SPIで全問正解することはできるのか?という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、SPIで全問正解することは不可能に近いです(後ほど詳しく解説します)
しかし、そもそもSPIは全問正解しなくても通過する適性検査(WEBテスト)なのでご安心ください。
本記事ではSPIの受検回数=100回以上・日本で一番SPIを熟知している私カズマが、SPIで全問正解は可能なのか?について徹底解説していきます。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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SPIで全問正解は可能?
本記事のタイトルや冒頭でもお伝えした通り、SPIで全問正解することは不可能に近いです。
実際、SPIを全問正解している受検者は限りなくゼロに近いでしょう。
SPIで全問正解することが難しい理由は主に以下の2つです。
- 制限時間がかなり短い
- 難問も出題される
それぞれ詳しく解説します。
制限時間がかなり短い
SPIでは問題ごとに制限時間が設定されており、制限時間の目安は1問あたり1〜2分程度です。
※SPIの制限時間の詳細については「SPIの試験時間・所要時間は?一問何分?時間配分のコツもご紹介」をご覧ください。
SPIで全問正解や高得点を狙うのであれば、以下のような問題を1分以内には解かなければなりません。
【例題】
2、4、6、8、10のカードをS、T、Uの3人に1枚ずつ配った。今、3人に配られたカードの数値について以下のことがわかっている。
ア:S、T、Uの順に大きい数値である
イ:Sに配られたカードの数値はTのそれの2倍以上である
このとき、Uに配られたカードの数値を求めよ。
【解答&解説】
条件アから、S>T>Uなので、Uは2、4、6のいずれか、Tは4、6、8のいずれかです。
また、Sは6、8、10のいずれかです。
条件イから、Sに配られたカードがTの2倍以上なので、Tに配られたカードは2か4です。
Tは4、6、8のいずれかなので、この時点でT=4が確定します。
T=4なら、Tのカードの2倍は8です。それ以上のカードの場合もあります。
Uに配られたカードの数値はTよりも小さいので、U=2・・・(答)となります。
※「SPIの推論とは?すべてがわかる!時間足りない・苦手な人向けの対策方法も解説」という記事もぜひ参考にしてください。
SPIは制限時間がかなりタイトな適性検査(WEBテスト)なので、それに焦ってしまって本来の実力を発揮できない受検者もたくさんいます。
難問も出題される
テストセンター型のSPIでは難問が出題されることもあります。
※テストセンターは試験会場でSPIを受検する受検方式のことです。詳しくはSPIのテストセンターとは何かについて解説した記事をご覧ください。
難問の例題は以下です。制限時間=2分30秒を目安に解いてみてください。
【例題】
X、Y、Zの3つの自然数がある。
(1)X、Y、Zの積が210であるとき、X、Y、Zの数の組み合わせは何通りあるか。
(2)X、Y、Zの積が432であるとき、X、Y、Zの数の組み合わせは何通りあるか。
【解答&解説】
(1)210を素因数分解数すると2×3×5×7です。
この4つの数を、それぞれX、Y、Zのどれかに割り当てればよいことがわかります。
どの数も割り当てられない変数は1になります。
2の割り当て先はX、Y、Zの3通りです。3の割り当て先、5の割り当て先、7の割り当て先もそれぞれ3通りなので、全体では3×3×3×3=81[通り]・・・(答)となります。
(2)432を素因数分解すると、2×2×2×2×3×3×3となります。
4個の2をX、Y、Zのいずれかに割り当てる割り当て方は、3種類の中から4個を選ぶ重複組み合わせと同じなので、3+4-1C4=6C4=15[通り]です。
同様に考えて、3個の3をX、Y、Zのいずれかに割り当てる割り当て方は、3種類の中から3個を選ぶ重複組み合わせなので、3+3-1C3=5C3=10[通り]です。
よって、全体では15×10=150[通り]・・・(答)となります。
※「SPIで場合の数は頻出!解き方のコツと出題パターンを完全網羅!練習問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。
SPIの難問は事前にしっかりと対策をやりこんでいないと解けない問題が多いです。
全問正解や高得点を狙うのであれば、SPIの勉強・対策期間として3ヶ月程度は確保しておきましょう。
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SPIでは全問正解を狙う必要なし
SPIで全問正解を狙うのが難しいことがお分かりいただけたかと思いますが、そもそもSPIで全問正解を狙う必要はありません。
SPIのボーダーラインは新卒(就活)の場合だと6〜7割程度、中途(転職)の場合だと4〜5割程度に設定している会社が多いです。
全問正解をボーダーラインに設定している会社は絶対にありませんし、9割程度をボーダーラインにしている会社もごくわずかです。
※詳しくは「SPIのボーダー・合格ライン企業一覧100社!何割取ればOK?高い企業は?足切り基準をご紹介」という記事をご覧ください。
なので、SPIを受検予定の人はまずは6〜7割程度の得点を目指して勉強・対策をしていきましょう。
SPIの具体的な対策方法については「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」でご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
SPIで全問正解すると怪しまれる?
SPIで全問正解すると怪しまれるのでは?という疑問を持っている人も多いでしょうが、結論怪しまれる可能性は高いです。
上記でも解説している通り、SPIで全問正解するのはかなり難易度が高く、全問正解している受検者はほとんどいません。
もちろん受検者が東大医学部(理科三類)や京大医学部といった超高学歴大学の出身であれば全問正解しても怪しまれる可能性は低くなりますが、そうでないならば全問正解は怪しまれると思っておいた方が良いでしょう。
※高学歴の人でもSPIができないケースはあります。詳しくは「SPIができない高学歴の特徴4つ!学歴フィルターとの関係は?」をご覧ください。
怪しまれ方としては主にSPIの代行・替え玉受検があげられます。
SPIには自宅から受検可能なWEBテスティングという受検方式がありますが、WEBテスティングでは試験監督による監視などがないので、代行・替え玉受検ができてしまいます。
※詳しくはSPIのWEBテスティングとは何かについて完全解説した記事をご覧ください。
上記のような超高学歴大学の出身ではない受検者がSPIで全問正解した場合、高学歴の友達や知人に代行・替え玉受検をしてもらったのではないか?と怪しまれても無理はありません。
ちなみにですが、SPIを含むWEBテスト(適性検査)の代行は私電磁的記録不正作出罪という犯罪に該当するのでご注意ください。
2022年11月には就活中の女子大生の適性検査(WEBテスト)を代行したとして、大阪府に住む田中信人さんが逮捕・起訴されています。
事件の詳細は「WEBテスト・SPI代行サービスのすべてを解説!逮捕された理由や実態・歴史を振り返る」で解説しているので、気になる人はぜひご覧ください。
SPIで全問正解を狙う方法
最後に、SPIでどうしても高得点が取りたい・全問正解を狙いたい!という人向けのSPI対策法をご紹介します。
※「SPIの高得点目安・指標は?点数や正答率を知る方法」もぜひ参考にしてください。
当たり前ではありますが、SPIで全問正解を狙うには徹底したSPIの対策が必要です。
具体的な対策方法としてはSPIの問題集を購入し、できるだけ多くの問題をこなすのが一番手っ取り早いです。
※SPIのおすすめ問題集・参考書をご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
問題を解く際には必ず制限時間を意識しながら解いてください。ほとんどの問題集では問題ごとに制限時間が記載されています。
ちなみに、筆者のおすすめ問題集は「史上最強 SPI&テストセンター超実戦問題集」です。
就活界隈ではかなり有名な一冊で、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人は必ず持っておきたい問題集といえます。
「テストセンター」と記載されていますが、この問題集を完璧に仕上げればWEBテスティングの問題も必ず解けます。
ページ数は全部で352ページとかなりボリュームのある内容になっているので、SPIの対策には申し分ない一冊と言えるでしょう。
料金は税込1,430円です。SPIを受検予定の人はぜひ購入を検討してみてください。
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今回はSPIで全問正解は可能なのか?について解説しました。
ほとんどの企業は7割も取ればSPIは通過するケースが多いので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はまず7割を目指すようにしましょう!