SPIができない高学歴の人はいるのでしょうか?
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
後ほど詳しく解説しますが、SPIができない高学歴はたくさんいます!本記事ではSPIができない高学歴の特徴を4つご紹介していきます。
また、高学歴は学歴フィルターの心配がないからSPIは勉強不要という説もありますが、その説についても深掘って解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
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SPIができない高学歴の特徴4つ
SPIは高学歴の方が有利なWEBテストであるというのは確かです。
「SPIは大学ランキング上位校の出身者が有利?気になるデータを大公開」をご覧いただくとわかりますが、実際にそのようなデータもあります。
しかし、中には高学歴であるにも関わらずSPIができない人もいます。
SPIができない高学歴の特徴は以下の4つです。
- 大学受験で数学を使わなかった
- 中学・高校の学習内容を忘れてしまった
- 言語で出題される語句の意味問題が解けない
- 制限時間の短さに苦戦している
それぞれ順番に詳しく解説していきます。
1:大学受験で数学を使わなかった
SPIの能力検査では言語(国語)と非言語(数学)が必ず出題されます。
非言語は言語よりも難しいと感じる人が多く、中には0点やボロボロの点数を取ってしまう受検者もいます。
※「SPIの非言語は0点・ボロボロ・壊滅的でも通過する?転職は?SPIマスターが徹底解説」もぜひ参考にしてください。
高学歴と言われる難関大学の中には受験科目に数学が不要な学校もあります。
※例えば早稲田大学の文系学部の場合、受験科目=国語・英語・世界史のように数学なしでも入学が可能です。
大学受験で数学を使わなかった高学歴の人たちはSPIの非言語で苦戦し、SPIに落ちてしまう可能性は十分あるでしょう。
ちなみにですが、旧帝大と呼ばれる難関大学7校は受験科目に数学が必須です。
※旧帝大=東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・東北大学・北海道大学・九州大学のこと
なので、旧帝大出身の高学歴の人たちはSPIに強い傾向があります。
2:中学・高校の学習内容を忘れてしまった
SPIでは中学・高校で学習する基礎的な内容をもとにした問題が出題されます。
SPIの公式一覧(非言語・数学)をまとめた記事でも解説しましたが、非言語では公式を覚えていないと解けない問題もいくつか登場します。
いくら高学歴と言えども、中学・高校を卒業してからかなりの年月が経過した人の中には中学・高校で学習した内容を忘れてしまっている人もいるでしょう。
そのような人は高学歴でもSPIができない可能性は十分にあります。
不安な人はまず、SPIで出題される問題をチェックし、それが解けそうかどうかを事前に確認しておきましょう。
SPIで出題される問題はSPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事をぜひ参考にしてください。
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3:言語で出題される語句の意味問題が解けない
テストセンター・ペーパーテスト型のSPIの言語では「語句の意味」という問題が出題されます。
※SPIのペーパーテスト(筆記試験・マークシート)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
語句の意味は以下のような問題です。
【例題】
以下のことばの意味と合致する語句として最も適切なものを1〜5の中から1つ選びなさい。
(1)かみ合わないこと
- 噛砕
- 齟齬
- 異議
- 破戒
- 破断
(2)のんびりした会話
- 会談
- 論談
- 対談
- 閑談
- 談話
【解答&解説】
(1)答えは2です。
- 噛砕(ごうさい)=噛み砕くこと
- 齟齬(そご)
- 異議=異なった意見
- 破戒=いましめを破ること
- 破断=材料に亀裂が生じて断ち切れてしまうこと
(2)答えは3です。
- 会談=面会して話し合うこと
- 論談=物事の是非や善悪を論じ述べること
- 対談=向かい合って話し合うこと
- 閑談(かんだん)
- 談話=話をすること
以上からわかる通り、語句の意味問題は難しい言葉の意味を知っていないと解くことができません。
※「【SPI】語句の意味の例題と頻出問題!出題される受検方式は?」もぜひ合わせてご覧ください。
日本の多くの大学受験における国語では長文読解・古文・漢文が問題のほとんどを占めているため、難しい語句の意味を覚える必要性は低いです。
なので、高学歴の人でもSPIの語句の意味問題には苦戦してしまう可能性が十分あります。
その結果、SPIの言語の点数があまり伸びず、SPIに落ちてしまうというケースもあるでしょう。
4:制限時間の短さに苦戦している
「SPIの試験時間・所要時間は?一問何分?時間配分のコツもご紹介」で詳しく解説していますが、SPIは制限時間がかなりタイトなWEBテストです。
スピーディーに問題に回答していかないと高得点は取れません。
高学歴と呼ばれる難関大学の入試では問題数が少なく・試験時間が長いケースがあります。
例えば、日本最高学歴である東大(東京大学)の二次試験の数学は問題数6問に対して試験時間は2時間半です。
東大・京大に次ぐ日本最高峰の理系大学と言われる東京工業大学の二次試験の数学は問題数5問に対して試験時間は3時間です。
以上のように、悪い意味で問題1問1問をじっくりと考えることに慣れすぎている高学歴の人はSPIの制限時間の短さに苦戦することがあるかもしれません。
SPIにおける高学歴と学歴フィルターの関係は?
高学歴であれば学歴フィルターには引っかからないから、SPIの勉強は不要と思っている人もいますが、それは間違いなのでご注意ください。
高学歴かどうかとSPIの点数の組み合わせは以下4パターンになります。
- 高学歴でSPIの点数が高い
- 高学歴でSPIの点数が低い
- 高学歴ではないが、SPIの点数が高い
- 高学歴ではなく、SPIの点数が低い
1は何の問題もなく書類選考の通過や面接に進むことができる可能性が高いでしょう。
4は残念ながら足切りをされてしまう可能性があります。
2と3に関しては企業側が学歴とSPIの点数のどちらを重視しているかによります。
SPIの点数よりも学歴を重視する企業であれば2の方が優遇されるでしょう。
逆に学歴よりもSPIの結果を重視する企業であれば3の方を優遇する可能性が高いです。
ちなみにですが、SPIの受検方式がテストセンターの場合、その企業はSPIの結果を重視する可能性が高いです。
テストセンター型のSPIはカンニングや代行・替え玉受検が絶対にできない環境下で試験が実施されます。
※詳しくはSPIのテストセンターとは何かについて解説した記事をご覧ください。
テストセンターは高いコストを支払ってでも不正行為を防止し、受検者の正確な学力を把握したいという企業の意思の表れとも言えます。
高学歴だからといって、SPIを軽く見過ぎないようにしましょう。
すべてのSPI受検者は事前にしっかりと勉強・対策をすることをおすすめします。
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今回はSPIができない高学歴の特徴4つをご紹介した後、学歴フィルターとの関係についても解説しました。
本記事の筆者は早稲田大学に在籍していましたが、筆者の周りでもSPIができない人はたくさんいました。高学歴の人は自分の学力を過信することなく就活・転職活動に向き合いましょう。