SPIを選考フローに導入している企業は多いですが、SPIが嫌いな人は多いのではないでしょうか?
今回は就活生や転職活動中の社会人150人にSPIが嫌いな理由についてアンケート調査を行いましたので、その結果を公開していきます。
これからSPIを受検予定の人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
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SPIが嫌いな理由を150人にアンケート調査
SPIが嫌いな理由を150人の就活生・転職活動中の社会人にアンケート調査した結果は以下のようになりました。
※調査期間=2024年2月6日〜2024年2月17日
- 1位:思ったように点数が取れないから(62人)
- 2位:問題が難しいから(41人)
- 3位:制限時間が短すぎるから(25人)
- 4位:高得点を取っても学歴フィルターがあるから(9人)
- 5位:何のために受検するのかわからないから(7人)
- 6位:その他(6人)
1〜5位についてそれぞれ順番に詳しくご紹介していきます。
1位:思ったように点数が取れないから(62人)
SPIの能力検査では中学・高校で学習する基本的な内容をもとにした問題が出題されます。
多くの企業は能力検査として言語と非言語を用意しており、それぞれ以下のような問題が出題されます。
【言語の例題】
文中の空欄に入れる語句として最適なものを1〜5の中から1つ選びなさい。
科学技術も資本主義経済も、もともとは人間が作り出した人工的な仕組みだ。それが、いつの間にか主体を飲み込み、むしろ【 】なってしまっている。
- 操作を助けるだけの補助的な存在に
- 自動運転する仕組みを人間が支配するように
- 最先端の技術を目指すように
- 人間を支配する自走的な仕組みに
【解答&解説】
「人工的な仕組み」が「主体を飲み込み、むしろ」何かになったという記述です。
言い換えると「もともとは作った人間の方が上だったが、それが作られた仕組みの方が上になった」ということなので、該当するのは4・・・(答)です。
※「SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説!これだけ読めば大丈夫」もぜひ合わせてご覧ください。
【非言語の例題】
65km/時の貨物列車と55km/時の普通列車がすれ違う。貨物列車の長さは280mであり、普通列車の長さは220mである。この2つの列車がすれ違うのにかかる時間は何秒か求めよ。
【解答&解説】
列車の長さの合計は280+220=500[m]です。
この列車が65km/時と55km/時ですれ違うので、65+55=120[km/時]の列車が500m進むのにかかる時間を計算すればよいです。
120km/時=2000m/分です。
よって、答えは500÷2000=0.25[分]=15[秒]・・・(答)となります。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
SPIでは難しい問題が出題されることもありますが、割合としては上記のような基本的な問題が大半を占めています。
しかし、SPIを受検する就活生や転職活動中の社会人は中学・高校を卒業してから何年もの時間が経過しており、中学・高校で学習した内容を忘れてしまっている人も多いです。
また、この後に解説しますが、SPIはかなり制限時間がタイトなWEBテスト(適性検査)です。
これらの理由から、SPIは思ったように点数が取れない受検者が多いのです。
2位:問題が難しいから(41人)
SPIが嫌いな理由第2位は「問題が難しいから」というものでした。
上記でも解説した通り、SPIでは基礎的な問題が多く出題されますが、中学・高校で学習した内容を忘れてしまった人にとっては基礎的な問題でも難しいと感じることもあるでしょう。
また、テストセンター型のSPIでは問題に正解するごとにどんどん難しい問題が出題されます。
※テストセンターの詳細については「SPIのテストセンターとは?対策・予約方法から時間・服装まで完全解説!練習問題付き」をご覧ください。
SPIの難しい問題の例題は以下のとおりです。
【例題】
ある2桁の正の整数について、以下3つの情報がある。
P:3の倍数である
Q:4で割り切れない
R:2で割ると1余る
ただし、以上の情報は、必ずしもすべてが信頼できるとはいえない。
以下の推論1〜3のうち、正しいものはどれか。あてはまるものをすべて選びなさい。
- Pが正しければ、Qも必ず正しい
- Qが正しければ、Rも必ず正しい
- Rが正しければ、Qも必ず正しい
【解答&解説】
各情報を整理すると、
P:2桁の3の倍数=12、15、18、21、24、27・・・なので、奇数と偶数が含まれます。
Q:2桁の4の倍数以外=10、11、13、14、15、17、18、19、21、22、23・・・なので、すべての奇数と4の倍数以外の偶数が含まれます。
R:2で割ると1余る2桁の数=11、13、15、17、19・・・なので、2桁の奇数です。
PとQでは、3と4の公倍数が共通しませんが、15、18など共通するものもあります。
PとRでは、3の倍数で奇数が共通します。
QとRでは、QはRのすべての奇数を含みます。
P・Q・Rの関係を図にすると例えば以下のようになります。
以上の図から言える正しい推論は、RはQに包含されることから「RならばQ」のみです。
よって、正解は「Rが正しければ、Qも必ず正しい」の3・・・(答)です。
※「SPIの推論とは?すべてがわかる!時間足りない・苦手な人向けの対策方法も解説」という記事もぜひ参考にしてください。
SPIのボーダーが高い企業を志望している人は難しい問題も正解していく必要があるので、SPIが嫌いになりやすいかもしれません。
※「SPIのボーダー・合格ライン企業一覧100社!何割取ればOK?高い企業は?足切り基準をご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
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3位:制限時間が短すぎるから(25人)
上記でも解説した通り、SPIは制限時間がかなりタイトなWEBテスト(適性検査)です。
1問にかけられる時間は1〜2分程度です。
※SPIの制限時間の詳細を知りたい人は「SPIの試験時間・所要時間は?一問何分?時間配分のコツもご紹介」をご覧ください。
問題の解き方が頭に浮かんだとしても、時間が足りなくて回答できなかったという受検者もたくさんします。
「時間があれば解けたのに」という状況は受検者にとって非常にイライラするでしょうし、SPIが嫌いになるのも無理はないでしょう。
※「SPIがイライラする理由3つ!受検中にできるイライラ解消法もご紹介」もぜひ参考にしてください。
4位:高得点を取っても学歴フィルターがあるから(9人)
企業の中には新卒・中途採用問わず学歴フィルターを導入しているところもあります。
学歴フィルターとは応募者の学歴が、その企業が指定した大学の偏差値未満であれば足切りを行うことです。
例えばA社が学歴フィルターとしてMARCHを導入していた場合、MARCH未満の大学出身者(日東駒専など)はA社に応募したとしても面接には進めず、書類選考で落選してしまいます。
※MARCH=明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学のこと。日東駒専=日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学のこと。
仮に日東駒専出身者がA社のSPIで高得点を取ったとしても、学歴フィルターを導入されている場合は落選していまう可能性が高いでしょう。
もちろん学歴フィルターを導入していることを明言している企業はありませんが、学歴フィルターが企業によっては存在していることは事実です。
2021年12月には株式会社マイナビが「大東亜以下」と記載したメールを就活生向けサービスの「マイナビ」の登録者に誤送信してしまった事件が発生し、学歴フィルターの存在が明らかになりました。
※大東亜=大東文化大学、東海大学、亜細亜大学のこと。
「学歴フィルターがあるならSPIなんてやる意味がない!」と感じ、SPIが嫌いになってしまう人もいます。
※「SPIは意味ない?勉強は無駄?くだらない?企業がSPIをやるのも意味ないと言われる理由」もぜひ合わせてご覧ください。
5位:何のために受検するのかわからないから(7人)
「SPIができる=仕事ができるとは限らないのに、なぜSPIを受検するのか」という疑問を持っている人も多いです。
確かにSPIの能力検査の点数が高い=仕事ができるとは限りませんが、SPIでは性格検査も用意されています。
性格検査は性格診断のようなもので、受検者の仕事に対する考え方や特性が企業の社風とマッチするかを測定するための試験です。
※性格検査で出題される具体的な質問を知りたい人は「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」をご覧ください。
企業によっては能力検査の結果よりも性格検査の結果を重要視しているところもあるので、SPIが一概にムダであるとは言えなさそうです。
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今回はSPIが嫌いな理由をまとめていきました。
SPIが嫌いといっても、選考フローでSPIが用意されている以上は受検せざるを得ません。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はしっかりと対策をして本番に挑みましょう。