SPIの受検方式の1つであるWEBテスティングでは推論が出ないという噂がありますが、結論から申し上げますと、WEBテスティングで推論は出ます。
※WEBテスティングの非言語の例題をまとめた記事もぜひ参考にしてください。
しかし、WEBテスティングで出題される推論はテストセンターで出題される推論とは問題の毛色が違うので要注意です。
本記事ではSPIの受検回数=100回を超え、日本で一番SPIについて熟知しているSPIマスターの私カズマがWEBテスティングで出題される推論について徹底解説していきます。
WEBテスティングを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
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WEBテスティングで推論は出ない?結論「出ます」
冒頭でも解説しましたが、WEBテスティングで推論は出るのでご注意ください。
推論はWEBテスティングだけでなくテストセンターでも出ますが、問題の毛色が違うので、それぞれに合った対策が必要です。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
というわけでここからはWEBテスティングで出題される推論とテストセンターで出題される推論の例題をご紹介します。
※WEBテスティングのURLには必ず「arorua」という文字列が含まれています。詳しくは「【SPI】aroruaのURLはSPIで確定ですがオーロラではない!その他のWEBテストの見分け方もご紹介」をご覧ください。
WEBテスティングで出る推論の例題
※SPIにはインハウスCBTという受検方式もありますが、インハウスCBTとWEBテスティングの出題範囲は同じです。SPIのWEBテスティングを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
【例題】
以下について、ア・イの情報のうち、どれがあれば[問]の答えがわかるかを考え、選択肢1〜5の中から正しいものを1つ選び、答えなさい。
2つの整数XとYがある。
[問]X、Yはそれぞれいくつか。
ア:3Y-X=0
イ:X/Y=3
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
【解答&解説】
アを整理すると、X=3Yとなりますね。
イを整理すると、X=3Yとなります。
よって、アとイの式は等しいことがわかります。
そして、X=3Yを満たす整数の組み合わせは
(X、Y)=(3、1)(6、2)(9、3)・・・があり、XとYを特定することができません。
以上より、答えは5・・・(答)となります。
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テストセンターで出る推論の例題
※SPIにはペーパーテストという受検方式もありますが、ペーパーテストとテストセンターで出題される推論の問題は同じです。詳しくは「SPIのペーパーテスト(筆記試験・マークシート)を完全解説!難易度や範囲・問題集もすべてご紹介」をご覧ください。
【例題】
P・Q・Rの3人が100点満点のテストを受検した。このテストの結果について以下のことがわかっている。
- 3人の平均点は63点である。
- PとQの平均点は69点である。
このとき、以下の推論1〜3のうち、確実に正しいと言えるものはどれか。あてはまるものをすべて選びなさい。
- 3人の中で最も点数が低いのはRである。
- PとRの点数の差は50点より小さい。
- PとQの点数の差は60点より小さい。
【解答&解説】
「3人の平均点は63点である」という情報から、P+Q+R=63×3=189・・・(1)であることがわかります。
また、「PとQの平均点は69点である」という情報からP+Q=69×2=138・・・(2)がわかります。
よって、R=(1)-(2)=189-138=51[点]であることが判明します。
テストは100点満点なので、PとQのどちらかが100点のとき、もう一方の点数は3人の中で最低の38点となります。
これはRの点数よりも低いので、選択肢1は確実に正しいとは言えません。
また、Pは最高で100点、最低で38点なので、PとRの差は最大で100-51=49[点]であることがわかります。
よって2は確実に正しいと言えます。
そして、PとQの差は最大で100-38=62[点]となりますが、PとQが同じ点数の場合は差が0点になるケースもあります。
よって、選択肢3は確実に正しいとは言えません。
以上より、答えは2・・・(答)のみとなります。
以上がWEBテスティングで出題される推論とテストセンターで出題される推論の違いになります。
WEBテスティングの推論はいつ出る?
WEBテスティングはテストセンターと違い、あらかじめ用意されている問題が順番に出題されます。
※テストセンターは受検者の正答率によって出題される問題が異なります。
WEBテスティングの推論は試験の中盤に用意されており、問題数としては3〜4問程度用意されているケースが多いです。
※「SPIで65分はWEBテスティング!例題や内容・問題数なども徹底解説!」もぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIでは問題1問1問に制限時間が設定されているのご注意ください。
制限時間をオーバーすると、自動的に次の問題に移ってしまいます。制限時間の目安としては1問あたり1〜2分です。
WEBテスティングの推論のコツ
WEBテスティングの推論を解く際には前提文や条件から式を立てることが重要です。
先ほどご紹介した例題では、
ア:3Y-X=0
イ:X/Y=3
という2つの条件から式を変形・整理して解答を導きました。
推論ではこのように、いかにして式を素早く立てられるかが勝敗を分けます。
なるべく多くの問題を解いて推論に慣れ、素早く式を立てる練習を積みましょう。
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WEBテスティングを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ購入を検討してみてください。
※おすすめのWEBテスティングの問題集をランキング形式でご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
WEBテスティングで推論は出ないという噂について徹底解説していきました。
WEBテスティングでも推論は出るので、必ず対策をしておきましょう。