適性検査(WEBテスト)の1つであるSPIの非言語では500gの小麦粉問題が出題されるケースがあります。
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
500gの小麦粉問題の難易度はかなり低めなので、必ず正解しておきたいところです。
本記事ではSPIの受検回数=100回超・日本で1番SPIについて熟知しているSPIマスターの私カズマが、500gの小麦粉問題について例題でわかりやすく解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
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【SPI】500gの小麦粉問題とは?例題と解き方
SPIの非言語で出題される500gの小麦粉問題は推論問題の1つです。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
推論はSPIの問題の中で最も難易度が高いと言われていますが、500gの小麦粉問題はかなり易しい問題です。
※「SPIの難問(難しい問題)はどんな問題?分野と例題をご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
では、例題と解き方を見てみましょう。
【例題】
以下について、ア・イの情報のうち、どれがあれば[問い]の答えがわかるかを考え、選択肢1〜5の中から正しいものを1つ選び、答えなさい。
500gの小麦粉を3つの袋A、B、Cに分けて入れた。
[問い]最も重い袋はどれか。
ア:AはBよりも260g重い。
イ:AはCの6倍の重さである。
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
【解答&解説】
まずアだけで[問い]の答えがわかるか確認していきます。
AがBよりも260g重いという情報から、Aは260g以上であることがわかります。
また、Cは必ず500-260=240[g]未満になることがわかります。
よって、アだけでAが最も重い袋であることがわかります。
例えば、B=1gのとき、A=261gです。よって、C=500-(261+1)=238[g]です。
したがって、正解は1・・・(答)です。
念のためイも確認しておきます。
AはCの6倍の重さであるという情報だけでは、(A、B、C)=(6g、493g、1g)、(300g、150g、50g)など無数にパターンが作れてしまい、どの袋が最も重いかは特定できません。
※「SPIの推論とは?すべてがわかる!時間足りない・苦手な人向けの対策方法も解説」という記事もぜひ参考にしてください。
【SPI】500gの小麦粉問題のポイント
以上で500gの小麦粉問題をご紹介しましたが、解き方のポイントとしては自分で数字をあてはめてみることです。
「AはBよりも260g重い」という条件から、もしBが1gだったらAは1+260=261[g]になります。
この時点でA+B=262[g]となるので、全体の500gの半分以上を占めていることがわかり、一番重いのはAであることが確定します。
自分で数字をあてはめるときのコツは、なるべく極端な数字をあてはめてみることです。
上記ではB=1gと仮定しました。極端な数字をあてはめることで、答えを推測しやすくなります。
SPIを受検予定の人はテクニックの1つとして覚えておきましょう。
練習問題
最後に、500gの小麦粉問題と似ている練習問題をご用意しました。
※SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ合わせてご覧ください。
制限時間=1問あたり1分30秒を目安に解いてみましょう。
【練習問題】
以下について、ア・イの情報のうち、どれがあれば[問い]の答えがわかるかを考え、選択肢1〜5の中から正しいものを1つ選び、答えなさい。
(1)P、Q、R、Sの4つのチームが野球の総あたり方式で試合をした。ただし、試合に引き分けはなかったものとする。
[問い]勝ち数が最も多いのはどのチームか。
ア:全勝したチームがある。
イ:QはPに負けたが、RとSには勝った。
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
(2)X、Y、Zは1から7までの整数のいずれかで、X>Y>Zである。
[問い]Yの値はいくつか。
ア:X=Y+3
イ:Z=Y-3
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
【解答&解説】
(1)アかイの片方だけで、勝ち数が最も多いチームが決まるかを考えます。
ア:勝ち数が最も多いのは全勝したチームとわかりますが、どのチームかは不明です。
イ:Qは2勝1敗とわかりますが、もっと勝ち数が多いチームがいるか不明です。
※Pだけが全勝かもしれないし、全勝はなしで2勝1敗したチームが複数いるかもしれない。
アとイを組み合わせると、Pが全勝とわかります(イにより、負けた試合のあるQ、R、Sを除くと全勝の可能性があるのはPだけです)
よって、正解は3・・・(答)となります。
(2)X>Y>Zなので、Yは2〜6です。アかイの片方の条件だけでYの値が決まるかを考えます。
ア:Yは2、3、4のいずれかです。よって、Yの値は1つに決まりません。
イ:Yは4、5、6のいずれかです。よって、Yの値は1つに決まりません。
アとイを組み合わせると、両方にあてはまるのはY=4のみです。このとき、X=7、Z=1です。
よって、正解は3・・・(答)です。
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今回はSPIの非言語で出題される500gの小麦粉問題について解説していきました。
500gの小麦粉問題は簡単ですが、推論問題は難しい問題が多いので、必ず対策をしておきましょう。