SPIで濃度算は出る?公式は?SPIを100回以上受検した筆者が体験談をもとに解説

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SPIの非言語(計数)では濃度算が出題されるのか気になっている就活生や社会人も多いのではないでしょうか?

後ほど詳しく解説しますが、SPIでは濃度算は出題されません。なので、濃度算の勉強・対策は不要です。

本記事を執筆している筆者は今までに100回以上もSPIを受検してきましたが、濃度算が出題されたことは一度もありませんでした。

だからといって、今後もSPIでは絶対に濃度算が出題されないとも言い切れないので、本記事では念のため濃度算の公式や解き方について解説していきます。

現時点では対策の優先度は低いですが、余裕のある人はぜひ勉強しておきましょう。

※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

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【SPI】濃度算とは?公式は?

濃度算とは水溶液の濃度や溶質・溶媒の重さを求める問題です。濃度算の問題では食塩水がよく登場します。

※溶質=水溶液に溶けている物質のこと。食塩水の場合だと溶質=食塩です。

※溶媒=溶質を溶かす液体のこと。食塩水の場合だと溶媒=水です。

【濃度算】溶質・溶媒・水溶液の図解

濃度算で使用する公式は以下の通りです。

食塩水の濃度[%]=食塩水に含まれる食塩の量 / 食塩水の重さ ×100

※食塩水ではない水溶液の場合でも同じです。

例えば、200gの食塩水の中に10gの食塩が溶けているとします。すると、この食塩水の濃度=10/200×100=5[%]となります。

では、以上の濃度算の公式を頭に入れた上で、以下の例題を解いてみましょう。

【例題】

濃度が6%の食塩水200gに水を加えたところ、濃度が4%になった。このとき、加えた水は何gか求めよ。

【解答&解説】

濃度が6%の食塩水200gに含まれる食塩の量は200×6%=200×0.06=12[g]ですね。

ここで、加えた水の量をa[g]とおいてみます。

すると、食塩水の量は200+a[g]となりますね。食塩の量は12gのままです。

水を加えた結果、濃度が4%になったとのことなので、4=12/(200+a)×100という一次方程式を立てることができます。

両辺に(200+a)をかけると、4(200+a)=1200となり、800+4a=1200より、4a=400となるのでa=100[g]・・・(答)となります。

※一次方程式の解き方がわからない人はSPIで絶対に覚えるべき方程式について解説した記事をご覧ください。

以上の例題は濃度算の非常に基本的な問題なので、必ず解けるようにしておきましょう。

SPIで濃度算は出題されない

冒頭でも述べましたが、SPIでは濃度算は出題されません。

SPIにはWEBテスティング、テストセンター、インハウスCBT、ペーパーテストという4つの受検方式がありますが、すべての受検方式において濃度算は出題されません。

SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。

なので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人は濃度算の勉強・対策に時間を使わないようご注意ください。

本記事を執筆している筆者は就活・転職活動を通じて100回以上もSPIを受検してきましたが、濃度算が出題されたことは一度もありません。

※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。

※本記事は今後も絶対にSPIで濃度算が出題されないことを保証するものではありませんのでご了承ください。

ちなみにですが、SPIの非言語(計数)で出題頻度が高いのは速度算です。SPIの速度算の解き方とコツについて解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

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【SPI】濃度算の練習問題

最後に濃度算の練習問題をご用意しました。勉強・対策の優先度は低いですが、余裕のある人はぜひ解いてみてください。

【練習問題1】

濃度8%の食塩水500gに含まれる食塩の量を求めよ。

【解答&解説】

食塩水の濃度[%]=食塩水に含まれる食塩の量 / 食塩水の重さ ×100でした。

食塩の量=a[g]とすると、8=a/500×100という方程式が立てられるので、a=40[g]・・・(答)となります。

【練習問題2】

濃度7%の食塩水300gに濃度3%の食塩水500gを加えると、濃度が何%の食塩水ができるか求めよ。

【解答&解説】

濃度7%の食塩水300gに含まれる食塩の量=300×7%=300×0.07=21[g]ですね。

同様に考えて、濃度3%の食塩水500gに含まれる食塩の量=500×0.03=15[g]となります。

食塩水は300+500=800[g]でき、食塩の量=21+15=36[g]となるので、求める濃度=36/800×100=4.5[%]・・・(答)となります。

【練習問題3】

濃度3%の食塩水500gがある。この食塩水を熱して水を蒸発させたところ、濃度が5%になった。このとき、蒸発させた水は何gか求めよ。ただし、答えは小数点第2位を四捨五入すること。

【解答&解説】

3%の食塩水500gに含まれる食塩の量=500×3%=400×0.03=15[g]ですね。

ここで、蒸発させた水の量=a[g]とおいてみましょう。

水を蒸発させても食塩の量は変わらないので、

5=15/(500-a)×100

という方程式を立てることができますね。

すると、500=7500-15aより、15a=7000となるのでa=466.66・・・となります。

小数点第2位を四捨五入して、答えは466.7[g]・・・(答)となります。

【練習問題4】

濃度4%の食塩水300gに食塩を加えて濃度が10%の食塩水を作りたい。このとき、加える食塩は何gか求めよ?

【解答&解説】

濃度4%の食塩水300gに含まれる食塩の量=300×4%=300×0.04=12[g]ですね。

加える食塩の量をa[g]とおくと、食塩水の量=300+a[g]になることに注意しましょう。

10=(12+a)/(300+a)×100

という方程式が立てられるので、3000+10a=1200+100aより90a=1800となるので、a=20[g]・・・(答)となります。

【練習問題5】

濃度が4%の食塩水がある。この食塩水に食塩を加えて濃度が20%の食塩水960gを作りたい。このとき、加えるべき食塩の量を求めよ。

【解答&解説】

濃度4%の食塩水がそもそも何gあるかわからないので、それをa[g]とおいてみましょう。

また、加えるべき食塩の量=b[g]とおいてみます。

すると、まずはa+b=960・・・①という式が立てられますね。

また、濃度が4%の食塩水a[g]に含まれる食塩の量=a×4%=0.04a[g]ですね。

よって20=(0.04a+b)/960×100という方程式も立てることができます。

整理して、19200=4a+100b・・・②となります。

②-①×4より、96b=15360となるのでb=160[g]・・・(答)となります。

※ちなみにですが、b=160を①に代入すると、a=960-160=800[g]となります。

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いかがでしたでしょうか?

今回はSPIで濃度算は出題されるのか?や濃度算の公式などについて解説していきました。

SPIを受検予定の人は濃度算の勉強時間を減らし、限りある時間を有効に使いましょう。

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