20年 | 平成25年 | 平成30年 | |
---|---|---|---|
大学生以上 | 76,000人 | 80,000人 | 87,500人 |
中高生 | 19,000人 | 32,000人 | 20,400人 |
小学生以下 | 25,000人 | 20,000人 | 18,300人 |
【解答&解説】
20,400÷19,000=1.07・・・となるので、小数点以下第2位を四捨五入して答えは1.1[倍]・・・(答)となります。
【練習問題4】
以下の表はあるレストランの3日間の売上と来店客数をまとめたものである。このとき、来店客1人あたりの売上額が大きい順に3日間を並べたものは以下の選択肢1〜6のうちどれか答えなさい。
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
---|---|---|---|
売上額 | 32万円 | 25万円 | 30万円 |
来店客数 | 78人 | 50人 | 48人 |
- 1日目、2日目、3日目
- 1日目、3日目、2日目
- 2日目、1日目、3日目
- 2日目、3日目、1日目
- 3日目、1日目、2日目
- 3日目、2日目、1日目
【解答&解説】
来店客1人あたりの売上額をそれぞれ求めていきます。
- 1日目=32万円÷78人≒0.41万円
- 2日目=25万円÷50人=0.5万円
- 3日目=30万円÷48人=0.625万円
となりますね。
よって大きい順に並べると3日目・2日目・1日目となるので、答えは6・・・(答)となります。
【練習問題5】
以下の表はA県・B県・C県の人口と人口100万人あたりの図書館の数をまとめたものである。このとき、A県にある図書館の数を求めよ。
人口 | 人口100万人あたりの図書館の数 | |
---|---|---|
A県 | 220万人 | 25 |
B県 | 388万人 | 20 |
C県 | 300万人 | 18 |
【解答&解説】
A県において、人口100万人あたりの図書館の数=25ということはもしA県の人口が100万人だったら図書館は25あるということです。
A県の実際の人口は220万人なので100万人の2.2倍ですね。よって図書館の数も25の2.2倍になります。
つまり、25×2.2=55・・・(答)となります。
【練習問題6】
以下の表はある学校で全校生徒に対してテスト期間3日間のうち学内の図書館を使用した日数を尋ねた結果である。このとき、1日も利用しなかった生徒のうち、1・2年生の占める割合は何%か求めよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入すること。
3日 | 2日 | 1日 | 0日 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
1年生 | 6人 | 12人 | 28人 | 274人 | 320人 |
2年生 | 8人 | 26人 | 20人 | 206人 | 260人 |
3年生 | 20人 | 18人 | 35人 | 207人 | 280人 |
【解答&解説】
1日も利用しなかった全生徒=274+206+207=687[人]ですね。
1日も利用しなかった1・2年生=274+206=480[人]です。
よって480÷687×100=69.86・・・となるので、答えは小数点以下第2位を四捨五入して69.9[%]・・・(答)となります。
【練習問題7】
以下の表は株式会社Aが分譲したマンションX、Yを対象に世帯人数を調べた結果をまとめたものである。このとき、マンションXの平均世帯人数はそれぞれ何人か求めよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入すること。
世帯人数 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
マンションX[世帯] | 3 | 21 | 25 | 32 | 8 | 89 |
マンションY[世帯] | 10 | 14 | 13 | 5 | 8 | 50 |
【解答&解説】
※平均世帯人数の意味がわからない人は「【SPI】平均世帯人数とは?求め方・計算方法を例題でわかりやすく解説」をご覧ください。
マンションXには全部で何人の人が住んでいるかを求めましょう。
1×3+2×21+3×25+4×32+5×8=3+42+75+128+40=363[人]となりますね。
世帯数=89なので、363÷89=4.07・・・となるので答えは小数点以下第2位を四捨五入して4.1[人]・・・(答)となります。
【練習問題8】
ある文化祭でP店・Q店・R店がフードとドリンクを販売した。以下の表は3店の客数と売上をまとめたものである。このとき、Q店の売上のうち、ドリンクの売上が占める割合は何%か求めよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入すること。
客数 | フード売上 | ドリンク売上 | |
---|---|---|---|
P店 | 275人 | 25万円 | 4万円 |
Q店 | 150人 | 16万円 | 5万円 |
R店 | 240人 | 18万円 | 6万円 |
【解答&解説】
Q店の売上=16万円+5万円=21万円ですね。ドリンクの売上は5万円なので、5÷21×100=23.80・・・となるので、小数点以下第2位を四捨五入して答えは23.8%・・・(答)となります。
【練習問題9】
以下の表は3種類の製品の売上を月別にまとめたものである。このとき、4月の売上の合計は4月・5月・6月の合計に対して何%を占めるか求めよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入すること。
4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|
製品A | 320万円 | 300万円 | 260万円 |
製品B | 150万円 | 100万円 | 130万円 |
製品C | 200万円 | 240万円 | 210万円 |
【解答&解説】
まずは各月の売上の合計を求めます。
- 4月=320+150+200=670[万円]
- 5月=300+100+240=640[万円]
- 6月=260+130+210=600[万円]
ですね。よって、3ヶ月の売上の合計=670+640+600=1910[万円]です。
したがって、670÷1910×100=35.07・・・となるので、小数点以下第2位を四捨五入して答えは35.1%・・・(答)となります。
【練習問題10】
ある遊園地では夏休み期間の来場者数を毎年調査している。以下の表はここ3年間の来場者数を分類別に表したものである。このとき、2022年の来場者数に占める大人の割合は何%か求めよ。ただし、答えは小数点以下第2位を四捨五入すること。
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|
大人 | 5,800人 | 6,421人 | |
中高生 | 8,341人 | 8,540人 | 8,831人 |
小学生以下 | 9,343人 | 9,532人 | 10,320人 |
合計 | 23,484人 | 24,392人 | 25,572人 |
【解答&解説】
まずは空欄になっている2022年の大人の来場者数を求めましょう。
24392-(8540+9532)=6320[人]ですね。
よって、6320÷24392×100=25.91・・・となるので、小数点以下第2位を四捨五入して答えは26.0[%]・・・(答)となります。
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いかがでしたでしょうか?
今回はSPIの非言語(数学)で出題される図表の読み取りの練習問題を10問ご紹介しました。
図表の読み取りは出題頻度が高い割には難易度は低いので、しっかりと対策して得点できるようにしておきましょう。