仕事算はSPIの出題範囲!解き方や2人・3人のケース・最小公倍数を使った手法もわかりやすく解説!

仕事算はSPIの出題範囲!解き方や2人・3人のケース・最小公倍数を使った手法もわかりやすく解説!のアイキャッチ画像

仕事算はSPIの非言語(計数)の出題範囲に含まれているので、SPIで高得点を狙うなら勉強・対策は欠かせません。

※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。

SPIの仕事算を解くために覚えておくべき公式はありませんが、解くためのコツはあります。

今回はSPIについて日本トップレベルに熟知しているSPIマスターのカズマが、SPIの仕事算の基本的な解き方・コツに加え、2人・3人のケースの解き方、最小公倍数を使った手法についても例題でわかりやすく解説していきます。

最後には仕事算の練習問題もご用意しているので、ぜひ最後までご覧ください。

※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

記事内バナー

SPIの仕事算とは?例題と解き方

仕事算とは、ある仕事を片付けるには何時間(何日)かかるかを求めたり、ある仕事を〇〇日までに終わらせるには1日あたりどれくらいの量をこなさなければならないかなどを求めたりする計算のことです。

仕事は1人で行うケースもあれば2人・3人のように複数人で行うケースもあります。

仕事算を解くために特別な公式は必要ありません。四則演算ができれば解くことが可能です。

では、仕事算の例題を1つ解いてみましょう。解き方のコツについても解説していきます。

【例題】

ある仕事を終わらせるのにPは10日、Qは15日かかる。この仕事を2人ですると何日で終わるか求めよ。

【解答&解説】

仕事の量を1とおいてみます。

すると、仕事を終わらせるのにPは10日かかるので、Pは1日で1/10の仕事量をこなすことができますね。

同様に考えてQは1日で1/15の仕事量をこなすことができます。

つまり、PとQの2人では1日で1/10+1/15=1/6の仕事量をこなすことができるとわかります。

よってPとQの2人で1の仕事を終わらせるには1 ÷ 1/6=6日・・・(答)かかることがわかります。

以上が仕事算の基本的な問題となります。

【SPI】仕事算を解くコツ

SPIの仕事算を解くコツですが、それは全体の仕事量を1もしくは仕事を終わらせることができる日数の最小公倍数にしてみることです。

先ほどの例題では全体の仕事量を1とおいて計算を行いました。

この例題に限らず、SPIの仕事算においてはほとんどのケースで仕事量を1とおけばスムーズに問題を解けるケースが多いです。

しかし、全体の仕事量を1とおくとどうしても分数の計算が必要になります。

分数の計算をやりたくない人は仕事を終わらせることができる日数の最小公倍数に注目してみると良いでしょう。

例えば先ほどの例題においては、ある仕事を終わらせるのにPは10日、Qは15日かかるので全体の仕事量を10と15の最小公倍数である30としてみます。

すると、Pは1日で30÷10=3の仕事をこなすことができます。

同様に考えてQは1日で30÷15=2の仕事をこなすことができます。

よってPとQの2人では1日で3+2=5の仕事をこなすことができます。

全体の仕事量は30なので、2人でこの仕事をやると30÷5=6[日]・・・(答)で終わらせることができるとわかります。

今回は10と15の最小公倍数に注目することで分数を使うことなく計算を進められました。

全体の仕事量を1とおくか最小公倍数にするかはどちらでも問題ありませんので、ぜひ解きやすい方を選んでください。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

記事内バナー

【SPI】仕事算(3人で仕事をこなす問題)

先ほどの例題ではPとQの2人で仕事をこなしましたが、SPIでは3人で仕事をこなす問題も出題される場合があります。

3人になっても解き方の流れは2人のときと同じなのでご安心ください。では、例題を解いてみましょう。

【例題】

ある仕事を終わらせるのにAさん1人では12日、Bさん1人では15日、Cさん1人では20日かかることがわかっている。この仕事を3人で行うと何日で終わるか求めよ。

【解答&解説】

今回は全体の仕事量を12と15と20の最小公倍数である60としてみましょう。

Aさんは12日で仕事を終わらせることができるので、1日で60÷12=5の仕事量をこなすことができます。

同様に考えて1日でBさんは4、Cさんは3の仕事量をこなすことができます。

よって3人では1日で5+4+3=12の仕事量をこなすことができます。

全体の仕事量は60なので、3人でこの仕事を行うと60÷12=5[日]・・・(答)で終わらせることができます。

SPIで仕事算は出ないという噂は本当?

「SPIで仕事算は出ないから勉強・対策をする必要はない」という人がたまにいますが、仕事算はSPIのすべての受検方式(テストセンター、WEBテスティング、インハウスCBD、ペーパーテスト)の出題範囲に含まれているので、SPIで高得点を狙うのであれば勉強・対策は必須です。

SPIのWEBテスティングを完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

SPIで出題される仕事算の難易度は低く、勉強・対策をしっかりやれば得点につなげることは十分可能です。

※「SPIは難しい?難しすぎる?難易度を言語と非言語別に徹底解説してみた」もぜひ参考にしてください。

しかし、SPIで仕事算が出題される頻度はあまり高くありません。

なので、SPIの勉強・対策をする時間があまり取れない就活生や転職活動中の社会人は仕事算の勉強・対策の優先度は下げて問題ないでしょう。

※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。

時間がない中でSPIの非言語(計数)の点数を伸ばすなら以下の3つの分野を重点的に勉強することをおすすめします。

  • 割合と比
  • 損益算
  • 速度算

以上の3つはSPIの非言語(計数)で出題頻度が高く、対策もしやすいです。

詳しくはSPIの割合と比の解き方とコツについて解説した記事損益算のコツについて解説した記事速度算の解き方について解説した記事をご覧ください。

【SPI】仕事算の練習問題

最後に仕事算の練習問題を解いてみましょう。SPIで出題される仕事算の問題の難易度に近い練習問題をご用意したので、ぜひ解いてみてください。

※もっとたくさんの問題を解きたい人は「【SPI】仕事算の練習問題を15問用意しました・わかりやすい解説付き」もぜひ合わせてご覧ください。

【練習問題1】

ある仕事をPが1人で行うと30日かかり、Qが1人で行うと20日かかる。Pが1人で仕事を開始し、途中からQに交代したところ、Pの仕事開始から25日で仕事が完了した。このとき、Pは1人で何日働いたか求めよ。

【解答&解説】

今回は30と20に注目して全体の仕事量を30と20の最小公倍数である600としてみましょう。

すると、Pは1日で600÷30=20の仕事をこなすことができますね。

同様に考えて、Pは1日で600÷20=30の仕事をこなすことができます。

ここで、Pが1人で働いた日数をa[日]とおくと、Qが1人で働いた日数は25-a[日]となりますね。

すると、20a+30(25-a)=600という方程式を立てることができます。

式を整理すると-10a+750=600より10a=150となるので、a=15[日]・・・(答)となります。

【練習問題2】

ある仕事をPが1人で行うと8日、Qが1人で行うと12日かかることがわかっている。この仕事をPとQの2人で3日間行い、残りをQが1人で行った。この仕事が完了するのはPとQが仕事を開始してから何日目か求めよ。

【解答&解説】

8と12に注目して、全体の仕事量=48(8と12の最小公倍数)としてみます。

すると、Pは1日で48÷8=6の仕事をこなすことができます。Qは1日で48÷12=4の仕事をこなすことができます。

PとQの2人だと1日で6+4=10の仕事をこなすことができます。

PとQの2人で3日間仕事をしたことがわかっているので、3日間でこなした仕事量=10×3=30となります。

この時点で残りの仕事量=48-30=18です。この18をQが1人で行うと18÷4=4.5[日]かかることがわかります。

よって、すべての仕事を完了させるのに合計で3+4.5=7.5[日]かかることがわかります。

今回求めるのはPとQが仕事を開始してから何日目に仕事が完了するかなので、答えは8[日目]・・・(答)となります。

【練習問題3】

ある仕事を終わらせるのにAとBの2人だと5時間、BとCの2人だと6時間、AとCの2人だと20時間かかる。このとき、以下の問に答えよ。

(1)この仕事を、A・B・Cの3人で行うと、仕事を終わらせるまでに何時間何分かかるか求めよ。

(2)この仕事をAだけで行うと何時間かかるか求めよ。

【解答&解説】

(1)今回は5、6、20の最小公倍数である60を全体の仕事量としてみましょう。

すると、AとBでは1時間で60÷5=12の仕事をこなすことができますね。

同様に考えて、BとCでは1時間で10の仕事を、AとCでは1時間で3の仕事をこなすことができます。

以上より、もしAが2人、Bが2人、Cが2人いた場合、1時間で12+10+3=25の仕事をこなすことができることがわかります。

つまり、A・B・Cの3人では1時間で25÷2=12.5の仕事をこなせることがわかります。

今回は全体の仕事量=60なので、この仕事を3人で行うと60÷12.5=4.8[時間]で終わらすことができますね。

4.8時間=4時間+0.8時間であり、0.8時間=48分なので答えは4時間48分・・・(答)となります。

(2)(1)より、A・B・Cの3人では1時間で12.5の仕事をこなすことができるのでした。

また、BとCでは1時間で10の仕事をこなせるのでした。

つまり、A 1人では1時間で12.5-10=2.5の仕事をこなせることがわかります。

今回の全体の仕事量=60なので、Aだけで仕事を行った場合は60÷2.5=24[時間]・・・(答)かかることがわかります。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

記事内バナー

いかがでしたか?

今回はSPIの仕事算を解くコツに加えて、3人で仕事をこなすケースなどについても解説していきました。

SPIの仕事算の難易度は高くなく、出題頻度もあまり高くないので勉強・対策の優先度は少し下がるイメージですが、SPIの対策にしっかりと時間が取れる就活生・転職活動中の社会人は必ず対策をしておきましょう!

正方形バナー
スマホバナー