SPIの受検方式の1つであるWEBテスティングでは、問題の正解数が多いほど難易度が高い問題が出題される噂がありますが、それは本当なのでしょうか?
今回はSPIを今までに100回以上も受検してきたSPIマスターの私カズマがWEBテスティングは人によって難易度・問題が変わるのか?について私の体験談も踏まえて徹底解説していきます。
ちなみにですが、たった3時間の勉強でWEBテスティングが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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WEBテスティングで難易度・問題が変わることはない
本記事のタイトルでも結論を述べてしまいましたが、WEBテスティングではあらかじめ用意された問題が順番に出題されるだけなので、問題の正解率が高ければ出題される問題の難易度が上がっていくということはありません。
※WEBテスティングがどんなSPIか分からない人はSPIのWEBテスティングとは何かについて完全解説した記事をご覧ください。
WEBテスティングで出題される問題の難易度は受検者の間で差がないように作られているのでご安心ください。
※「WEBテスティングの練習問題・出題範囲まとめ!本番のSPIに近い難易度です!」もぜひ合わせてご覧ください。
WEBテスティングの問題は同じ?
「WEBテスティングで出題される問題は毎回同じですか?」とたまに質問されますが、それに関しては毎回同じではないのでご注意ください。
WEBテスティングの能力検査では言語と非言語の2科目が用意されていますが、各科目最低でも100問は問題が制作されています。
そして、その中からランダムに言語では40問、非言語では20問程度が出題されます。
※詳しくは「SPIで65分はWEBテスティング!例題や内容・問題数なども徹底解説!」をご覧ください。
なので、就活や転職活動でWEBテスティングを複数回受検する機会があったとしても、出題される問題は毎回違うと考えおいた方がよいでしょう。
しかし、先ほども解説した通り、WEBテスティングは受検者の間で問題の難易度に差が出ないように作られているので、Aさんには簡単な問題ばかり出題されたのに、Bさんには難しい問題ばかり出題されたといったことは発生しません。
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WEBテスティングではなくテストセンターでは難易度・問題が変わるので要注意
SPIにはWEBテスティングではなくテストセンターという受検方式もありますが、テストセンターは問題に正解するごとに難易度が徐々に上がっていくのでご注意ください。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
つまり、テストセンターでは受検者によって問題の難易度に差が出ます。
正答率が低い受検者には難易度が低い問題が継続して出題されるので、簡単な問題ばかりが出題される場合はあまり点数が取れていないと思っておきましょう。
テストセンターにおける高得点指標・目安ですが、言語(国語)の場合は
- 長文読解が2〜3題出題される
- 長文読解において抜き出し問題が出題される(字数指定が曖昧であればあるほど高得点)
- 長文読解においてチェックボックス形式の問題が出題される
- 非言語の一番最初の問題が図表の読み取り問題かつ4タブ問題である
です。
チェックボックス形式の問題とは「あてはまる選択肢を1〜6の中からすべて選びなさい」のように、答えとなるものを選択肢の中からすべて選ぶ問題のことです。
選んだすべての選択肢が正解と合致してはじめて正解となるので難易度は高いです。
※詳しくは「SPIのチェックボックスとは?例題で解説!出たら点数高い?」をご覧ください。
4タブ問題とは1つのお題に対して4つの問題が用意されている問題のことです。
例えば言語(国語)の長文読解で1つの文章に対して4つの問題が用意されている場合、それは4タブ問題であると言えます。
4タブ問題は以下のような画面で出題されます(右下からタブの切り替えが可能です)
非言語(数学)の高得点指標・目安は
- 推論問題が5〜6割以上を占めている
- 推論問題の中にチェックボックス形式の問題が含まれている
となります。
詳しくは「SPIの高得点目安・指標は?点数や正答率を知る方法」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【筆者の体験談】WEBテスティングの言語は長文読解に注目すれば出来具合がわかる?
上記でWEBテスティングにおいては用意された問題が順番に出題されると解説しましたが、今までにSPIを100回以上も受検した私の体験談・感覚としては、WEBテスティングの言語において前半の問題で正答率が高い場合は後半で出題される長文読解の文章が長くなる傾向にあると感じています。
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
逆に、前半の問題の正答率が低い場合は長文読解の文章が短くなる傾向にあると感じています。
WEBテスティングにおける長文読解の短い文章の目安としては以下です。文字数としては300文字程度になります。
交通とは、人又はモノが空間を移動することである。人は、人の交流を通じて、また、モノの交易を通じて、文化を構成する知恵や技術等を豊かにすることで、人類の繁栄に寄与してきた。この意味において、人にとって交通は、単なる移動手段にとどまらず、人が文化的に、また、創造的に生きていく活力の源泉と言える。人又はモノが移動するに当たり、現在は歩く以外にも様々な手段を選ぶことができる。今となっては当たり前と思われる交通手段であるが、当時の人々にとっては、より公立性や利便性を高めようと技術開発をし、あるいは他分野で開発された技術を応用することにより、新たな交通手段を創出し、それに対応したインフラを整備し、関連する産業を発展させ、暮らしや社会経済に大きな影響を与えてきた。
出典:『平成28年度国土交通白書』国土交通省
一方で、長文読解の長い文章の目安としては以下です。文字数としては700〜800文字程度になります。
ある日、浜町の明治座の屋上から上野公園を眺めていたとき妙な事実に気がついた。それは上野の科学博物館とその裏側にある帝国学士院とが意外に遠く離れて見えるということである。この二つの建築物の前を月に一度くらいは通るので、近くで見たときのこの二つの建物の距離というものについてはかなりに正確な概念をもっている、少なくもそのつもりでいたのであるが、今度はじめて約三キロメートル半の遠方から眺めてみると、この先入概念がすっかり裏切られてしまって、もう一度改めて科学博物館対帝国学士院の空間的関係というものを考え直さなければならないことになってしまった。
どうしてこういう空間的認識の差違が起こるかと考えてみたがよく分らない。色々な原因があるであろうが、その一つとしてはあるいは次のようなことがありはしないか。すなわち、接近して仰向いて見る時には横幅に対して高さの方を大きく見積り過ぎるような傾向があって、そのために二つの高い建物の間隔がつまって見えるのではないかということである。これに反して遠方から見る場合にはもはやふり仰いで見る心持はなくなって、眼とほぼ同水平面にある視角の小さな物体を見ることになるので、それで上下と左右の比率が正しく認識されるのではないかというのである。この解釈は間違っているかもしれないが、しかしいくらかこれを支持するような事実が他にも若干ある。
太陽や月の仰角を目測する場合に大抵高く見過ぎる。その特果として日出後または日没前の一、二時間には大陽が特別に早く動くような気がする。山の傾斜面でもその傾斜角を大きく見過ぎるのが通例である。これらと少し種類はちがうが、紙上に水平に一直線を描いて、その真中から上に垂直に同長の直線を立てると、その垂直線の方が長く見える。顔の長い人が鳥打帽を冠ると余計に顔が長く見えるという説があるが、これもなんだか関係がありそうである。
出典:寺田寅彦『観測と距離』
WEBテスティングを受検予定の就活生や転職活動中の社会人は言語の長文読解で出題される文章の長さにぜひ注目してみてください。
※詳しくはWEBテスティングの高得点指標・目安について解説した記事で解説しているので、興味のある人はぜひご覧ください。
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今回はWEBテスティングは難易度・問題が変わるのかについて解説していきました。
WEBテスティングで出題される問題の難易度は受検者の間で差はありませんが、WEBテスティングは時間がかなりタイトなWEBテストなので、必ず事前に勉強・対策をしておきましょう。