SPIの非言語(数学)では代金精算の問題がよく出ます。
代金精算はお金の貸し借りや支払いの精算額を計算する問題です。SPIの非言語(数学)の中では比較的簡単な部類に入ります。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
今回はSPIで出題される問題の難易度に近い代金精算の練習問題を10問ご用意しました。
すべての問題に丁寧な解答&解説を付けているので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。
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【SPI】代金精算の練習問題
SPIの代金精算の問題を解いたことがない人は、以下の練習問題を解く前に「SPIの代金精算の解き方・コツを例題でわかりやすく解説!難しい・苦手と感じる人必見!」をぜひご覧ください。
以上の記事で解き方のコツを学習してから以下の練習問題で力試しをすると効率の良いSPI対策が可能になります。
※SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ参考にしてください。
【練習問題1】
X、Y、Zの3人が友人の誕生日のお祝いとして食事とプレゼントを贈ることにした。プレゼントの代金19000円はXが買い、レストランの食事代14900円はYが支払った。この時点で3人が同額ずつ負担する場合、Zは誰にいくら支払えば良いか。
【解答&解説】
かかった費用の総額は19000+14900=33900[円]ですね。
これを3人で割れば1人あたりの負担額がもとまります。
つまり、33900÷3=11300[円]です。
XもYも現時点では1人あたりの負担額よりも多く出費しているので、差額をZからもらう必要があります。
Xがもらう金額は19000-11300=7700[円]、Yがもらう金額は14900-11300=3600[円]です。
以上より、ZはXに7700円、Yに3600円を支払う・・・(答)必要があります。
【練習問題2】
A、B、Cの3人が居酒屋で飲み会をしてBが11000円を支払った。3人は続けて2件目の居酒屋に行き、その代金7900円はZが支払った。3人が同額ずつ負担する場合、Xは誰にいくら払えば良いか。
【解答&解説】
1件目の居酒屋と2件目の居酒屋で支払った金額の合計は11000+7900=18900[円]です。
3人で割り勘にすると、1人あたりの負担額は18900÷3=6300[円]です。
XはYとZに対して、1人あたりの負担額との差を支払えば良いので、
- Yに支払う金額=11000-6300=4700[円]
- Zに支払う金額=7900-6300=1600[円]
となります。
【練習問題3】
AとBの2人で映画館に行った。Aは2人分のチケット代3600円を支払い、Bは2人分の飲食代1600円を支払った。AはもともとBから3000円の借金をしていた。この後、2人が同額ずつ負担して、2人の間で貸し借りがなくなるように精算するとしたら、誰が誰にいくら払えば良いか求めなさい。
【解答&解説】
映画館で使った費用は1人あたり(3600+1600)÷2=2600[円]です。
Aは3600円を支払っているので、BがAに3600-2600=1000[円]を支払えば同額の負担になりますが、借金を精算するためAはBに3000円を支払う必要があります。
つまり、Aは3000-1000=2000[円]をBに支払う必要があります。
【練習問題4】
AとBは母親の誕生日祝いにレストランで食事をした。食事代の18000円は一旦Aが10000円、Bが8000円支払った。2人で食事代を折半することになった。ただし、Aは父親から食事の費用として事前に5000円を受け取っていた。このとき、誰が誰にいくら支払えば同額ずつの負担になるか。
【解答&解説】
母親からもらっていた5000円があるので、実質の食事代は18000-5000=13000[円]です。
これを2人で折半するので、1人あたりの負担額は13000÷2=6500[円]となります。
また、Aが支払った10000円のうち5000円は母親からもらったものなので、実質の負担額は10000-5000=5000[円]です。
Aが5000円、Bが8000円を支払っているので、AがBに差額(6500-5000)の1500円を支払う必要があります。
【練習問題5】
PとQの2人で、友人の誕生日祝いのプレゼントをすることにした。PはQからとりあえず5000円を預かり、自分の分として1000円を上乗せして 6000円のプレゼントを買った。この後、プレゼント代を2人で折半することになったが、QはもともとPに3000円の借金があった。そこでPはQから預かった5000円から、貸していた3000円と自分が上乗せした1000円を差し引き、残りの1000円を折半して500円をQに支払った。この精算方法で、Pはいくら得または損をするか求めよ。
【解答&解説】
プレゼント代は6000円なので、2人で折半した場合の1人あたりの負担額は3000円です。
QはPに5000を渡しているので、2000円多く渡したことになりますが、3000円の借金があるので、トータルで1000円をQがPに支払う必要がある。
しかし、問題文ではPがQに500円を支払っているので、Pは1500円の損になります。
【練習問題6】
3兄弟でクリスマスパーティーを開催した。長男は料理を4200円、次男はお酒を3900円、三男はケーキを1200円で購入した。誰が誰にいくら支払えば、同額ずつの負担になるか求めよ。
【解答&解説】
1にあたりの負担額は(4200+3900+1200)÷3=3100[円]です。
3兄弟それぞれが支払った金額との差額は
- 長男:4200-3100=1100[円]多い
- 次男:3900-3100=800[円]多い
- 三男:3100-1200=1900[円]少ない
です。よって三男が長男に1100円、次男に800円支払えば良いことがわかります。
【練習問題7】
X、Y、Zで2泊の旅行に行くことにした。Xが3人の宿泊費24000円を、Yが3人の交通費18000円を負担した。Zは3人のお土産代を負担した。帰宅後に旅費は3人で均等に支払うことにした。帰宅後の精算で、Zは8000円を追加で支払った。精算が終わった後、購入したお土産にXの分が含まれていなかったことがわかった。そこで、お土産代はYとこで折半することにして精算をやり直した。Xの負担額は最終的にはいくらになるか求めよ。
【解答&解説】
多くの情報が交錯していますが、最終的にXの負担額は宿泊費と交通費のみになるので、
(24000+18000)÷3=14000[円]・・・(答)となります。
【練習問題8】
X、Y、Zの3人で遊園地に遊びに行った。入園料は全員で3600円でXがまとめて支払った。アトラクションのチケット代の2400円はYがまとめて支払った。園内のレストランでの食事代はZがまとめて支払った。帰りがけに費用を3人で均等に負担することになり、YはXに500円、Zに200円を支払った。このとき、食事代の費用は1人あたりいくらか求めよ。
【解答&解説】
Xは入園料3600円を支払い、Yから500円を受け取っているので、負担額は3100円です。
これが1人あたりの負担額になります。ZはYから200を受け取っているので、Zが支払った食事代の総額は3300円だったことがわかります。
よって求める答えは3300÷3=1100[円]・・・(答)となります。
【練習問題9】
男性X、Yと女性Zの3人で食事に行った。3人の総額が18000円だったので、とりあえずXが10000円、Yが5000円、Zが3000円を支払った。3人の負担が同額になるように精算した後、レシートを確認したところ、その日はレディースデイで女性は男性料金の半額であることがわかった。XとYは、Zにいくら返金すればよいか求めよ。
【解答&解説】
3人の負担が同額になるように精算した場合、1人あたりの負担額は18000÷3=6000[円]です。
女性は半額で総額が18000円だったので、男性料金をa円とおくと
2a+0.5a=18000という方程式を立てることができます。
これを解くとa=7200[円]となります。
よって、男性は7200円、女性は3600円であることがわかります。3人はすでに6000円ずつ支払っているので、それぞれの差額は
- XとY:7200-6000=1200[円]少ない
- Z:6000-3600=2400[円]多い
となります。
よって、XとYは1200円ずつをZに支払う必要があります。
【練習問題10】
A、B、Cの3人で文化祭の模擬店をやることにした。Aは5400円で屋台を借りてきた。Bは3600円で食材を購入してきた。Cは調理器具を購入してきた。模擬店にかかる費用は3人で均等に分割して精算することにした。精算のときに、BはAに700円を支払った。CもAに支払いをしたが、支払い金額は不明である。このとき、CがAに支払った金額はいくらか求めよ。
【解答&解説】
1人あたりの負担額はBに注目すると3600+700=4300[円]であることがわかります。
Aが支払った5400円は1人あたりの負担額と比べて5400-4300=1100[円]多いことがわかります。
BがAに支払った金額は700円なので、400円足りません。この金額がCがAに支払う金額になるので、答えは400円・・・(答)となります。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はSPIでよく出題される代金精算の練習問題をご紹介していきました。
代金精算は一見ややこしい問題ですが、お金の流れをしっかりと考えることができればそこまで難しくはありません。
ぜひ優先度を高めて勉強・対策していただければと思います。