SPIで学力はわかる?結論わかります!なぜわかるのか解説

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SPIで受検者の学力なんてわかるのか?という疑問を持っている人もいることでしょう。

しかし、後ほど詳しく解説しますが、SPIで学力はわかります。

本記事ではSPIを日本一知り尽くしているSPIマスターの私カズマが、SPIで受検者の学力がわかる理由などについて徹底解説していきます。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。

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SPIで学力はわかる?

冒頭でも解説した通り、SPIで受検者の学力はわかります。

SPIでは言語・非言語・英語・構造把握・性格検査の5科目が用意されており、学力がわかるのは言語・非言語・英語・構造把握の4つです。

※言語=国語、非言語=数学のことです。

これら4つはまとめて能力検査と呼ばれています。

SPIの能力検査では中学・高校で学習する基礎的な内容をもとにした問題が出題されます。

なので、SPIでわかる学力は基礎学力がメインとなります。

※後ほど詳しく解説しますが、受検方式によっては応用力もわかります。

各科目の例題は以下の通りです。

【言語の例題】

最初に示された二語の関係を考えて、同じ関係の対になるよう【 】にあてはまる言葉を選びなさい。

木枯らし:風

くもり:【 】

  1. 天候
  2. 空気
  3. 湿度
  4. 温度

【解答&解説】

木枯らしは秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風のことです。

つまり、木枯らしは風の一種です。

くもりは天候の一種なので、答えは1・・・(答)です。

※「SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説!これだけ読めば大丈夫」もぜひ参考にしてください。

【非言語の例題】

3桁の整数3□1について、以下のことがわかっている。

ア:7の倍数である

イ:9で割ると2余る

このとき、□にあてはまる数字を求めよ。

【解答&解説】

3□1の□に0から順に数字をあてはめて7で割ってみます。

最初の301を7で割ると43で余り0です。

301が7の倍数なので、ここに70を加えた371も7の倍数とわかります。

301と371を9で割ると、

  • 301÷9=33余り4
  • 371÷9=41余り2

なので、3□1は371で□=7・・・(答)です。

SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。

【英語の例題】

最初にあげた説明文に最も近い意味を表す英単語を、1から5の中で1つ選びなさい。

a person in a court who has the authority to decide how criminals should be punished

  1. expert
  2. judge
  3. gauge
  4. norm
  5. verdict

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

説明文の和訳は「法廷において被告の罪刑を決定する権限を持った人」です。

各選択肢の意味は以下の通りです。

  1. expert=専門家
  2. judge=裁判官
  3. gauge=尺度
  4. norm=規範
  5. verdict=評決

※「SPIの英語はこれで完璧!出題される形式や問題・対策方法などを一挙ご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

【構造把握の例題】

1〜5を言及されている内容によってグループP(2つ)とグループQ(3つ)に分けたとき、Pに分類されるものを答えなさい。

  1. あの男性はジャーナリストとしても活躍した作家である。
  2. 『吾輩は猫である』を書いた夏目漱石は学校の教師である。
  3. 日本を代表する彫刻家の高村光太郎は『智恵子抄』の作者である。
  4. 『雪国』を英訳したエドワード・サイデンステッカーは日本文学の研究者である。
  5. 児童文学作家のミハエル・エンデは『モモ』の作者である。

【解答&解説】

1、2、4はそれぞれの作家を作家以外の活動によって説明しています。

3、5はそれぞれの作家を作品の著者として説明しています。

よって、正解は3と5・・・(答)です。

※「SPIの構造把握とは?例題とコツもご紹介!出るかどうかを事前に判別する方法は?」もぜひ参考にしてください。

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SPIは学力が高ければ高得点を取れるのか?

上記でも解説した通り、SPIでは中学・高校で学習する内容をもとにした基礎的な問題が多くを占めています。

なので、SPIは基本的には学力が高い人が高得点を取りやすいWEBテスト(適性検査)です。

2013年に発売された「親と子のかしこい大学選び」という本では、全5回にわたるSPI模試の結果を大学ごとに集計し、平均点の高い大学上位20校を洗い出しているのですが、その結果は

  • 1位:東京大学
  • 2位:京都大学
  • 3位:一橋大学
  • 4位:東京工業大学
  • 5位:大阪大学

となっており、偏差値が高い大学が上位の大半を占めています。

※ランキングの詳細を知りたい人は「SPIは大学ランキング上位校の出身者が有利?気になるデータを大公開」をご覧ください。

偏差値が高い大学=学力が高い生徒がいる大学なので、学力の高さとSPIの点数には相関関係があると言って問題ないでしょう。

SPIでは学力以外に何がわかるのか?

上記でも解説しましたが、SPIには能力検査だけではなく性格検査も用意されています。

性格検査は学力を測定する能力検査とは違い、受検者の性格の特徴や思考性を測定する科目です。

SPIの性格検査では以下のような質問が用意されています。

【例題】

以下(1)〜(5)の質問は、あなたの日常の行動や考え方にどの程度あてはまりますか。最も近い選択肢を1〜4の中から1つ選んでください。

  1. Aに近い
  2. どちらかといえばAに近い
  3. どちらかといえばBに近い
  4. Bに近い

(1)A:集まりやパーティーで人に紹介されることが多い、B:集まりやパーティーで人を紹介することが多い

(2)A:体を動かすことは好きだ、B:体を動かすことは嫌いだ

(3)A:話の内容はメモを取るほうだ、B:話の内容は頭で覚えるほうだ

(4)A:目標は大きいほうがいいと思う、B:目標は堅実なほうがいいと思う

(5)A:できることなら諦めたくない、B:時には諦めも肝心だ

SPIの性格検査を例題で完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

企業の人事や担当者は、受検者の性格検査の結果と企業の社風や業務内容などを照らし合わせて、その受検者が企業の社風や業務内容とマッチしているか?をチェックしています。

能力検査で点数が良かったとしても、性格検査の結果が企業の社風や業務内容とマッチしていなければ落ちる可能性もあります。

※「SPI(適性検査)で落ちるケース8選!時間切れは?落ちないためにできること」もぜひ参考にしてください。

テストセンター型のSPIでは基礎学力だけでなく応用力もわかる

SPIの能力検査は受検者の基礎学力の測定がメインですが、テストセンター型のSPIでは難しい問題も用意されているので、基礎学力だけでなく応用力もわかります。

※テストセンターの詳細は「SPIのテストセンターとは?対策・予約方法から時間・服装まで完全解説!練習問題付き」をご覧ください。

テストセンター型のSPIでは出題された問題に正解すればするほど難しい問題が出題される仕組みになっています。

逆に、不正解が続くと簡単な問題ばかりが出題されます。

テストセンター型のSPIを受検していて、簡単な問題ばかりが出題された場合は点数が低い可能性が高いのでご注意ください。

※「SPIの高得点目安・指標は?点数や正答率を知る方法」もぜひ参考にしてください。

なので、テストセンター型のSPIで高得点を取った人は基礎学力はもちろんのこと、応用力もあるとみなして良いでしょう。

テストセンター型のSPIで出題される難しい問題の例題は以下です。

※「SPIの難問(難しい問題)はどんな問題?分野と例題をご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題】

赤・青・緑・オレンジ・紫・黒の6色を使って立方体の6つの面を塗り分ける。ただし、隣り合う面は異なる色で塗り分けるものとする。また、立方体を回転させると同じ塗り方になる場合は同一の塗り方とみなす。

(1)6色に塗り分ける場合、塗り方は全部で何通りあるか。

(2)5色に塗り分ける場合、塗り方は全部で何通りあるか。

【解答&解説】

(1)立方体の底面の色を赤とすると、上面の色は5通りです。

残った側面を4色で塗り分けることになりますが、これは4色を並べて輪を作る円順列なので、4P4÷4=3×2×1=6[通り]となります。

よって、塗り方は全部で5×6=30[通り]・・・(答)となります。

(2)6面を5色で塗るので、同じ色の面が2つできます。

隣り合う面は同じ色で塗れないので、同じ色の面は必ず対面になります。

なので、今回はまず、上下の面を同じ色で塗ることにします。この塗り方が6通りです。

次に、側面は残り5色の中から4色を選んで輪を作る円順列なので、5P4÷4=30[通り]となります。

ただし、このままでは上下をひっくり返すと同じものができるので、さらに2で割ります。

よって、答えは6×30÷2=90[通り]・・・(答)となります。

※「SPIで場合の数は頻出!解き方のコツと出題パターンを完全網羅!練習問題付き」もぜひ参考にしてください。

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今回はSPIで学力はわかるのか?について解説していきました。

SPIの点数と学力にある程度の相関関係があることがお分かりいただけたかと思います。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はしっかりと勉強・対策をしておきましょう。

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