SPIの分割払い問題の解き方・コツは?手数料があるパターンもご紹介

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SPIの非言語(数学)では速度算や年齢算など様々な問題が出題されますが、分割払いに関する問題が出題されるという噂もあります。

しかし、後ほど詳しく解説しますが、現在はSPIで分割払いに関する問題は出題されておりません。

今回はSPIの受検回数=100回超でSPIについて日本一熟知しているSPIマスターの私カズマが過去にSPIで出題されていた分割払い問題のご紹介や解き方・コツなどについて解説していきます。

手数料があるパターンの問題もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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SPIの分割払い問題とは?例題で解説

SPIで出題される分割払い問題では、その名の通り分割払いに関する問題が出題されます。

分割払いとは何か商品やサービスを購入したときにその料金を何回かに分けて支払うことです。

例えば10,000円の商品を購入したとき、毎月2,000円ずつ支払うとすると10,000÷2,000=5[ヶ月]ですべての料金を支払うことになります。

では、例題を1つ見てみましょう。

【例題】

とある商品を購入する。購入時に総額の1/5を支払い、残額を7回に均等に分割して支払うことにした。このとき、分割払いの1回当たりの支払額は総額のどれだけにあたるか求めよ。

【解答&解説】

購入する商品の料金(総額)=10,000円とおいてみましょう。

すると、購入時に総額の1/5を支払ったとあるので、支払った金額=10,000×1/5=2,000[円]ですね。

つまり、残額=10,000-2,000=8,000[円]です。これを7回に均等に分割払いするので、1回あたりに支払う金額=8,000÷7=8,000/7[円]です。

よって求める答えは8,000/7 ÷ 10,000=4/35・・・(答)となります。

8,000/7 ÷ 10,000を計算する理由がわからない人はSPIの割合と比の解き方とコツについて解説した記事をご覧ください。

【SPI】分割払い問題の解き方のコツ

分割払いに関する問題がどんな問題かイメージがついたところで、ここからは分割払い問題の解き方のコツについて解説していきます。

解き方のコツは先ほどの例題のように、具体的な数字を自分で勝手に設定することです。

分割払いに関する問題に関わらずですが、料金に関する問題では料金をx円やa円などの文字において解こうとすると、頭の中が混乱する人が多いです。

なので、なるべく具体的な数字を自分で勝手に設定し、そこから計算式を立てていくことが重要です。

具体的な数字を自分で勝手に設定すると、計算途中で2/3円や0.7円など整数ではない数字が登場するケースもありますが、そこは気にしなくて問題ありません。

※先ほどの例題でも計算途中で8,000/7[円]という分数が登場していますが、気にせずそのまま計算を進めています。

数字を設定するときのコツですが、文中に分数が登場したらその分数の分母に注目し、その分母の倍数や最小公倍数を設定すると計算がしやすいです。

例えば、文中に1/6と1/5という2つの分数が登場したら、分母である6と5に注目します。

6と5の最小公倍数は30なので、3,000円や30,000円といった数字を設定すると計算が楽になる可能性が高いです。

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【SPI】分割払い問題で手数料を考慮する場合

先ほどご紹介した例題では手数料(利子)を考慮していませんでしたが、場合によっては手数料(利子)を考慮しなければならないケースもあります。

では、手数料を考慮する場合の例題を1つ見てみましょう。先ほどご紹介した解き方のコツを意識しながら解いてみてください。

【例題】

商品Aを購入することを考える。購入時に価格の何割かを払い、残額を8回に均等に分割して支払うことにした。しかし、分割手数料として残額の1/5を加えた額を8等分して支払うことになった。

頭金が購入価格の1/5であるとき、分割払い1回あたりの支払い額は購入価格のどれだけにあたるか求めよ。

【解答&解説】

商品Aの価格=10,000円としてみます。頭金=購入価格の1/5とのことなので、頭金=10,000×1/5=2,000[円]となります。

よって、残額=10,000-2,000=8,000[円]です。

「分割手数料として残額の1/5を加えた額を8等分して支払うことになった」とあるので、残り支払う金額=8,000+8,000×1/5=9,600[円]であることがわかります。

つまり、分割払い1回あたりの支払い額=9,600÷8=1,200[円]となります。

よって答えは1,200÷10,000=3/25・・・(答)となります。

SPIで分割払いの問題は出題されない?難易度は?

冒頭でも解説しましたが2023年現在、SPIで分割払いの問題は出題されていません。

※以前はすべての受検方式(WEBテスティング・テストセンター、インハウスCBT、ペーパーテスト)で分割払いの問題は出題されていました。

SPIのペーパーテストを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。

なので、今の就活生や転職活動中の社会人は分割払い問題の勉強・対策はそこまでする必要はないでしょう。

SPIで対策の優先順位が高い分野は出題頻度が高いかつ難易度が低い分野です。そのような分野の例としては損益算や年齢算などがあげられます。

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分割払いの問題が出題されていた当時の問題の難易度はそこまで高くありません。

手数料を考慮する場合は少し難易度が上がりますが、それでも難易度はSPIで出題される問題の中では低〜中くらいです。

SPIの非言語は難しいと感じる人が多く、壊滅的な点数を取ってしまう人も少なくないので、必ずしっかりと勉強・対策をするようにしましょう。

SPIの非言語は0点・ボロボロ・壊滅的でも通過するのか?について解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。

【SPI】分割払いの練習問題

最後に分割払いの練習問題をご用意しました。出題可能性は低い分野ではありますが、余力がある就活生・転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。

※もっと分割払いの問題を解きたい人は「【SPI】分割払いの練習問題まとめ!抑えるべきポイントをわかりやすく解説」をご覧ください。

【練習問題】

(1)とある商品Aを購入し、代金を3回に分けて支払うことにした。 初回は総額の1/6を支払い、2回目は総額の3/8を支払い、3回目に残額を全て支払うことにした。

このとき、3回目に支払う金額は総額のどれだけにあたるか求めよ。

(2)ある商品を購入した。支払いは10回の分割払いとし、購入したその日に1回目の支払いとして全体の1/7を支払い、2回目以降は均等に支払うことにした。4回目のまで支払い額の合計は総額のどれだけにあたるか求めよ。

(3)ある商品の購入時にいくらか頭金を払い、総額から頭金を差し引いた残額を6回の分割払いにすることにした。このとき、分割手数料として残額の10分の1を加えるものとする。分割払いの1回の支払い額が購入価格の1/6になるようにしたとき、頭金として支払うのは購入価格のどれだけにあたるか求めよ。

【解答&解説】

(1)1/6と3/8の分母である6と8に注目します。6と8の最小公倍数=24なので、商品Aの価格=2400円としてみましょう。

すると、初回の支払額=2400×1/6=400[円]ですね。つまり、残額=2400-400=2000[円]となります。

2回目の支払額=2400×3/8=900[円]ですね。このとき、残額=2000-900=1100[円](=3回目の支払額)です。

よって答えは1100÷2400=11/24・・・(答)となります。

(2)商品の値段を70,000円とおいてみます。

1回目の支払いとして全体の1/7を支払ったとあるので、1回目の支払額=70,000 × 1/7=10,000[円]ですね。

つまり、残額=70,000-10,000=60,000[円]となります。「2回目以降は均等に支払うことにした」とあるので、2回目以降の1回あたりの支払額=60,000÷9=20,000/3[円]となります。

すると、4回目の支払いまでには10,000+20,000/3 × 3=30,000[円]を支払っていることがわかります。

よって、答えは30,000÷70,000=3/7・・・(答)となります。

(3)購入価格(=商品の値段)を60,000円とおいてみます。

すると、分割払いの1回の支払い額=60,000 × 1/6=10,000[円]となりますね。

ここで、頭金=a[円]とおいてみます。

すると、{(60,000-a)+(60,000-a)× 1/10 } ÷ 6=10,000という方程式を立てることができますね。

この方程式を解くと、a=60,000/11となるため、求める答えは60,000/11 ÷ 60,000=1/11・・・(答)となります。

※方程式の解き方がわからない人は「【SPI】方程式はこの2つだけ絶対覚えよう!例題でわかりやすく解説!練習問題付き」をご覧ください。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

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いかがでしたか?

今回はSPIの非言語でかつて出題されていた分割払いに関する問題をご紹介していきました。

今は分割払いに関する問題はSPIで出題されていませんが、またいつ復活するかはわかりません。

余裕のある人はぜひ勉強・対策をしておいて損はないでしょう。

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