SPIで命題の問題は出題される?コツや解き方は?例題で解説

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SPIの非言語(数学)では命題の問題が出題されると思っている人もいるようです。

SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

しかし、SPIでは命題の問題は出題されませんのでご注意ください。

本記事では命題とは何かについて解説した後、SPIと命題の問題の関係についてわかりやすく解説していきます。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

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【SPI】命題とは?コツや解き方は?例題で解説

まずは命題とは何かについて解説します。

命題とは「Aが4の倍数ならばAは2の倍数である」などのように、正しい(真)か正しくない(偽)かを明確にできる文や式のことです。

「Aが4の倍数ならばAは2の倍数である」という命題が真であるとき、「Aが2の倍数でないならばAは4の倍数でない」という新しい命題も真となります。

この新しい命題のことを対偶と言います。命題とその対偶の真偽は一致します。

また、命題P「AならばB」に対して、「BならばA」をPの逆、「BでないならばAでない」をPの裏といいます。命題の裏は逆の対偶なので、逆と裏の真偽も必ず一致します。

命題・対偶・逆・裏の解説画像

命題の問題では、対偶関係にある命題を考えて問題を解くのがポイントです。

ある命題が真である場合、その対偶も必ず真になるので、与えられた命題からもう1つの命題を作ることができます。

では、命題の問題を1問解いてみましょう。

【例題】

「クラスメイトならば同級生である」という命題が成立するとき、正しいものは以下のうちどれか。

  1. 同級生でなければクラスメイトでない。
  2. クラスメイトでなければ同級生でない。
  3. クラスメイトでなければ友達でない。

【解答&解説】

「クラスメイトならば同級生である」の対偶は「同級生でなければクラスメイトでない」です。

よって、答えは1です。

ちなみに、「クラスメイトならば同級生である」の逆は「同級生ならばクラスメイトである」、裏は「クラスメイトでなければ同級生でない」です。

クラスメイトのイメージ

SPIで命題の問題は出題されない

本屋などで販売されているSPIの問題集の中には命題の問題を掲載しているものもありますが、冒頭でも解説した通り、SPIで命題の問題は出題されませんのでご注意ください。

SPIのおすすめ問題集・参考書をご紹介した記事もぜひ参考にしてください。

SPIは1963年にその原型が開発され、その後は改良が重ねられ、2002年にはSPI2をリリースし、2013年にはSPI3となっています。

現在、企業が導入しているSPIはSPI3です。

※詳しくは「SPI3とは?問題例や問題集・対策法は?SPI3-Gとは?すべてがわかる!」をご覧ください。

SPIで命題の問題が出題されていたのはSPI2までの時代です。

現在のSPIで命題の問題が出題されることは絶対にありませんので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人は命題の勉強・対策に時間を割かないようにしましょう。

※「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」もぜひ合わせてご覧ください。

【SPI】命題の練習問題

最後に、命題の練習問題をご紹介しておきます。

繰り返しにはなりますが、SPIで命題の問題が出題されることはありません。興味のある人はぜひ解いてみてください。

【練習問題1】

「綺麗な人は嫉妬されやすい」という命題が成立するとき、正しいものはどれか。

  1. 綺麗でない人は嫉妬されにくい
  2. 嫉妬されにくい人は綺麗でない
  3. 嫉妬されやすい人は綺麗でない

【解答&解説】

答えは2です。2は命題の対偶になっています。

【練習問題2】

「こだわりが強い人は融通がきかない」「職人の人はこだわりが強い」という2つの命題が成立するとき、正しいものはどれか。

  1. 融通がきかない人は職人である
  2. 職人の人は融通がきかない
  3. こだわりが強くない人は融通がきく

【解答&解説】

与えられた2つの命題を1つにまとめると、「職人である→こだわりが強い→融通がきかない」となるので、答えは2です。

【練習問題3】

「格闘家は運動が得意である」という命題が成立するとき、正しいものはどれか。

  1. 運動が得意でない人は格闘技が得意でない
  2. 運動が得意ない人は格闘家である
  3. 格闘家でない人でも運動が得意な場合もある

【解答&解説】

今回は対偶「運動が得意でないならば格闘家でない」が選択肢にありません。

1の「格闘技が得意でない」と「格闘家でない」は同じではありません。

問題の命題を図にすると以下のようになります。

【命題】練習問題3の解答&解説

図の水色の部分は「格闘家でないが運動が得意」と一致します。

よって、答えは3です。

以上の問題のように、選択肢に対偶が容易されていない場合は「〇〇なこともある」「〇〇とは限らない」といった曖昧な表現に注意するようにしましょう。

【練習問題4】

「仕事ができる人はゆとりがある」「ゆとりがある人はユーモアがある」という2つの命題が成立するとき、正しいものはどれか。

  1. ユーモアがある人は仕事ができる
  2. ゆとりがない人はユーモアがない
  3. ユーモアがない人は仕事ができない

【解答&解説】

「仕事ができる人はゆとりがある」の対偶は「ゆとりがない人は仕事ができない」です。

「ゆとりがある人はユーモアがある」の対偶は「ユーモアがない人はゆとりがない」です。

よって、「ユーモアがない人→ゆとりがない→仕事ができない」が導けます。

以上より、答えは3です。

【練習問題5】

「嘘をつく人は好かれない」「優しい人は好かれる」という2つの命題が成立するとき、正しいものはどれか。

  1. 嘘をつく人は優しい人ではない
  2. 優しくない人は嘘をつく
  3. 嘘をつかない人は優しい人である

【解答&解説】

「嘘をつく人は好かれない」の対偶は「好かれる人は嘘をつかない人」です。

「優しい人は好かれる」の対偶は「好かれない人は優しい人でない」です。

よって、「嘘をつく人→好かれない→優しい人でない」が成立します。

したがって、答えは1です。

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今回はSPIと命題の問題について解説していきました。

就活生・転職活動中の社会人は事前に必ずSPIの出題範囲をしっかりと確認しておきましょう!

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