SPIで分数に関する知識は必須!計算方法や表記の注意点を徹底解説!

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SPIの非言語(数学・計数)では分数が必ず登場します。問題文で登場するときもあれば、答えが分数になるときもあります。

なので、SPIの非言語の問題を解くためには分数に関する知識は必須です。

しかし、就活生や転職活動中の社会人の中には分数の計算方法を忘れてしまった人もいるかもしれません。

そこで今回はSPIについて日本トップレベルに詳しいSPIマスターの私カズマがSPIにおける分数の表記方法について解説した後、分数の計算方法(足し算・引き算・掛け算・割り算)や分数を小数に変換する方法、分数比についても解説をしていきます。

最後には分数の計算問題もご用意しているので、ぜひ最後までご覧ください。

※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

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SPIにおける分数の表記方法

まずはSPIにおける分数の表記方法について解説をしておきます。

分数と言えば、以下のような表記方法が一般的かと思います。

分数の例

そして、分数では以下のように「ー」の上の数を分子、下の数を分母と言うのでした。

分数の分母と分子

しかし、SPIでは5/13、1/20、70/3、-8/27といった表記方法を取ります。

「/」の左側に分子を、右側に分母を記載して分数を表記します。

以上がSPIにおける分数の表記方法についての解説となります。SPIを受検予定の人はこの表記方法に慣れておきましょう。

【SPI】分数の計算方法

ここからは分数の計算方法についておさらいしておきます。

すでに理解できている人は飛ばしていただいて問題ありません。

足し算

まずは足し算からです。

例として1/2+5/3を計算してみましょう。

分数で足し算を行うには分母の数を揃える必要があります(これを通分といいます)

今回は分母が2と3なので、分母を2と3の最小公倍数である6にしてみます。

1/2=3/6、5/3=10/6ですね。

よって1/2+5/3=3/6+10/6=13/6・・・(答)となります。

分数の足し算では分子の数だけを足します(分母は変わりません)

引き算

分数の引き算は足し算と同じ要領でできます。

例として7/10-2/5を計算してみます。

まずは足し算のときと同じように分母をそろえましょう。

今回は分母が10と5なので、分母を10と5の最小公倍数である20にしてみます。

7/10=14/20、2/5=8/20ですね。

よって7/10-2/5=14/20-8/20=6/20=3/10・・・(答)となります。

最後に約分するのを忘れないようにしましょう。

分数の引き算も足し算のときと同じように分子の数だけに注目すれば問題ありません(分母は変わりません)

掛け算

分数の掛け算では分母同士、分子同士をかけます。

例として2/9 × 15/18を計算してみましょう。

分母同士、分子同士をかければ良いので、2/9 × 15/18=30/162=5/27・・・(答)となります。

しかし、最後に約分をするのは面倒なので、以下のように計算の途中で約分をした方が楽に解けます。

分数の掛け算

割り算

最後は割り算です。割り算では割る数の逆数を割られる数にかけます。

例えば、3/4 ÷ 5/8=3/4 × 8/5=6/5・・・(答)となります。

分数の割り算

以上の場合、割る数=5/8で割られる数=3/4です。

なので、割る数である5/8の逆数、つまり8/5を割られる数の3/4にかけます。

以上が分数の計算方法となります。SPIでは分数の計算は100%使用するので、必ずできるようにしておきましょう。

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【SPI】分数を小数に変換する方法

分数は小数に変換することが可能です。SPIでは分数ではなく小数で回答しなければならない問題もあるので、分数を小数に変換する知識は必須です。

分数を小数に変換するには分子÷分母を計算すれば良いだけです。

例えば7/10を小数を変換するには分子の7÷分母の10を計算します。

7÷10=0.7なので、7/10=0.7になります。

しかし、分子÷分母が割り切れないケースもあるでしょう。

例えば5/3を小数に変換してみると、5÷3=1.66666・・・となり、6が永遠に続きます。つまり、割り切ることができません。

SPIにおいて分数を小数に変換して割り切れないときは必ず四捨五入をする指示(例:小数点第2位を四捨五入せよ)があるのでご安心ください。

ちなみにですが、先ほどの1.66666・・・に関して小数点第2位を四捨五入すると1.7となります。

【SPI】分数比を整数比に変換する方法

ここからは分数比について解説していきます。分数比とはその名の通り分数の比のことです。

例えば2/3:5/6や9/10:3/4などです。

SPIでは計算の過程で分数比が登場する場合もありますので、分数比に関する知識も必須となります。

分数比は必ず整数比に変換することが可能です。例えば4/5:6/7を整数比に変換してみましょう。

2つの数に同じ数をかけても比は変わらないので、今回は分母である5と7の最小公倍数である35を2つにかけて、2つの分数の分母を消去することを考えましょう。

2つの分数に35をかけると、28:30となりますね。そして、28:30は2つとも2で割ることができるので14:15となります。

つまり、4/5:6/7を整数比に変換すると14:15になるというわけです。

SPIの割合と比の解き方とコツについて解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。

【SPI】分数の計算問題

最後に分数の計算問題をご用意しました。上記で学習したことをしっかりと頭に入れた上で、全問正解できるまで繰り返し解いてみてください。

【計算問題1】

以下の計算をせよ。

(1)4/9+1/6

(2)9/8-3/2

(3)5/6 × 7/5

(4)3/8 ÷ 4/9

(5)5/4+2/3-7/6

【解答&解説】

(1)4/9+1/6=8/18+3/18=11/18・・・(答)

(2)9/8-3/2=9/8-12/8=-3/8・・・(答)

(3)5/6 × 7/5=7/6・・・(答)

(4)3/8 ÷ 4/9=3/8 × 9/4=27/32・・・(答)

(5)5/4+2/3-7/6=15/12+8/12-14/12=9/12=3/4・・・(答)

【計算問題2】

(1)-6/13を小数に直しなさい。ただし、答えは小数点第3位を四捨五入すること。

(2)3/2:5/9を整数比に直しなさい。

【解答&解説】

(1)今回はマイナスが付いていますが、マイナスは最後につければ問題ありません。

6÷13=0.461・・・なので、小数点第3位を四捨五入すると0.46となりますね。

最後にマイナスをつけて答えは-0.46・・・(答)となります。

(2)分母が2と9なので、2と9の最小公倍数である18をかけます。

よって答えは、27:10・・・(答)となります。

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いかがでしたか?

今回は分数に関する知識や計算方法についておさらいしていきました。

分数の計算ができないとSPIの非言語(数学)は間違いなく壊滅的な点数になってしまうので、必ずできるようにしておきましょう。

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