SPIの熟語の成り立ちを例題で解説!一覧と練習問題50問付き

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SPIの言語(国語)では熟語の成り立ちという問題が出題されますが、一部の受検方式でしか出題されないため、すべての人が勉強・対策必須ではありませんのでご注意ください(後ほど解説します)

SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。

SPIで出題される熟語の成り立ち問題は言語の問題の中でもかなり簡単な方なので、ぜひ得点につなげたいところです。

今回はSPIについて日本トップレベルに熟知しているSPIマスターである私カズマがSPIの熟語の成り立ち問題とはどんな問題なのかについて例題で解説した後、得点につなげるために必ず覚えておくべきことなどをご紹介していきます。

最後には練習問題50問もご用意しているので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。

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【SPI】熟語の成り立ちの例題と解き方のコツ

まずはSPIで出題される熟語の成り立ち問題とはどんな問題なのか?について例題で解説していきます。

※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題】

以下の熟語の成り立ち方として適したものを選択肢1〜4の中から1つ選べ。

  • 国立
  • 登山
  1. 主語と述語の関係にある
  2. 動詞の後に目的語をおく
  3. 似た意味をもつ漢字を重ねる
  4. 1〜3のどれにもあてはまらない

【解答&解説】

「国立」は「国が立てた」と読めるので1の「主語と述語の関係にある」が答えとなります。

「登山」は「山を登る」と読めるので2の「動詞の後に目的語をおく」が答えとなります。

熟語の成り立ち問題の解き方のコツは与えられた熟語を文章に変換してみることです。

上記の例題では「国立」は「国が立てた」と変換し、「登山」は「山を登る」と変換しました。

すると、選択肢1〜4のうちどれが該当するかがわかりやすくなります。

SPIの熟語の成り立ちで必ず覚えておくべきこと

熟語の成り立ちでは全部で以下6つの選択肢があります。

  1. 主語と述語の関係にある
  2. 動詞の後に目的語をおく
  3. 前の漢字が後の漢字を修飾する
  4. 似た意味をもつ漢字を重ねる
  5. 反対の意味をもつ漢字を重ねる
  6. どれにもあてはまらない

実際の問題では上記6つの中から4つが選択肢になります。

SPIを受検予定の人は、まずは上記1〜5の選択肢をすべて頭に入れてから本番に臨むようにしてください。

SPIの熟語の成り立ち問題は1問につき10秒以内で回答するのが理想です。

試験が開始され、上記1〜5の選択肢を理解してから問題を解くのは絶対にやめましょう。そのようなことをしていては確実に時間ロスが発生し、1問10秒以内に回答することができなくなってしまいます。

SPIは問題を解くスピードがかなり要求されるWEBテストです。できるだけ問題をスピーディーに解くためにも、熟語の成り立ちで出題される選択肢をあらかじめ頭に入れておくことは非常に重要です。

※「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」もぜひ合わせてご覧ください。

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【SPI】熟語の成り立ちが出題される受検方式は?

SPIではWEBテスティング、テストセンター、インハウスCBT、ペーパーテストの4つの受検方式がありますが、熟語の成り立ちが出題されるのはWEBテスティングとインハウスCBTのみです。

SPIのWEBテスティングを完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

よって、テストセンターもしくはペーパーテスト型のSPIを受検予定の人は熟語の成り立ちの勉強・対策は不要となりますのでご注意ください。

SPIのペーパーテストを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。

熟語の成り立ちが出題されるWEBテスティングとインハウスCBTでは一番最初の問題で熟語の成り立ちが登場します。

熟語の成り立ちはSPIの言語(国語)の中で最も難易度が低い問題なので、必ず得点につなげたいところです。

※「SPIは難しい?難しすぎる?難易度(レベル)を言語と非言語別に解説!苦手・苦手すぎる人がやるべきことは?」もぜひ参考にしてください。

先ほども解説した通り、熟語の成り立ちで出題される選択肢の意味を事前にしっかりと頭にれた上で本番の問題を解くようにしましょう。

ちなみにですが、テストセンターとペーパーテスト型のSPIでは熟語の成り立ち問題が出題されない代わりに語句の意味問題が出題されます。

※「【SPI】語句の意味の練習問題30問と頻出一覧100個!難しい単語もあるので要注意」もぜひ参考にしてください。

【SPI】熟語の成り立ちの一覧

最後に、SPIの熟語の成り立ち問題で出題される可能性が高い熟語を一覧にしました。

選択肢ごとにまとめているので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひチェックしておきましょう。

主語と述語の関係にある

人為、腹痛、天授、民営、官営、円高、円安、官製、日照、県立、国立、私立、市立、日没、地震、神授、人造、頭痛、都立、年少、年長、雷鳴、骨折

動詞の後に目的語をおく

握手、越冬、読書、在宅、閲兵、徹夜、懐疑、脱帽、登校、開門、避難、渡米、加熱、造幣、忍苦、観劇、潜水、求人、享楽、止血、修業、殉難、叙勲、除湿、洗顔、遭難、閉店

前の漢字が後の漢字を修飾する

暗示、屋外、辛勝、直角、屋内、微笑、温泉、併記、概観、頻発、仮定、廉価、過程、奇遇、机上、既成、貴賓、急逝、強風、曲線、虚像、深紅、偶発、鶏卵、新年、傑作、再会、猛獣、厳封、上空、後退、酪農、黒板、互譲、最悪、最高、実施、俊足、上流、直線、洋画、予知、和食

似た意味をもつ漢字を重ねる

隠蔽、柔軟、永久、恩恵、絵画、装飾、隔離、河川、崩壊、岩石、誤謬、陥没、緩慢、寒冷、奇怪、変換、犠牲、基礎、豊富、温暖、脅威、携帯、増加、堅固、減少、行進、幸福、娯楽、錯誤、山岳、思考、邪悪、赦免、出発、安穏、辛苦、辛酸、学習、選択、潜伏、隠匿、恥辱、超越、彫刻、墜落、停止、媒介、悲哀、比較、扶助、返還、妨害、幼稚、漏洩、老衰

反対の意味をもつ漢字を重ねる

因果、往復、強弱、呼応、虚実、首尾、真偽、開閉、緩急、乾湿、高低、出没、寒暖、吉凶、起伏、親疎、粗密、栄枯、及落、去就、左右、屈伸、苦楽、好悪、功罪、縦横、衆寡、授受、上下、送迎、損得、諾否、男女、抑揚、哀歓

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【SPI】熟語の成り立ちの練習問題50問

最後に、熟語の成り立ちの練習問題を50問ご用意しました。

SPIを受検予定の人はぜひ解いてみてください。

SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ参考にしてください。

【練習問題】

(1)〜(50)の熟語の成り立ち方として適したものを以下の選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。

  1. 主語と述語の関係にある
  2. 動詞の後に目的語をおく
  3. 前の漢字が後の漢字を修飾する
  4. 似た意味をもつ漢字を重ねる
  5. 反対の意味をもつ漢字を重ねる

(1)模造

(2)延命

(3)滅亡

(4)壮観

(5)当落

(6)憶測

(7)喫茶

(8)金庫

(9)存在

(10)氷解

(11)断念

(12)議題

(13)逸脱

(14)遅刻

(15)賞罰

(16)犠牲

(17)人為

(18)災禍

(19)納税

(20)添削

(21)降伏

(22)超越

(23)必至

(24)悲劇

(25)長短

(26)脱帽

(27)除湿

(28)真偽

(29)国立

(30)廉価

(31)永久

(32)損得

(33)基礎

(34)渡米

(35)年長

(36)修行

(37)温暖

(38)粗密

(39)微笑

(40)閉店

(41)柔軟

(42)虚実

(43)洋画

(44)行進

(45)在宅

(46)雷鳴

(47)脅威

(48)屈伸

(49)日没

(50)温泉

【解答&解説】

(1)「模造」は「模倣して造る」と読むことができるので、答えは3です。

(2)「延命」は「命を延ばす」と読むことができるので、答えは2です。

(3)「滅亡」ですが、「滅ぶ」と「亡くなる」の組み合わせなので、答えは4となります。

(4)「壮観」は「壮大な観点」と読むことができるので、答えは3です。

(5)「当落」は「当たる」と「落ちる」の組み合わせで反対の意味を示しているので、答えは5となります。

(6)「憶測」は「憶」も「測」もともに「推しはかる」という意味があるので答えは4です。

(7)「喫茶」は「茶を満喫する」と読めるので答えは2となります。

(8)「金庫」は「お金の倉庫」と読めるので答えは3となります。

(9)「存在」は同じ意味を持つ漢字を組み合わせてできているので、答えは4となります。

(10)「氷解」は「氷が解ける」と読めるので答えは1となります。

(11)「断念」は「念を断つ」と読めるので答えは2となります。

(12)「議題」は「議論するためのお題」と読むことができるので答えは3となります。

(13)「逸脱」は「逸する」と「脱する」の組み合わせでどちらも同じ意味なので、答えは4となります。

(14)「遅刻」は「遅い時刻」と読めるので答えは3となります。

(15)「賞罰」は「賞」と「罰」という反対の意味を持つ漢字の組み合わせなので答えは5となります。

(16)「犠牲」はどちらも「生贄(いけにえ)」という意味を表しているので答えは4となります。

(17)「人為」は「人が為す」と読めるので答えは1となります。

(18)「災禍」はどちらも「災い」という意味を表しているので、答えは4です。

(19)「納税」は「税金を納める」と読めるので答えは2となります。

(20)「添削」は「添える」と「削る」の組み合わせなので答えは5となります。

(21)「降伏」は「降る(くだる)」と「伏す(ふす)」の組み合わせなので、答えは4となります。

(22)「超越」は「超える」と「越す」なのでどちらも同じ意味です。よって答えは4です。

(23)「必至」は「必ず至る」と読めるので答えは3です。

(24)「悲劇」は「悲しい劇」と読めるので答えは3です。

(25)「長短」は「長い」と「短い」の組み合わせなので答えは5です。

(26)「脱帽」は「帽子を脱ぐ」と読むことができるので、答えは2です。

(27)「除湿」は「湿気を除く」と読むことができるので、答えは2です。

(28)「真偽」は「真」と「偽」という反対の意味を持つ漢字を組み合わせているので答えは5となります。

(29)「国立」は「国が立てた」と読めるので答えは1となります。

(30)「廉価」の「廉」は「安い」という意味です。つまり「安い価格」と読むことができるので、答えは3となります。

(31)「永久」は「永遠(恒久)」という意味を持つ2つの漢字からできているので、答えは4となります。

(32)「損得」は「損」と「得」という反対の意味を持つ漢字を組み合わせてできているので、答えは5となります。

(33)「基礎」は「基本」の「基」と「礎(いしずえ)」という同じ意味を持つ漢字の組み合わせでできているので、答えは4となります。

(34)「渡米」は「米(アメリカ)に渡る」と読めるので、答えは2となります。

(35)「年長」は「年が長い」と読めるので、答えは1となります。

(36)「修行」は「行いを修める」と読めるので、答えは2となります。

(37)「温暖」は同じ意味を重ねているので、答えは4となります。

(38)「粗密」は「粗い」と「蜜」という反対の意味を持つ漢字の組み合わせなので、答えは5です。

(39)「微笑」は「微妙な笑い」と読めるので、答えは3です。

(40)「閉店」は「店を閉める」と読めるので、答えは2です。

(41)「柔軟」はともに「やわらかい」という意味なので、答えは4です。

(42)「虚実」は「嘘」と「真実」という意味なので、答えは5です。

(43)「洋画」は「西洋の絵画」という意味なので、答えは3となります。

(44)「行進」は「行く」と「進む」という似たような意味を持つ漢字を組み合わせているので、答えは4となります。

(45)「在宅」は「宅(=家)に存在する」と読めるので、答えは2です。

(46)「雷鳴」は「雷が鳴る」と読めるので、答えは1です。

(47)「脅威」は「脅す」と「威嚇」という似たような意味を持つ漢字の組み合わせなので、答えは4です。

(48)「屈伸」は「屈する」と「伸ばす」という反対の意味を持つ漢字の組み合わせなので、答えは5となります。

(49)「日没」は「日が没する」と読むことができるので、答えは1となります。

(50)「温泉」は「温かい泉」と読めるので、答えは3となります。

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いかがでしたでしょうか?

今回はSPIのWEBテスティングで出題される熟語の成り立ちについて解説をしていきました。

SPIが苦手な人はいかに熟語の成り立ちで点数を稼げるかが勝負です。事前に選択肢をしっかりと頭に入れてから本番の試験に臨みましょう。

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