SPIでフローチャートの問題は出る?100回以上受検した筆者が解説

SPIでフローチャートの問題は出る?100回以上受検した筆者が解説のアイキャッチ画像

SPIの非言語(数学)ではフローチャートの問題が出るという噂もありますが、本当なのでしょうか?

SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

後ほど詳しく解説しますが、SPIでフローチャートの問題は出ません。

本記事ではフローチャートとは何かについて解説した後、SPIとフローチャートの問題の関係について例題を使いながら徹底解説していきます。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までお読みください。

ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

記事内バナー

フローチャートとは?図解でわかりやすく解説

まずはフローチャートとは何かについて解説しておきます。

フローチャートは流れ図とも呼ばれており、業務プロセスの各ステップやアルゴリズムなどの流れを長方形・ひし形・楕円形などの記号で表し、流れの方向をそれらの箱の間の矢印で示した図です。

フローチャートの一例は以下の通りです。

フローチャートの一例

フローチャートで使われる基本的な記号は以下の3つです。

フローチャートで使われる基本的な記号

端子は作業の始まりと終わりに使います。

処理は計算や数値の代入などを行います。

判断は「はい・いいえ」「YES・NO」や大小などの比較を行って分岐をします。

フローチャートの問題例は以下です。

【例題】

あるルールを決定するにあたり、P班とQ班両方の承認が必要となる。P班では60%以上の賛成、Q班では50%以上の賛成で承認となる。これを以下のようなフローチャートで表現したとき、Xに入る条件として正しいものはどれか。選択肢1〜3の中から1つ選びなさい。

フローチャートの例題
  1. Qの反対>50%
  2. Qの反対≧50%
  3. Qの賛成≧50%

【解答&解説】

Xの上の判断ボックス「Pの賛成≧60%」に合わせて「Qの賛成≧50%」を選ぶと間違いです。

分岐はNOの先が「成立」になっています。なので、反対者が50%を超えないように「Qの反対>50%」である1・・・(答)を選ぶのが正解です。

SPIでフローチャートの問題は出ない

冒頭でも解説しましたが、SPIでフローチャートの問題は出ません。

本記事の筆者はSPIを過去100回以上も受検しているSPIマスターですが、近年フローチャートの問題が出題されたことはありません。

現在、企業が導入しているSPIはSPI3と言われており、SPIのバージョン=3を意味しています。

※詳しくは「SPI3とは?問題例や問題集・対策法は?SPI3-Gとは?すべてがわかる!」をご覧ください。

初期の頃のSPIやSPI2(バージョン=2)の時代ではフローチャートの問題が出題されていたようですが、SPI3でフローチャートの問題が出題されることはありません。

なので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はフローチャートの勉強・対策に時間を使わないようにしましょう。

※SPIの対策本・問題集の中にはフローチャートの問題が掲載されているものもあります。ご注意ください。

※「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」もぜひ合わせてご覧ください。

【SPI】フローチャートの練習問題

最後にフローチャートの練習問題をご用意しました。

SPIで出題されることは絶対にありませんが、興味のある人はぜひ解いてみてください。

【練習問題1】

A店とB店を持つオーナーが新しい店舗を出店しようとしている。これについて、以下のようなフローチャートを作成した。以下のフローチャートからいえる正しい事柄はどれか。すべて選びなさい。

フローチャートの練習問題1
  1. A店、B店ともに利益が出なければ出店しない。
  2. A店、B店ともに損失がなければ出店する。
  3. B店に利益が出ていなくても出店する可能性がある。

【解答&解説】

不等号の向きに注意します。

「A店の利益>0」より、A店は利益が出ていなければなりません。

B店は「B店の利益<0」なので、利益がマイナスでなければ出店可能です。

なので、B店の利益が0でも出店の可能性はあります。よって、答えは3・・・(答)となります。

【練習問題2】

以下のようなフローチャートを作成した。Xに100を代入したとき、Zの値を求めよ。

フローチャートの練習問題2

【解答&解説】

「A=X-6」にX=100を代入すると、A=94になります。

A=94は「A<6」でNOになるので、再び開始直後の処理ボックスに戻ってXに94を代入します。

つまり、A=94-6=88となります。A<6になるまで以上を繰り返すことになります。

これは100を6で割ったあまりを求めていることと同じなので、100÷6=16あまり4より、最終的にZ=A=4・・・(答)になったところで作業は終了します。

記事内バナー

今回はSPIとフローチャートの関係について解説していきました。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はSPIの出題範囲を事前にしっかりと確認してからSPIの勉強・対策をするようにしましょう。

正方形バナー
スマホバナー