SPIの性格検査では「どちらかといえば」という選択肢が用意されているケースがあります。
就活界隈では特にこの「どちらかといえば」を選びすぎるのは良くないという噂がありますが、それは本当なのでしょうか?
今回はSPIを今までに100回以上も受検し、日本一SPIに詳しい自信のあるSPIマスターの私カズマがSPIの性格検査で「どちらかといえば」を選ぶリスクについて解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。
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SPIの性格検査で出題される「どちらかといえば」の例
SPIでは受検者の基礎学力を図る能力検査だけでなく、受検者の性格の特徴からどんな仕事・どんな企業風土に向いているのかなどを診断する性格検査も用意されています。
※性格検査の詳細を知りたい人は「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」をご覧ください。
SPIの性格検査では約300問の質問(問題)が用意されており、第1部〜第3部の3部構成になっています。
各部の詳細は以下の通りです。すべての部において「どちらかといえば〇〇」という選択肢が用意されています。
- 第1部=AとBの2つの質問に対して「Aに近い」「どちらかといえばAに近い」「どちらかといえばBに近い」「Bに近い」の4段階で回答
- 第2部=1つの質問に対し、「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」「どちらかといえばあてはまらない」「あてはまらない」の4段階で回答
- 第3部=第1部と同じ
以上の3部それぞれについて、具体的な例題をご紹介します。
第1部・第3部の例題
以下(1)〜(3)の質問は、あなたの日常の行動や考え方にどの程度あてはまりますか。最も近い選択肢を1〜4の中から1つ選びなさい。
- Aに近い
- どちらかといえばAに近い
- どちらかといえばBに近い
- Bに近い
(1)A:地道にやっていくほうだ、B:上昇志向が強いほうだ
(2)A:時には後ろを振り返ってみることも大切だ、B:後ろを振り返るより前を向いて進むほうがいい
(3)A:自分に対する人の善意を疑わない、B:自分に対する人の善意には裏がある
第2部の例題
以下(1)〜(3)の質問は、あなたの日常の行動や考え方にどの程度あてはまりますか。最も近い選択肢を1〜4の中から1つ選びなさい。
- あてはまる
- どちらかといえばあてはまる
- どちらかといえばあてはまらない
- あてはまらない
(1)集団行動が得意ではない
(2)誘うより誘われて人と会うときが多い
(3)他人にどう思われているかをよく気にする
性格検査なので、もちろん正解があるわけではありません。
自分の直感に従ってスピーディーに回答することを心がけましょう。
自分を取り繕って嘘の回答をしてしまうと、回答内容に矛盾が多くなり、取り繕っていることが企業の担当者にバレてしまうのでご注意ください。
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SPIの性格検査で「どちらかといえば」を選ぶリスク
就活界隈ではSPIの性格検査で「どちらかといえば」を選ぶのはあまり良くないという噂がありますが、これは本当です。
性格検査は企業目線で言うと、受検者の性格や思考性を測定することが目的です。
SPIの性格検査で「どちらかといえば」をたくさん回答してしまうと、無難な回答ばかりが並んだ特徴のない人物像になる可能性が高いです。
こうなってしまうと、企業からは自己分析がしっかりできていないと判断される可能性も高くなります。
もちろん、多少は「どちらかといえば」の回答を選んでも全く問題はありませんが、「どちらかといえば」の回答があまりにも多くなってしまうのは避けた方が良いでしょう。
事前にしっかりと自己分析ができていれば「どちらかといえば」の回答が極端に多くなってしまうことは基本的にはありません。
SPI受検者は能力検査の勉強・対策だけでなく、自己分析にもしっかりと時間を使いましょう。
SPIの性格検査では「どちらでもない」という選択肢はない
ちなみにですが、SPIの性格検査では「どちらでもない」という選択肢はないのでご注意ください。
ネットではSPIの性格検査で「どちらでもない」という選択肢が用意されているという記載もありますが、完全な誤情報なのでご注意ください。
SPIの性格検査で用意されている選択肢は先ほどもご紹介した通り、
- Aに近い
- どちらかといえばAに近い
- どちらかといえばBに近い
- Bに近い
または
- あてはまる
- どちらかといえばあてはまる
- どちらかといえばあてはまらない
- あてはまらない
です。性格検査の本番で「どちらでもない」が用意されていなかったからといって、焦ることのないようにしましょう。
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今回はSPIの性格検査で「どちらかといえば」を選ぶリスクについて解説していきました。
SPIの性格検査を受検する前に、しっかりと自己分析を行いましょう。
自己分析を行い、正直に回答した結果「どちらかといえば」を何問か選択してしまうのは問題ありません。