SPIの言語(国語)では二語の関係という問題が出題されます。
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
しかし、SPIのすべての受検方式で出題されるわけではないので勉強・対策が不要な人もいます(後ほど解説します)
今回は日本一SPIに詳しいSPIマスターの私カズマがSPIの二語の関係とはどんな問題なのかについて例題で解説した後、二語の関係が出題される受検方式や解き方のコツなどについても解説します。
二語の関係の一覧もご用意しているので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。
※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。
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SPIの二語の関係とは?例題
SPIの言語(国語)で出題される二語の関係は以下のような問題です。
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
【例題】
以下に示された二語の関係を考え、同じ関係の対になるように( )にあてはまる言葉を選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
症状:発熱、感染症:( )
- 予防
- 風邪
- ウイルス
- インフルエンザ
- 病気
【解答&解説】
まず、症状:発熱に注目してみると「発熱は症状の1つ」と読むことができますね。
これをもとに選択肢を見ていくと、答えは4のインフルエンザであることがわかります。
※「インフルエンザは感染症の1つ」と読むことができるため。
【SPI】二語の関係の解き方のコツ
SPIで出題される二語の関係問題の解き方のコツとしては先ほどの例題の通り、与えられた二語でどんな文章が作れるか?を考えてみることです。
先ほどの例題では症状:発熱という二語の関係から「発熱は症状の1つ」という文章を作ることができました。
そして、作った文章と選択肢を照らし合わせて回答を考えるのです。
では、以上の解き方を意識しながら以下の問題を解いてみましょう。
【問題】
以下に示された二語の関係を考え、同じ関係の対になるように( )にあてはまる言葉を選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
(1)わな:捕獲、暗室:( )
- 印刷
- 写真
- 現像
- カメラ
- 撮影
(2)米:せんべい、大豆:( )
- 豆腐
- 小豆
- うどん
- 豆類
- 寒天
(3)先天的:後天的、圧倒的:( )
- 相互的
- 相対的
- 比較的
- 断片的
- 部分的
【解答&解説】
(1)わな:捕獲を文章にすることを考えてみると「わなは捕獲するためのツール」と言えそうです。
暗室は現像するためのツールなので、答えは3の現像となります。
(2)米:せんべいより「せんべいは米から作られる」と言えそうです。
よって答えは1の豆腐となります(豆腐は大豆から作られます)
(3)先天的:後天的は対義語の関係になっています。
圧倒的の対義語は3の比較的となります。
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【SPI】二語の関係が出題される受検方式と難易度
SPIではWEBテスティング、テストセンター、インハウスCBT、ペーパーテストの4つの受検方式がありますが、二語の関係問題が出題されるのはテストセンターもしくはペーパーテストのみです。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
WEBテスティングとインハウスCBTでは二語の関係問題は出題されないので、対策は不要となります。ご注意ください。
二語の関係問題はテストセンター、ペーパーテストにおいてかなり序盤で登場します。
難易度としては言語(国語)の問題の中で最も易しいです。なので、二語の関係ではなるべく多くの得点を稼いでおきたいところです。
※テストセンター、ペーパーテストでは語句の意味という問題も出題され、こちらも難易度はかなり易しいです。【SPI】語句の意味の例題と頻出問題をご紹介した記事もぜひ合わせてご覧ください。
【SPI】二語の関係の一覧
SPIの二語の関係では全部で以下8つの関係が登場します。先ほども解説した通り、語句の意味問題は自分で文章を作ることができれば解ける問題なので、以下8つのパターンを無理に暗記する必要はありませんが、余裕がある人は覚えておいても損はないでしょう。
- 同義語
- 対義語
- 役目
- 包含(一部)
- 原材料
- 並列(仲間)
- 一組(セット)
- 目的語と動詞
それぞれのパターンでどんな例があるのかご紹介していきます。
※「【SPI】二語の関係の練習問題50問!詳しい解答&解説付き」もぜひ合わせてご覧ください。
1:同義語
1つ目は同義語です。同じ意味を持つ語となります。これはわかりやすいのでわざわざ文章にする必要はないでしょう。
例としては以下があげられます。
- 明白:歴然
- 寄与:貢献
- 廉価:安価
- 故人:死者
- 泰斗:大家
- 知己:知人
- めでる:褒める
- 侮る:見くびる
- 困る:閉口する
- ぐずる:むずかる
- たじろぐ:ひるむ
- いぶかる:疑う
- 確執:反目
- 精通:知悉
2:対義語
2つ目は対義語です。反対の意味を持つ語です。これも同義語と同様わかりやすいのでわざわざ文章にする必要はありません。
例としては以下があげられます。
- 皮相:本質
- 帰納:演繹
- 多弁:寡黙
- 具体:抽象
- 夢:うつつ
- 勤しむ:怠ける
- 酸化:還元
- 相対:絶対
- 分析:総合
- 稚拙:巧妙
- 起工:竣工
- くさす:おだてる
3:役目
「役目」は定規:計測などです。「定規を使って計測する」といった文章にすることができます。
例は以下の通りです。
- 病院:医療
- 新聞:報道
- カメラ:撮影
- 薬剤:病気
- 傘:雨
- ダム:貯水
- フィルター:濾過
- ミシン:縫製
- まな板:料理
- ペン:筆記
4:包含(一部)
4つ目は包含です。牛:動物などが例としてあげられます。この場合「牛は動物の一種(一部)である」といった文章を作ることができます。
包含(一部)の例は以下の通りです。
- ノブ:ドア
- 裁判官:法曹界
- 作家:文壇
- 馬:家畜
- 鶏:家禽
- 大関:番付
- 敬称:陛下
- 県:地方自治体
- 月:衛星
- 笑顔:表情
- 書留:郵便
- 赤道:緯線
- 松:常緑樹
- 障子:建具
5:原材料
「〇〇は〇〇からできる」という文章にできる関係です。例えば大豆:納豆などです(納豆は大豆からできる)
例は以下の通りです。
- パルプ:紙
- まゆ:絹糸
- 大豆:醤油
- 米:日本酒
6:並列(仲間)
並列(仲間)の例としては昭和:平成があげられます。昭和も平成も元号の一種(仲間)となります。
並列(仲間)の例は以下の通りです。
- 文楽:狂言
- 神社:寺
- 夏至:立秋
- 大安:仏滅
- 動詞:副詞
- 火星:木星
- ピアノ:ギター
7:一組(セット)
一組(セット)は一組(セット)で意味をなすものです。例えば弓:矢などがあげられます。
一組(セット)の例は以下の通りです。
- うす:きね
- 太鼓:ばち
- 糸:針
- タバコ:ライター
- チョーク:黒板
8:目的語と動詞
いよいよ最後となります。目的語と動詞の例としては薬:投与があげられます。
「薬を投与する」という文章にすることができ、投与が動詞、薬が目的語になっています。
その他の例としては以下があげられます。
- 事件:報道
- 資本:投下
- 疾病:治療
- テレビ:視聴
- リュック:背負う
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いかがでしたか?
今回はSPIで出題される二語の関係とはどんな問題なのかについて解説した後、解き方のコツについても解説しました。
二語の関係はSPIが苦手な人ほど必ず得点しておきたい問題です。自分で文章を作って考えるというテクニックをぜひ身につけてください。
※「SPIは難しい?難しすぎる?難易度を言語と非言語別に徹底解説してみた」もぜひ参考にしてください。