SPIの非言語(数学)ではブラックボックスの問題が出るという噂もありますが、それは嘘なのでご注意ください。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
後ほど詳しく解説しますが、SPIでブラックボックスが出題されていたのは過去の話です。
本記事では過去のSPIで出題されていたブラックボックスとはどんな問題なのかや解き方について例題でわかりやすく解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
SPIのブラックボックスとは?解き方を例題で解説
過去のSPIで出題されていたブラックボックスとは条件で与えられたボックスの入力値と出力値から、「そのボックスがどんな規則や関係性を持っているか」を推測する問題です。
説明だけではイメージがわかないと思うので、例題を1問ご紹介します。
【例題】
P、Q2つの装置がある。装置Pは入った数字の和を、装置Qは入った数字の積を出力することがわかっている。
装置Pと装置Qをつなげて以下のような回路を作ったとき、xに出力される数値を求めよ。
【解答&解説】
Pに2と3が入力されたときの出力結果は2+3=5です。
Qに4と5が入力されたときの出力結果は4×5=20です。
Pに5と20を入力すると、5+20=25・・・(答)となります。
SPIのブラックボックスはそこまで難易度は高くありません。
SPIでブラックボックスは出ない
冒頭でも解説しましたが、SPIでブラックボックスが出題されていたのは過去の話です。
現在のSPIではブラックボックスの問題は出題されないので、勉強・対策は不要です。
※「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」もぜひ合わせてご覧ください。
※書店などで販売されているSPIの問題集にはブラックボックスの問題が掲載されているものもあるのでご注意ください。
SPIは1963年にその原型が開発されました。その後、SPIは改良が重ねられ、2002年にはSPI2をリリースし、2013年にはSPI3となっています。現在使用されているSPIはSPI3です。
※詳しくは「SPI3とは?問題例や問題集・対策法は?SPI3-Gとは?すべてがわかる!」をご覧ください。
SPIでブラックボックスが出題されていたのはSPI2までの時代です。
現在、SPI2は企業に提供されていないので、企業がSPI3ではなくSPI2を出題することは絶対にありません。
以上の理由から、現在のSPIでブラックボックスが出ることはないのです。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
【SPI】ブラックボックスの練習問題
最後に、ブラックボックスの練習問題をご用意しました。興味がある人はぜひ解いてみてください。
【練習問題1】
P、Q、Rという3つの装置がある。装置Pは入力した2つの数値を加えた結果が出力される。装置Qは入った2つの数値をかけた結果が出力される。装置Rには1つの数値が入力され、その数値が0ならば0が、正の数ならば1が、負の数ならば-1が出力される。このとき、各問に答えよ。
(1)以上の装置をつないで以下の図のような回路を作った。入力するa〜dの組み合わせア・イ・ウのうち、出力eが0になるものをすべて選びなさい。
アの場合 | イの場合 | ウの場合 | |
---|---|---|---|
a | 2 | 0 | -2 |
b | 1 | 3 | -1 |
c | 0 | -3 | 1 |
d | -2 | 1 | -3 |
(2)以下の図のような回路がある。入力するa=0、b=1と出力されるe>0であることがわかっている。このとき、dの取り得る範囲を求めなさい。
【解答&解説】
(1)実際に数値を入力して検証してみます。
アの場合、e=0になることがわかります。
イの場合、e=-2になることがわかります。
ウの場合、e=0になることがわかります。
よって、答えはアとウ・・・(答)です。
(2)回路にa=0、b=1を入力してみます。
装置Qから出力されるのは入力した2つの数値の積なので、出力Aも出力Bも0です。
装置Pから出力されるのは入力した2つの数値の和なので、出力Cはe=d+0です。
これがe>0なので、d>0・・・(答)となります。
【練習問題2】
0か1の入力信号を次のような規則で変化させて出力する装置がある。入力信号xを別の信号yに変える装置P。例えば、1を入力すると、0が出力される。
同時に入ってきた2つの信号のうち、少なくとも一方が1であれば1を出力する装置Q。入力信号がともに0であれば0を出力する。
同時に入ってきた2つの信号の両方が1であるときのみ1を出力する装置R。入力信号のいずれか一方が0であれば0を出力する。
このとき、各問に答えよ。
(1)以上の装置をつないで以下の図ような回路を作った。この回路に以下の表のようなア・イ・ウの3通りの組み合わせの信号を入力したとき、出力dが1になるのはどの場合か。あてはまるものをすべて答えなさい。
アの場合 | イの場合 | ウの場合 | |
---|---|---|---|
a | 0 | 1 | 0 |
b | 1 | 1 | 0 |
c | 1 | 0 | 1 |
(2)以上の装置のいずれかをつないで以下のような回路を作った。a、b、cに色々な信号を入力して出力を調査したところ、以下の表のようになった。カ・キ・クのうち、装置Rをつないだのはどれか。あてはまるものをすべて答えなさい。
調査1回目 | 調査2回目 | |
---|---|---|
a | 1 | 0 |
b | 1 | 1 |
c | 0 | 1 |
d | 0 | 1 |
【解答&解説】
(1)数字を入力して検証していきます。
アの場合、d=0となります。
イの場合、d=1となります。
ウの場合、d=1となります。
以上より、d=1となるのはイとウ・・・(答)です。
(2)こちらも数字を入力して検証していきます。
まず調査1回目の場合です。
入力が2つ同時に入ってきているので、Pは候補から外れます。カの出力Aは装置がQでもRでも1です。
ここで、クの出力が0なので、キの出力Bは1ではなく0であることがわかります。
よって、キとクはRであることが判明します。
次に、調査2回目を考えてみます。
カは0と1を入力して出力が1になっているので、Qであることがわかります。
以上より、Rをつないだのはキとク・・・(答)となります。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はSPIのブラックボックスについて解説していきました。
繰り返しになりますが、現在のSPIでブラックボックスが出ることは絶対にありません。出題される分野に絞って対策を行いましょう。