SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はSPIの試験時間・所要時間が気になっているのではないでしょうか?
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
SPIの試験時間・所要時間は受検方式によっても異なるので注意が必要です。
本記事ではSPIの受験回数=100回を超えるSPIマスターの私カズマがSPIの試験時間・所要時間だけでなく、一問何分なのか?や時間配分のコツなどについても解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
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SPIの試験時間・所要時間は?
冒頭でも解説した通り、SPIの試験時間・所要時間は受検方式(テストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT、ペーパーテスト)によって異なります。
※SPIのWEBテスティングを完全解説した記事やSPIのペーパーテストを完全解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
それぞれの受検方式における試験時間・所要時間は以下の通りです。
テストセンター | WEBテスティング | インハウスCBT | ペーパーテスト | |
---|---|---|---|---|
言語(国語) | 約15分 | 約15分 | 約15分 | 30分 |
非言語(数学) | 約20分 | 約20分 | 約20分 | 40分 |
英語 | 20分 | 出題されない | 出題されない | 30分 |
構造把握 | 20分 | 出題されない | 出題されない | 出題されない |
性格検査 | 約35分 | 30分 | 30分 | 40分 |
言語(国語)・非言語(数学)・性格検査はすべての受検方式においてほぼ100%出題されると考えておいてください。
テストセンターとペーパーテストでは英語が出題される可能性もありますが、英語を採用している企業はかなり少ないので、ほとんどのSPI受検者は受検することはないでしょう。
※詳しくは「SPIの英語はこれで完璧!出題される形式や問題・対策方法などを一挙ご紹介」をご覧ください。
また、テストセンターでは構造把握という科目が出題される可能性もありますが、こちらも英語と同様に採用している企業はかなり少ないので、受検する機会はほぼないでしょう。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
SPIは一問何分で解けばいい?
SPIの試験時間・所要時間がわかったところで、ここからはSPIの問題数について解説していきます。
まず前提の話にはなりますが、ペーパーテストを除く3つの受検方式(テストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT)はすべてPC(パソコン)からSPIを受検します。
そして、PCからSPIをする場合は問題1問1問に対して制限時間が設定されています。
受検画面の画面下に制限時間を示すバー(以下画像参照)が用意されており、制限時間を超えてしまうと自動的に次の問題に移ってしまうのでご注意ください。
時間が経過するごとにバーの色が緑→黄→赤へと変化していきます。
バーが一番右の赤になり、数秒が経過すると回答状況に関わらず自動的に次の問題に遷移してしまいます。次の問題に遷移すると、バーはまた一番左の緑からスタートします。
また、ペーパーテストを除く3つの受検方式ではペーパーテストと違って最初から出題されるすべての問題を見ることはできません。画面に表示された問題を順番に解いていくことになります。
つまり、問題を早く解けば解くほど多くの問題を解くことができる仕様になっているため、問題数は受検者によって異なるということを理解しておいてください。
以下でご紹介する受検方式別(ペーパーテストを除く)の問題数は、すべての問題をスピーディーに回答でき、用意されている問題すべてに回答できた場合の問題数(=最大の問題数)となります。
※( )内の時間は先ほどご紹介したSPIの試験時間です。
テストセンター | WEBテスティング | インハウスCBT | ペーパーテスト | |
---|---|---|---|---|
言語(国語) | 約40問(約15分) | 約40問(約15分) | 約40問(約15分) | 40問(30分) |
非言語(数学) | 約20問(約20分) | 約20問(約20分) | 約20問(約20分) | 30問(40分) |
英語 | 約25問(20分) | 出題されない | 出題されない | 40問(30分) |
構造把握 | 約20問(20分) | 出題されない | 出題されない | 出題されない |
性格検査 | 約300問(約35分) | 約300問(30分) | 約300問(30分) | 300問(40分) |
以上をご覧になってわかる通り、SPIは制限時間に対してかなり多くの問題が用意されています。
※「SPIで35分の問題数は?時間を有効活用する極秘テクニックもご紹介」もぜひ参考にしてください。
すべての問題を解こうと思うと、1問あたり約30秒〜1分程度で回答しなければなりません。
しかし、ペーパーテストを除く3つの受検方式では問題1問あたり制限時間として2分程度は用意されているので、時間をかけてでも回答できそうな問題は目一杯時間を使っても良いので正解を狙いにいきましょう。
SPIでは正解した問題数をもとにして採点が行われるので、1問あたり約30秒〜1分程度で回答することよりも正解を狙いにいく方が優先度は高いです。
※詳しくはSPIの誤謬率について解説した記事をご覧ください。
性格検査は単純計算で1問あたり10秒以内には回答しなければなりませんが、自分の直感に従って回答するだけなので「制限時間内に回答できないのではないか?」という心配は不要です。
受検者のほとんどが5〜10分程度の余裕をもって回答が終了します。
※「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
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SPIの時間配分のコツ
ここからは時間配分のコツについて科目別に解説していきます。
言語(国語)
SPIの言語は基本的には前半の問題であればあるほど難易度が低いため、前半の問題をいかに素早く正確に解けるかが重要です。
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
SPIの言語の前半では以下の問題が出題されます。
- 熟語の成り立ち
- 二語の関係
- 語句の意味
- 複数の意味
それぞれについて例題をみてみましょう。
【熟語の成り立ちの例題】
※熟語の成り立ちはWEBテスティング・インハウスCBTのみで出題されます。
「災禍」の熟語の成り立ち方として適したものを以下の選択肢1〜4の中から1つ選べ。
- 前の漢字が後の漢字を修飾する
- 反対の意味をもつ漢字を重ねる
- 似た意味をもつ漢字を重ねる
- 1〜3のどれにもあてはまらない
【解答&解説】
「災禍」はどちらも「わざわい」という意味を表しているので、答えは3・・・(答)となります。
SPIの熟語の成り立ちについて詳しく解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
【二語の関係の例題】
※以下でご紹介する二語の関係、語句の意味、複数の意味はテストセンター・ペーパーテストのみで出題されます。
以下に示された二語の関係を考え、同じ関係の対になるように( )にあてはまる言葉を選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
酸化:還元、衰亡:( )
- 隆盛
- 盛況
- 復興
- 興隆
- 全盛
【解答&解説】
酸化と還元は対義語です。衰亡の対義語は興隆なので、答えは4・・・(答)となります。
SPIの二語の関係について詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
【語句の意味の例題】
以下の下線部の言葉と意味が最も合致するものを選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
度々で嫌になること
- 飽食
- 食傷
- 過食
- 徒食
- 暴食
【解答&解説】
「食傷」は同じことが度々続いて飽きてしまうことです。よって答えは2・・・(答)です。
ちなみにですが、
- 飽食=お腹いっぱい食べること
- 過食=食べ過ぎること
- 徒食=働かないで遊び暮らすこと
- 暴食=むさぼり食べること
という意味です。SPIの語句の意味について詳しく解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
【複数の意味の例題】
以下の太字の語句が最も近い意味で使われているものを選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
人の上に立つ
- 席を立つ
- 人の役に立つ
- トラブルの矢面に立つ
- 旅行の計画が立つ
- 面目が立つ
【解答&解説】
「人の上に立つ」の「立つ」は「ある立場につく」ことを表しています。
最も近い意味で使われているのは3・・・(答)となります。
ちなみにですが、
- 席を立つ=立ってその場所を離れる
- 人の役に立つ=目的にかなう
- 旅行の計画が立つ=目標などが定まる
- 面目が立つ=保たれる
という意味になります。SPIの複数の意味について詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
以上の問題の後に空欄補充問題や長文読解などが出題されますが、以上の問題は難易度が低いので時間をしっかりと使ってでも確実に正解を狙いにいきましょう。
非言語(数学)
SPIの非言語(数学)の時間配分のコツは解法が全く思いつきそうにない問題はすぐにスキップすることです。
※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
先ほども解説した通り、SPIでは正解数のみをもとにして採点が行われます。
つまり、自分が解けそうな問題をしっかりと見極めて、その問題を確実に正解する能力が求められます。
なので、少しでも解法が浮かんだ問題は制限時間ギリギリまで粘っても良いので、確実に正解を狙いにいくのがおすすめです。
SPIの非言語(数学)で出題される問題や公式はある程度決まっています。
SPIの公式一覧(非言語・数学)をまとめた記事もご用意しているので、非言語の勉強・対策を効率的に行いたい人はぜひご覧にしてください。
英語
英語の時間配分のコツは言語(国語)と似ています。SPIの英語では前半に以下の問題が出題されます。
- 同意語
- 反意語
- 英英辞典
以上の問題は英単語を知っているかどうかがすべてなので、時間をかける必要がありません。
以上の問題をサクッと解いて(わからない問題は勘で回答)、後半に出題される整序問題や英訳、長文読解などにしっかりと時間を使いましょう。
本記事では同意語・反意語・英英辞典の例題をご紹介しておきます。
【同意語の例題】
「produce」と最も意味が近い英単語を以下の選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
- create
- order
- consume
- arrest
- discover
【解答&解説】
「produce」は「生み出す」という意味です。これと同じ意味なのは1・・・(答)の「create」となります。
ちなみにですが、
- order=注文する
- consume=消費する
- arrest=逮捕する
- discover=発見する
という意味です。
【反意語の例題】
「employ」と反対の意味をもつ英単語を以下の選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
- solve
- dismiss
- deploy
- combine
- object
【解答&解説】
「employ」は「雇う」という意味です。
2の「dismiss」は「解雇する」という意味なので答えは2・・・(答)となります。
残りの選択肢ですが、
- solve=解決する
- deploy=配置する
- combine=結合する
- object=反対する
という意味です。
【英英辞典の例題】
以下の説明文に最も近い意味をもつ英単語を選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
to share things among a number of people
- negotiate
- distribute
- retrieve
- explain
- exhibit
【解答&解説】
太字部分を日本語に訳すと「大勢にものを分けること」となります。
よって答えは2・・・(答)の「distribute(分配する)」となります。
残りの選択肢は
- negotiate=交渉する
- experiment=実験する
- retrieve=回収する
- epplain=説明する
- exhibit=展示する
という意味です。
※SPIで英語があるかないか事前に調べる方法について解説した記事もぜひ参考にしてください。
構造把握
SPIの構造把握の時間配分のコツは非言語(数学)と同じく、解法が全く思いつきそうにない問題はすぐにスキップすることです。
構造把握は言語と非言語に関する問題が出題されますが、問題の傾向はどれもほぼ同じなので構造把握を受検予定の就活生や転職活動中の社会人は必ず事前にどんな問題が出題されるのかをチェックしておきましょう。
SPIの構造把握とは何かについて解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
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いかがでしたか?
今回はSPIの試験時間・所要時間について解説した後、SPIは一問何分ペースで解けばいいのか?や時間配分のコツについても解説していきました。
SPIは問題を解くスピードがかなり求められるWEBテストなので、SPIの対策本や問題集などで問題を解くときも必ず制限時間を意識しながら解きましょう。
※「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」もぜひ合わせてご覧ください。