SPIでは問題を未回答にして次の問題に進むことも可能です。
しかし、場合によっては未回答が多いとSPIを再受検しなくてはならないケースもあります。
つまり、SPIでは未回答が許されるケースと許されないケースがあるのです。
本記事では日本トップレベルでSPIに詳しいSPIマスターの私カズマがSPIで未回答が許されるケースと許されないケースについて解説していきます。
SPIを受検予定の人はSPIを再受検することがないようにしっかりとSPIの仕組みを理解しておきましょう。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
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【SPI】性格検査で未回答が多い場合
結論から申しますと、性格検査で未回答が多い場合はSPIを再受検しなければならない可能性が高くなります。
※「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
SPIの性格検査はあまり深く考え過ぎず、ある程度直感にしたがって回答していかなければなりません。
自分をよく見せようとして嘘の回答をしたとしても、回答内容の整合性から嘘をついていることがバレる可能性が高いので、正直に回答することをおすすめします。
SPIの性格検査は約300問の問題が用意されており、制限時間もありますが、深く考えずに正直に回答していけば余裕で制限時間に回答できます。
未回答の問題が数問程度あるのは問題ないですが、あまりにも未回答の問題が多い場合(20問以上など)は受検者の性格や思考性を判定することができなくなってしまいます。
企業は受検者の性格や思考性を見た上で合否や配属を決めたりするので、そのデータがなければそもそも合否を判定しようがありません。
なので、SPIを再受検しなければならなくなるのです。
性格検査の未回答が多く、SPIを再受検になってしまうと当然企業からの印象は良くありません。
性格検査は全問回答が基本ですので、必ず時間内に全問回答するようにしましょう。
※SPI・WEBテストが再受験になるケース5つをご紹介した記事もぜひ合わせてご覧ください。
【SPI】テストセンターの性格検査で未回答が多い場合
SPIにはテストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT、ペーパーテストの4つの受検方式がありますが、テストセンターに限っては性格検査→能力検査の順番で受検が進行します。
※テストセンター=株式会社リクルートマネジメントソリューションズが用意している試験会場に行き、そこに設置されているPCからSPIを受検する方式のこと。
※SPIのペーパーテストを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
テストセンター型のSPIを受検する場合、自分が試験会場に行ける日をネットから予約する必要があるのですが、予約を行った日の27:00(翌3:00)までに性格検査を自分の好きな場所(主に自宅)から受検する必要があります。試験会場で受検するのは能力検査のみです。
しかし、性格検査を受検した時点では性格検査の結果が企業に届くことはありません。
テストセンターの公式ホームページにも以下の記載があります。
Q:性格検査を受検した時点で、性格検査の結果のみ企業に届きますか?
A:受検の結果は全ての検査が完了した時点で企業に送信されます。
出典:テストセンター情報
なので、テストセンター型SPIの性格検査で未回答が多くても予約した試験会場で能力検査を受検することは可能ですが、後日SPIを再受検になってしまう可能性は十分あるでしょう。
【SPI】能力検査で未回答が多い場合
では、性格検査ではなく能力検査で未回答が多い場合はどうなるのでしょうか?
SPIと誤謬率の関係について解説した記事をご覧いただくとわかりますが、SPIでは正解した問題の数をもとに採点が行われます。
つまり、未回答の問題が多いとその分だけ正解した問題の数は当然減るため、点数がどんどん下がってしまいます。
SPIでは4つの選択肢から正解を選ぶ問題が多いため、勘で回答しても1/4の確率で正解することが可能です。
なので、SPIの能力検査においてわからない問題を未回答にしてしまうのは非常にもったいないです。
能力検査で未回答の問題が多く、壊滅的な点数になったとしても、能力検査の再受検は基本的には行われないと思っておくと良いでしょう。
能力検査の点数=受検者の現状の学力であると企業は認識します。
しかし、かなり稀なケースではありますが能力検査で壊滅的な点数を取ってしまった受検者に対して再受検を課す企業もごく一部存在します。
再受検までの期間は短いケースが多いですが、その短い期間だけでもSPIの勉強・対策をして1点でもいいので前回よりも高い点数を取れるようにしましょう。
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いかがでしたか?
今回はSPIは未回答でも大丈夫なのかについて解説をしていきました。
結論としては、
- 性格検査=未回答はNG。全問回答が基本
- 能力検査=未回答でも問題はないが、勘でもいいので回答した方が良い
ということになります。SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ意識しておきましょう。