SPIのドリルを購入したいと思っている人の中にはどのドリルを購入すれば良いか悩んでいる人もいるでしょう。
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
ちなみにですが、本記事を執筆している2024年時点で、SPIのドリルは3つしかありません。
今回はSPIを日本一熟知しているSPIマスターの私カズマが、3つのSPIドリルの特徴や料金・使い方までを詳しくご紹介していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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SPIのドリルと問題集の違いは?
まず初めに、ドリルと問題集の違いについて解説しておきます。
まず、ドリルとはパートごとに反復をさせることが目的の本のことです。
※英語のドリル(drill)には「訓練」という意味があります。
例えば計算ドリルを思い浮かべてください。「計算」と一口に言っても四則演算や文字式の計算、一次方程式の計算など様々な種類の計算があります。
計算ドリルの場合、四則演算のパートでは四則演算の計算問題がたくさん掲載されており、文字式のパートでは文字式の計算問題がたくさん掲載されているはずです。
つまり、パートごとに似たような問題をたくさん解くことを目的にしているのがドリルです。
一方で問題集は英語で「Work Book」と言われており、ワーク(Work)には「思考力を養うことを目的とした」という意味があります。
つまり、問題集(Work Book)はドリルと違って反復させることを目的とした本ではなく、思考力を養うことを目的とした本のことです。
以上が厳密なドリルと問題集の違いですが、SPIという適性検査(WEBテスト)の分野においてはドリルと問題集の違いをそこまで意識する必要はありません。
現在、本屋やAmazonなどで販売されているSPIのドリル・問題集はともに各パート(速度算・損益算・仕事算・年齢算など)ごとに問題がたくさん掲載されている本がほとんどです。
なので、SPIのドリル=SPIの問題集と捉えてまったく問題ありません。
「SPIの問題集・参考書おすすめ2024年版ランキング!無料で買う方法はある?年度の違いは?」という記事もご用意しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
SPIのドリル3選!特徴や料金・使い方
本記事を執筆している2024年時点で、「問題集」ではなく「ドリル」という訴求で販売されている本は以下の3冊だけです。
- ドリル式 SPI問題集
- 基本ドリル 一般常識&SPI
- トップ企業をねらう!SPIスーパードリル
ここからは、それぞれの特徴や料金・使い方などを解説していきます。
ドリル式 SPI問題集
まず最初にご紹介するのは「ドリル式 SPI問題集」です。
永岡書店から出版されており、料金は税込1,100円です。
最大の特徴は実際にドリルに書き込みをしながらSPIの学習を進めることができる点です。
非言語の問題が中心に掲載されており、解答では図やイラストを用いて丁寧に解説されています。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
「ドリル式 SPI問題集」の使用時の注意点ですが、現在のSPIでは出題されることがないブラックボックスや論証といった問題も掲載されていることです。
※現在企業が導入しているSPIはSPI3と呼ばれており、上記の問題が出題されることはありません。詳しくは「SPI3とは?問題例や問題集・対策法は?SPI3-Gとは?すべてがわかる!」をご覧ください。
「ドリル式 SPI問題集」の購入を検討している人は事前にSPIの出題範囲をしっかりと確認し、ブラックボックスや論証などの問題は飛ばして、効率の良い学習を進めましょう。
基本ドリル 一般常識&SPI
続いてご紹介するのは「基本ドリル 一般常識&SPI」です。
増進堂から出版されており、料金は税込748円です。
料金が安い理由はページ数が全部で96ページとかなり薄めのドリルになっているためです。
短期間でサクッとSPIの対策をしたい人にはおすすめのドリルです。
「基本ドリル 一般常識&SPI」の使用時の注意点ですが、このドリルではSPIだけでなく一般常識に関する問題も多数掲載されているので、それらの問題は解かないようにしましょう。
「SPIと一般常識の違いは?SPIで出ない?対策方法やおすすめの対策本・アプリもご紹介!」で詳しく解説していますが、SPIで一般常識に関する問題が出題されることは絶対にありません。
一般常識に関する問題とは以下の例題のように、小学校や中学校で習う基礎的な知識や日頃のニュースを見ていれば誰もが知っているであろう知識の有無を試す問題ことです。
【例題】
(1)【 】に入る適切な言葉を答えなさい。
知らぬが【 】
(2)円高とはどのような状況を指すか。適切なものを1つ選びなさい。
- 日本の株式市場が上昇すること
- 日本の株式市場が下落すること
- 円の価値が他の主要通貨に対して上昇すること
- 円の価値が他の主要通貨に対して低下すること
【答え】
(1)仏、(2)3
SPIでは以上のような問題は出題されず、以下のように国語や数学の基礎力が問われる問題が出題されます。
【例題】
(1)次の例文の下線部の語と、最も近い意味で使われているものを1つ選びなさい。
急いではならない
- お金がないらしい
- 一人で抱え込むなんてせつない
- 合格するためなら寝不足も怖くない
- こんなに可愛い人を見たことがない
- 知らなかったではすまされない
【解答&解説】
正解は5・・・(答)です。
例文と選択肢5は上の動詞を打ち消す助動詞です。「ならぬ」「すまされぬ」に置き換えることができます。
※「SPIの語句の用法・複数の意味を例題で丁寧に解説!練習問題付き」もぜひ参考にしてください。
(2)店頭にカツサンドが4個並べてある。1個売れるたびに厨房でカツサンドを1個作って店頭に並べるとき、4回目に厨房から出したカツサンドを並べたところで、最初に店頭にあった4個のうち1個でも残っている確率を求めよ。
【解答&解説】
最初に店頭にあったカツサンドが「1個も残らない」確率を求めて、1から引きます。
「1個も残らない」のは最初の4個がすべて売れたときです。
つまり、売れたのが「1個目は4個のいずれか」かつ「2個目は最初の残り(3個)のいずれか」かつ「3個目は最初の残り(2個)のいずれか」かつ「4個目は最初の残り(1個)」のときです。
したがって、1 – (4/4 × 3/4 × 2/4 × 1/4)=29/32・・・(答)となります。
※「【SPI】確率の練習問題15問!頻出なので必ず解いておきましょう」もぜひ参考にしてください。
トップ企業をねらう!SPIスーパードリル
最後にご紹介するのは「トップ企業をねらう!SPIスーパードリル」です。
就活・転職の対策本を数多く出版している高橋書店から出版されており、料金は税込1,430円です。
※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。
- SPIの基礎を押さえておきたい
- 難しい問題にも挑戦したい
- 本番に向けて時間感覚を養っておきたい
といった購入者の様々なニーズに応えられるドリルになっています。
最後には模擬試験が2回分用意されているため、今の自分の実力を把握することも可能です。
※「SPIの模擬試験(模試)を受けられるWEBサイト7選!全部無料!特徴もご紹介」もぜひ参考にしてください。
2023年1月〜2023年9月の全国有名書店における「就職試験」ジャンルでシリーズ売上No.1も達成しているドリルなので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はSPIのドリルを3冊ご紹介していきました。
繰り返しにはなりますが、SPIのドリル=SPIの問題集です。区別は意識せずに自分にあった1冊を購入するようにしましょう。