SPIはChatGPT(チャットGPT)で解ける?解けないのでご注意ください!実際に検証してみた

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2022年12月に登場したChatGPT(チャットGPT)は日本だけでなく世界でまたたくまに話題となりました。

ChatGPTが話題になった理由の1つとして回答精度の高さがあげられますが、SPIの問題をChatGPTに読み込ませると、SPIで高得点を取れるのでは?と思っている人もいるのではないでしょうか?

しかし、残念ながら本記事を執筆している2025年時点ではChatGPTを使ってSPIで高得点を取ることはかなり難しいです(後ほど詳しく解説します。本記事の筆者も実際に使って検証してみました)

本記事ではその理由についても解説していきます。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあればChatGPTなんて使う必要はありません。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

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ChatGPT(チャットGPT)とは?登録方法・使い方は?

まず初めに、ChatGPT(チャットGPT)とは何かについて簡単に解説しておきます。

ChatGPTとはアメリカにあるOpenAIという会社が開発した人間のような自然な会話ができるAIチャットサービスです。

一例として、以下のように「野菜はなぜ体にいいと言われているのか小学生にもわかるように解説してください」と投げかけると、それっぽい回答が返ってきます。

ChatGPTの回答

ChatGPTを使うには登録が必要です。

ChatGPTの登録方法ですが、まずはChatGPTの登録画面にアクセスしてください。そして、中央にある「今すぐ始める」ボタンをクリックします。

ChatGPTの登録画面

すると、以下のような画面に遷移するので、右上にある「無料でサインアップ」ボタンをクリックします。

「無料でサインアップ」ボタン

その後、以下のようなメールアドレスを入力する画面に遷移するので、メールアドレスを入力して「続ける」ボタンをクリックしましょう。

メールアドレスを入力する画面

すると、以下のようにパスワードの設定を求められるので、自分の好きなパスワードを入力します。その後、「続ける」ボタンをクリックします。

パスワードの設定画面

すると、認証メールが届くので、メール認証を行いましょう。これでChatGPTの登録は完了です。

ChatGPTを利用するには先ほどのChatGPTの登録画面にアクセスし、右上にある「ログイン」ボタンから登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインします。

すると、以下のような画面に遷移します。これでChatGPTを使う準備は完了です。

ChatGPTを使う準備が完了した画面

以上の画面の下にある「質問してみましょう」にChatGPTへの指示を入力し、送信ボタンをクリックするとAIが入力した指示を実行してくれます。

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ChatGPT(チャットGPT)にSPIの問題を解かせるには、どのモデルがベスト?

現在のChatGPT(チャットGPT)にはChatGPT 4oやChatGPT o3など、様々なモデルがあります。

ChatGPTに、「SPIの問題を解くならどのモデルが最適?」と質問してみてところ、以下の回答が返ってきました。

GPT-4oが最もSPIの問題を解くのに向いています。

4oの特徴=最も新しいモデル(2024年5月公開)で、計算・読解・推論が最も高精度。無料でも使用可(制限あり)。

・SPIの問題をChatGPTに解かせたいなら、「GPT-4o」を選んでください。

・GPT-4oは精度・スピードともに優秀で、特に非言語(計数・論理)に強いです。

・無料でも使用できますが、使用回数に制限があります(Plusプランなら制限緩和)。

なので、本記事ではChatGPT 4oを使ってSPIの問題が解けるか検証していきます。

SPIはChatGPT(チャットGPT)で解ける?問題文を入力して検証

SPIの能力検査では言語・非言語・英語・構造把握の4つの科目がありますが、今回は言語と非言語について検証してみます。

※英語・構造把握の検証を行なっていない理由については後ほど解説します。

言語

SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説!これだけ読めば大丈夫」でも解説している通り、SPIの言語で出題される問題は非常に幅広いです。

今回は長文以外の問題をChatGPTに解かせてみます。

※長文以外の問題にしている理由は後ほど解説します。

熟語の成り立ち

まずはWEBテスティングの言語で出題される熟語の成り立ち問題からです。

SPIのWEBテスティングとは何かについて完全解説した記事もぜひ参考にしてください。

ChatGPTに解かせると以下のようになりました。

ChatGPTに熟語の成り立ち問題を解かせた場合

正解は1なので、ChatGPTの答えは間違っていることがわかります。

※「SPIの熟語の成り立ちとは?例題で解説&必ず覚えておくべきことをご紹介」もぜひ参考にしてください。

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二語の関係

続いてはテストセンターの言語で出題される二語の関係問題です。

SPIのテストセンターとは何かについて解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

二語の関係の問題をChatGPTに出してみました。

ChatGPTに二語の関係の問題を解かせた画面

すると、以下のような回答が返ってきました。

ChatGPTが出した回答

正解は4なので、こちらもChatGPTの回答は間違っています。

※「SPIの二語の関係とは?例題でわかりやすく解説!解き方のコツと一覧も」という記事もぜひ参考にしてください。

語句の意味

語句の意味問題もChatGPTに解かせてみます。

ChatGPTに語句の意味問題を解かせた画面

ChatGPTが出した答えは3で、見事に正解しています。

ChatGPTが出した答え

語句の意味問題に関してはChatGPTはそこそこ信用できそうです。

※「【SPI】語句の意味の例題と頻出問題!出題される受検方式は?」もぜひ参考にしてください。

複数の意味

続いては複数の意味問題を以下のようにChatGPTに出題してみました。

ChatGPTに複数の意味問題を解かせた画面

ChatGPTが出した答えは3で、こちらも正解しています。

ChatGPTが出した答え

複数の意味問題に関してもChatGPTはそこそこ信用できそうです。

※「【SPI】語句の用法・複数の意味の練習問題30問!テストセンター受検者は必見」もぜひ参考にしてください。

文の並び替え

続いては苦手とする人が多い文の並び替え問題です。以下の問題をChatGPTに出題しました。

ChatGPTに出題した文の並び替え問題

ChatGPTの回答は以下の通りですが、答えはア=1、イ=4、ウ=5、エ=3、オ=2なので間違いです。

ChatGPTの回答

ChatGPTが文の並び替え問題を解くのは難しそうです。

※「SPIの文の並び替え問題を解くコツは?練習問題もご用意しました」もぜひ参考にしてください。

空欄補充

最後は空欄補充問題です。以下の問題をChatGPTに出題しました。

ChatGPTに出題した空欄補充問題

ChatGPTが出した正解は2で、合っています。

ChatGPTが出した正解

※「SPIの空欄補充問題は受検方式で毛色が違う!例題でわかりやすく解説」もぜひ参考にしてください。

以上より、SPIの言語においてChatGPTが解けそうな問題は

  • 語句の意味
  • 複数の意味
  • 空欄補充

の3つのみです。以上の3つはすべてSPIの言語のかなり序盤で出題される問題で難易度は高くありません。

ChatGPTが解ける問題はこの難易度が限界な気がしてきました。

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非言語

続いては非言語です。今回は

  • 速度算
  • 損益算
  • 推論

の3問をChatGPTに出題してみます。

SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

速度算

以下の速度算の問題をChatGPTに出題してみました。

ChatGPTに出題した速度算の問題

ChatGPTが出した答えは以下の通り77分で見事に正解しています。

ChatGPTが出した答え

※「SPIの速度算・速さの計算の解き方とコツ!重要公式もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

損益算

続いては以下の損益算の問題をChatGPTに出題しました。

ChatGPTに出題した損益算の問題

ChatGPTの答えは以下の通り300円となり、こちらも正解しています。

ChatGPTが出した答え

※「SPIの損益算とは?コツと暗記必須の用語4つをわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。

推論

最後はあえてSPIの非言語の中で最も難しいと言われている推論問題をChatGPTに解かせてみました。

ChatGPTに出題した推論の問題

ChatGPTが出した答えは以下の通り2・3・4・5でしたが、残念ながら間違いです(答えは5と6です)

ChatGPTが出した答え

ChatGPTは速度算や損益算など、比較的難易度が低い非言語の問題は解けそうですが、推論のように難易度が上がると解くのは難しそうです。

SPIの推論とは何かについて解説した記事もぜひ参考にしてください。

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SPIはChatGPT(チャットGPT)で解ける?問題のスクショを入力して検証

続いては問題のスクショ(画像)をChatGPTに読み込ませて、問題が解けるか検証してみます。

まずは言語からです。

言語

今回は長文問題もChatGPTに解かせてみます。

熟語の成り立ち

まずは熟語の成り立ち問題の画像をChatGPTに読み込ませて、問題を解いてもらいます。

熟語の成り立ち問題の画像

今回「錠剤」の熟語の成り立ちを問う問題なのですが、ChatGPTは「錠剤」を「鋭利」と読み込んでしまっています。

なので、ChatGPTが出した回答も当然間違っていました。

二語の関係

次は二語の関係問題の画像をChatGPTに読み込ませて、問題を解いてもらいました。

二語の関係問題の画像

ChatGPTが出した答えは2ですが、正解は4なので、こちらもChatGPTの回答は間違っています。

語句の意味

次は語句の意味問題の画像をChatGPTに読み込ませて、問題を解いてもらいました。

語句の意味問題の画像

ChatGPTが出した答えは3で、見事に正解しています。

ChatGPTが出した答え

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複数の意味

複数の意味問題も画像でChatGPTに解かせてみます。

複数の意味問題の画像

ChatGPTが出した答えは4で、こちらも見事に正解しています。

ChatGPTが出した答え

文の並び替え

次は文の並び替え問題の画像をChatGPTに読み込ませて、問題を解いてもらいました。

文の並び替え問題の画像

ChatGPTが出した答えは(ア)5、(イ)、1(ウ)4、(エ)2、(オ)3ですが、正解はア=1、イ=4、ウ=5、エ=3、オ=2なので間違いです。

空欄補充

空欄補充問題も画像でChatGPTに解かせてみます。

空欄補充問題の画像

ChatGPTが出した答えはア=3、イ=1、ウ=2で正解しています。

ChatGPTが出した答え

長文読解

最後は長文読解です。ChatGPTに画像を読み込ませて解かせます。

長文読解の画像

ChatGPTが出した答えは(1)a、(2)4、(3)2で、(2)と(3)のみ正解しています。

ChatGPTが出した答え

以上をまとめると、ChatGPTにSPIの問題画像を読み込ませて正解したものは

  • 語句の意味
  • 複数の意味
  • 空欄補充
  • 長文読解(一部不正解)

となります。画像ではなく、問題文を入力して検証したときとそこまで精度は変わりませんでした。

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非言語

今回も

  • 速度算
  • 損益算
  • 推論

の3問をChatGPTに画像で出題してみます。

速度算

速度算の問題画像をChatGPTに読み込ませて解かせます。

速度算の問題画像

ChatGPTが出した答えは630mで、見事に正解しています。

ChatGPTが出した答え

損益算

次は損益算の問題画像をChatGPTに読み込ませて解かせます。

損益算の問題画像

ChatGPTが出した答えは277円で、こちらも見事に正解しています。

ChatGPTが出した答え

推論

最後は推論の問題画像をChatGPTに読み込ませて解かせます。

推論の問題画像

ChatGPTが出した答えは1と2で、こちらは不正解となりました。

ChatGPTが出した答え

以上をまとめると、ChatGPTにSPIの問題画像を読み込ませて正解したものは

  • 速度算
  • 損益算

となります。言語と同様、画像ではなく、問題文を入力して検証したときとそこまで精度は変わりませんでした。

SPIの問題文をChatGPT(チャットGPT)に入力するのが難しい理由

以上の検証結果の通り、本記事を執筆している2025年時点でChatGPTはSPIの問題をすべて解くことはできません。

なので、SPIでChatGPTを使ったとしても高得点を取れる保証はどこにもありません。

また、SPIにはWEBテスティング・テストセンター・インハウスCBT・ペーパーテストという4つの受検方式があります。

WEBテスティングは自分のPCから自分の好きな場所(主に家)・好きな時間にSPIを受検できます。

テストセンターは試験会場で試験監督官がいる環境でPCを受検します。

インハウスCBTとペーパーテストは企業の会議室やブースでSPIを受検するので、近くに企業の担当者がいます。

※4つの受検方式の細かな違いは「SPIの種類一覧!見分け方や種類の違い・難易度などを徹底解説」をご覧ください。

なので、ChatGPTをもし使うとすればWEBテスティングでしか使えません。

※SPIの規約ではChatGPTの使用はもちろん認められていません。

ちなみにですが、WEBテスティングの受検画面は以下のようになっています。

WEBテスティングの受検画面

一見、問題文をコピーしてChatGPTに貼り付けができそうですが、WEBテスティングの問題文はコピーできない仕様になっています。

※詳しくはSPIを調べながら受検できない4つの理由について解説した記事をご覧ください。

SPIでは問題1問1問に制限時間が付与されており、1問に使える時間は多くても2分程度です。

※詳しくは「SPIの試験時間・所要時間は?一問何分?時間配分のコツもご紹介」をご覧ください。

2分以内に問題文を自力でChatGPTで入力するのはなかなか難しいでしょう。SPIの言語で出題される長文読解は間違いなく不可能です。

※「【SPI】言語の長文読解とは?例題で解説!コツは?長文なしはやばい?」もぜひ参考にしてください。

なので、WEBテスティング(SPI)の問題をChatGPTに解いてもらうためには問題の画像をスクショし、それをChatGPTに読み込ませる必要があります。

また、SPIのWEBテスティングの能力検査では言語と非言語が出題されます。英語と構造把握は出題されません。

英語はテストセンターとペーパーテスト型のSPIで出題される可能性があり、構造把握はテストセンター型のSPIで出題される可能性があります。

※詳しくは「SPIの構造把握とは?例題とコツもご紹介!出るかどうかを事前に判別する方法は?」をご覧ください。

なので、SPIの英語と構造把握の問題をChatGPTに解いてもらうことはそもそも不可能です。

ChatGPTを使ってSPIで高得点を取るのは現段階では難しいと判明してがっかりした人もいるでしょうが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあればChatGPTなんて使う必要はありません。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

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