SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人の中にはSPIが苦手・苦手すぎるという人も多いのではないでしょうか?
以前に本サイトで、SPIは難しいと思うか?についてアンケートをとったところ、約7割もの人がSPIは難しいまたは難しすぎると感じていることがわかりました。
※詳しくは「SPIは難しい?難しすぎる?難易度(レベル)を言語と非言語別に徹底解説してみた」をご覧ください。
なので、SPIが苦手なことはいたって普通のことであると言えます。
そこで今回はSPIが苦手・苦手すぎるという人がやるべきことについて、SPIを今までに100回以上も受検したSPIマスターの私カズマが徹底解説していきます。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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SPIが苦手・苦手すぎるかをチェックする方法
SPIをすでに何回か受検したことのある人は自分がSPIが苦手・苦手すぎるかの判断はついていると思いますが、SPIをまだ受検したことがない人はその判断がまだついていない人が多いかと思います。
なので、まずは自分がSPIが苦手かどうかを知るところから始めましょう。
判断の方法ですが、以下で用意している言語・非言語の問題を制限時間内に解いてみてください。
※SPIにおいて言語=国語、非言語=数学のことです。
言語(国語)
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
※問題数は全部で5問です。各問題につき制限時間=1分とします。1分以内に解けなかった場合は1分の延長が可能とします。
(1)以下5つの熟語の成り立ち方として適したものを選択肢1〜4の中からそれぞれ1つ選びなさい。
- 降伏
- 超越
- 悲劇
- 必至
- 長短
- 似た意味をもつ漢字を重ねる
- 反対の意味をもつ漢字を重ねる
- 前の漢字が後の漢字を修飾する
- 1〜3のどれにもあてはまらない
(2)以下3つの文を完成させるために、A〜Eの中から最もつながりのよいものを1つずつ選びなさい。ただし、同じ選択肢を重複して使うことはできないものとする。
- 生物模倣とは生物が持つ機能や構造などを見習い、[ ]
- 人力飛行機は鳥の翼から着想を得ており、[ ]
- 電子顕微鏡が普及したことによって生物を細部まで分析できるようになり、[ ]
A:新しい技術の開発や発明に生かすことである。
B:化学や医学など多くの分野で応用されている。
C:近年では蚊の吸血針から着想を得た、痛くない注射針の例がある。
D:生物模倣の技術レベルはかなり高いレベルに達した。
E :生物模倣は1950年代後半に提唱された「バイオミメティクス」の訳語である。
(3)以下のア〜エに選択肢1〜4の語句を入れて文章を完成させるとき、ア〜エには何が入るかそれぞれ答えよ。
江戸ばかりでなく[ア][イ][ウ][エ]といわれている。
- 室町時代末期から江戸時代初期までの
- 日本の主な都市は
- 計画的に建設されている
- 短期間に城下町として
(4)以下の文中のア〜ウに入れるのに最適な語を1〜3の中から1つずつ選びなさい。ただし、それぞれの語は1回しか使えないものとする。
エコロジカル・フットプリントという人間の生活が環境に及ぼす負荷を土地面積で表現する方法では、食料を生産する土地や二酸化炭素を吸収する森林などの面積を足し合わせて算出する。食料や資源を[ ア ]して[ イ ]した場合は、その食料の生産に要した[ ウ ]も加算しなければならない。
- 面積
- 輸入
- 消費
(5)以下の文中の空欄に入れる語句として最も適当なものを選択肢1〜4の中から1つ選びなさい。
われわれは「死」に向かって歩いてゆくとか、われわれはつねにすでに「死」に直面しているとか、「死」はわれわれを突然襲うとか…こうした言い回しの底には、物体の運動のようなものとして時間を考える残滓がくすぶっている。こうしたマヤカシから抜け出るには「過去はどこへも行かない」ように[ ]ことをごまかさずしっかり見据えることが必要なのです。
出典:中島義道『「時間」を哲学する – 過去はどこへ行ったのか』
- 未来はどこからも来ない
- 未来はどこから来るかわからない
- 未来はどこにも行かない
- 未来はどこからでも来る
【解答&解説】
(1)降伏=1(降ると伏すより、どちらも相手に屈服するという意味)
超越=1(超える+越すなので、どちらも似たような意味)
悲劇=3(「悲しい劇」と読むことができるため)
必至=3(「必ず至る」と読むことができるため)
長短=2(長いと短いは反対の意味のため)
(2)1=A、2=C、3=D
(3)答えはア=2、イ=1、ウ=4、エ=3です。
(4)答えはア=2、イ=3、ウ=1です。
ウは前に「面積を足し合わせて算出する」という記述があるので答えは「面積」であるとわかります。
残りのア・イに関しては「輸入して消費」が自然な文章の流れであることがわかります。
(5)答えは1です。まず、文章から判断して筆者は「死」に対して否定的な考えを持っていることがわかります。
そして、文中に「死」は未来に起こる出来事の1つとして描かれているので、「死」=未来であると考えて問題なさそうです。
また、文中に「残滓(ざんし)」という言葉が登場していますが、これは残りかすという意味です。
つまり、時間の流れの中で未来を過去の延長として考えるのは間違いであると述べられています。
よって答えは1の「未来はどこからも来ない」となります。
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非言語(数学)
※問題数は全部で5問です。各問題につき制限時間=1分とします。1分以内に解けなかった場合は1分の延長が可能とします。
(1)昨年、あるサークルのメンバーは男性50人、女性35人だった。今年はメンバーが20人増加し、女性メンバーの割合が全体の40%になった。今年増えた女性メンバーは今年増えたメンバー全体の何%か求めよ。
(2)1個あたりの原価が400円の商品を150個仕入れ、原価の2割5分の利益を見込んで定価をつけたが、80個しか売れなかった。そこで、残りは定価の1割引にして販売したところ、すべての商品が売れた。このときの利益は全部でいくらか求めよ。
(3)家から4.2km離れた駅まで、はじめは4.5km/時で歩いたが、途中から10km/時で走ったので、合計で34分かかった。このとき、歩いていた時間は何分か求めよ。
(4)P1人では8日間、Q1人では12日間かかる仕事がある。この仕事をPとQの2人で3日間行い、残りをQが1人で行った。この仕事を完了させるまでに合計で何日かかったか求めよ。
(5)現在のAさんの年齢は32歳で、その子供の年齢は5歳である。Aさんの年齢が子供の年齢の2倍になるのは今から何年後か求めよ。
【解答&解説】
(1)今年はメンバーが20人増加したとのことなので、今年のメンバー数=50+35+20=105[人]であることがわかります。
この105人のうち、40%が女性とのことなので、女性=105×40%=105×0.4=42[人]であることがわかります。
つまり、女性は昨年から今年にかけて42-35=7[人]増えたことがわかります。
よって答えは7÷20×100=35[%]・・・(答)となります。
以上は割合と比に関する問題となります。SPIの割合と比の解き方とコツについて解説した記事もぜひ参考にしてください。
(2)利益=原価400円の2割5分=400×0.25=100[円]であることがわかります。
※このときの定価=400+100=500[円]です。
これが80個売れたので、利益=100×80=8000[円]です。
そして、定価の1割引にしたとあるので、このときの定価=500×0.9=450[円]です。
つまり、利益=450-400=50[円]です。
これが70個(150-80より)売れたので、利益=50×70=3500[円]です。
よって、すべての利益=8000+3500=11500[円]・・・(答)となります。
以上は損益算に関する問題となります。「SPIの損益算とは?コツと暗記必須の用語4つをわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
(3)34分=34/60[時間]=17/30[時間]ですね。
ここで、歩いていた時間をa時間とすると、走っていた時間は(17/30 – a)時間となりますね。
すると、4.5a+10(17/30 – a)=4.2という方程式を立てることができ、これを解くとa=4/15[時間]が求まります。
4/15[時間]=16[分]なので、答えは16[分]・・・(答)となります。
以上は速度算に関する問題となります。SPIの速度算・速さの計算の解き方とコツについて解説した記事もぜひ参考にしてください。
(4)8、12、20(8+12より)の3つの数の最小公倍数は120なので、全体の仕事量を120とおいてみましょう。
すると、1日でできる仕事の量は
- P1人の場合、120÷8=15
- Q1人の場合、120÷12=10
であることがわかります。
今回はまず、PとQの2人が3日間行ったので、その3日でできた仕事の量=(15+10)×3=75ですね。
すると、残りの仕事量=120-75=45です。これをQ1人で行うと、45÷10=4.5[日]かかることがわかります。
よって合計で3+4.5=7.5[日]・・・(答)かかったことがわかります。
以上は仕事算に関する問題となります。SPIの仕事算の解き方について詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
(5)今からa年後にAさんの年齢が子供の年齢の2倍になるとしましょう。
すると、a年後のAさんの年齢=32+a[歳]、子供の年齢=5+a[歳]となりますね。
よって、32+a=2(5+a)という方程式が立てられます。
式を整理すると、32+a=10+2aよりa=22となるので答えは22[年後]・・・(答)となります。
以上は年齢算に関する問題です。SPIの年齢算の解き方のコツについて解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
SPIが苦手・苦手すぎると感じた人がやるべきこと
以上で言語と非言語の問題をご紹介しましたが、手応えはいかがでしたでしょうか?
すべて本番のSPIで出題されるレベルの問題ですので、全く歯が立たなかった人は本番までにしっかりとSPIの勉強・対策を行いましょう。
今回は言語=小問で全13問、非言語=5問をご紹介しましたが、制限時間(各問最大2分)以内に言語の正解数=7問以下、非言語の正解数=2問以下だった人はSPIが苦手・苦手すぎるという認識を持っておいた方が良いでしょう。
※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
それに該当した人は以下をチェックしてみてください。
- 制限時間=無制限の場合、正解することができるか?
- 制限時間=無制限でも正解できない場合、解答&解説の内容が理解できるか?
以下からは1ができない場合・2ができない場合別にやるべきことをご紹介していきます。
1:制限時間=無制限でも問題が解けない場合
制限時間が無制限であれば正解することができる人は単に問題を解くスピードが速くないだけなので、スピードを上げる練習をするしかありません。
SPIでは1問につき1分程度の回答スピードが目安となります。
スピードを上げるためにはSPIの問題集などを購入し、時間をしっかりと測った上でひたすら問題数をこなすしかありません。
※SPIのおすすめ問題集・参考書をご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
逆に、制限時間=無制限でも問題が解けない場合はまず、問題文の意味が理解できているかを確認してください。
問題文の意味がわかるのであれば、単に解き方がわからないということになりますので、解答&解説をしっかりと読んでみて理解できるかを確認してください。
2:解答&解説を読んでも理解できない場合
解答&解説を読んで理解できる場合は、問題の解き方・解法を自分で導くことに苦戦している状況です。
解答&解説を読んでも理解できない場合は正直なことを申し上げますと、SPIの問題を解くには非常に厳しい状況であると言えます。
どちらの状況にせよ、やるべきことはSPIで出題頻度が高いかつ難易度が低い分野に絞って、そこで必要な知識・テクニックを習得することです。
SPIがどうしても苦手・苦手すぎる人が短期間で点数を上げるにはこの方法しかありません。
※SPIが全く解けない・できない人が短期間で点数アップする方法について解説した記事もぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
いかがでしたか?
今回は自分がSPIが苦手・苦手すぎるかどうかを確認できる問題をご紹介した後、SPIが苦手な人がやるべきことについて解説していきました。
SPIは多くの企業が選考フローに導入しているので、就活生や転職活動中の社会人はなるべく早いうちから勉強・対策をしておきましょう。