SPIの非言語(数学)ではある地区の運動会問題というのが出題されることがあります。
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
この問題は整数(不等式)と場合の数を組み合わせた問題で、難易度は中くらいです。
今回はSPIの受検回数=100回超・日本トップレベルにSPIを熟知している私カズマが、SPIで出題されるある地区の運動会問題について例題を使いながら解き方をわかりやすく解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
【SPI】ある地区の運動会問題の解き方
早速ではありますが、SPIの非言語で出題されるある地区の運動会問題の解き方を例題で解説していきます。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
【例題】
ある地区の運動会で玉入れが行われることになった。1チームあたりの人数は男子生徒と女子生徒合わせて15人で、以下2つの条件があった。
- 男子生徒の人数は女子生徒の人数の1.5倍以下にする
- 女子生徒の人数は男子生徒の人数の2倍以下にする
このとき、男子生徒と女子生徒の人数の組み合わせは何通りあるか求めよ。
【解答&解説】
女子生徒の人数をa人とおきます。すると、男子生徒の人数は(15-a)人となります。
条件1より、15-a≦1.5aが成り立つので、両辺を2倍して整理すると、30-2a≦3aより、6≦a・・・(1)となります。
また、条件2より、a≦2(15-a)が成り立つので、整理するとa≦30-2aより、a≦10・・・(2)となります。
(1)と(2)より、6≦a≦10が成り立つので、あてはまるa=6、7、8、9、10となります。
したがって、答えは5通り・・・(答)となります。
ちなみに、a(女子生徒の人数)と男子生徒の人数の5通りの内訳は以下のようになります。
(女子生徒、男子生徒)=(6、9)、(7、8)、(8、7)、(9、6)、(10、5)
※「SPIで場合の数は頻出!解き方のコツと出題パターンを完全網羅!練習問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。
【SPI】ある地区の運動会問題のポイント
上記でご紹介したある地区の運動会問題は与えられた条件から不等式を作ることができるかが最大のポイントです。
不等式さえ作ることができれば、後はその不等式からあてはまる数を導くことができます。
SPIの非言語ではある地区の運動会問題以外にも不等式を使った問題が頻出です。
※「SPIで頻出!優先順位高く対策すべき問題を例題付きで科目別にご紹介!就活生・社会人必見」もぜひ参考にしてください。
なので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人は不等式は必ず解けるようにしておきましょう。
不等号には「>」「<」「≦」「≧」の4つがあり、それぞれ意味が異なるので、その違いをまずは頭に入れておいてください。
そして、不等式では両辺にマイナスの数を掛けたり、マイナスの数で割ったりすると不等号の向きが変わります。
例えば、-5x>60という不等式を解いてみましょう。
左辺にある-5xをxにするには両辺を-5で割るとよさそうです。
正解はx<-12・・・(答)なのですが、不等号の向きを逆にすることを忘れてx>-12と回答してしまう人もいます。
x>-12だと、例えばx=20のとき、-5x=-5×20=-100なので、-5x>60が成り立ちません。
不等式の詳細は「SPIで不等式の知識は必須!覚えておくべき法則と問題例を合わせてご紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【SPI】不等式と場合の数の練習問題
最後に、不等式を活用した場合の数の練習問題をご用意しました。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。
※SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ合わせてご覧ください。
【練習問題】
サイコロを2回振って、1回目に出た目をx、2回目に出た目をyとする。このとき、2x-y≧7となる組み合わせは何通りあるか。
【解答&解説】
以下のような表を作り、2x-yの結果を埋めていきます。
1行目の1〜6が1回目に出た目、1列目の1〜6が2回目に出た目を表しています。
例えば3行目・4列目のマス(太字部分)の場合、2×3-2=4が入ります。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 3 | 5 | 7 | 9 | 11 |
2 | 0 | 2 | 4 | 6 | 8 | 10 |
3 | -1 | 1 | 3 | 5 | 7 | 9 |
4 | -2 | 0 | 2 | 4 | 6 | 8 |
5 | -3 | -1 | 1 | 3 | 5 | 7 |
6 | -4 | -2 | 0 | 2 | 4 | 6 |
以上の表の中で7以上の数字は全部で9個あるので、答えは9通り・・・(答)です。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はSPIの非言語で出題されるある地区の運動会問題を取り上げました。
不等式の計算方法はSPIでは必須なので、必ずできるようにしておきましょう!