本記事のタイトルの通り、SPIが4割・5割しか取れなくても受かる企業はあります。
本記事ではSPIを100回以上も受検してきたSPIマスターの私カズマが、SPIの4割・5割の得点がどの程度か、実際にその点数でも合格できる企業の特徴、対策法を網羅的に解説します。
SPIに苦手意識がある人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば今は4割・5割しか取れない人でも内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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目次
SPIの点数が4割・5割ってどの程度?
SPIは、多くの日本企業が新卒・中途採用の選考で導入しているWEBテスト(適性検査)です。
SPIでは
- 言語
- 非言語
- 英語
- 構造把握
- 性格検査
の5科目がありますが、一般的に言う「4割」「5割」は主に言語・非言語の正答率を指す場合がほとんどです。
※SPIの科目の詳細については「SPIの科目・出題範囲は受検方式によって違うので注意!徹底解説」をご覧ください。
例えば、SPIの言語では全部で約40問の問題が用意されていますが、このうち正答数が16問であれば4割、20問で5割の正答率となります。
「SPIの平均点は?偏差値や7段階目安・得点目安を完全解説!」で解説している通り、SPIの能力検査は偏差値で評価されることが多いですが、受検者の学力の目安として「何割得点できたか」が一つの指標とされています。
SPIのボーダーは企業によって異なりますが、大手総合商社や人気メーカー、コンサルティング会社などはおおむね7割以上、地方企業や中小企業では5割前後でも通過するケースがあります。
※SPIのボーダーの詳細は「SPIのボーダー・合格ライン企業一覧100社!何割取ればOK?高い企業は?足切り基準をご紹介」をご覧ください。
ただし、4割・5割という点数は、SPI受検者全体の中でやや低い層に当たることが多いです。
多くのテキストや参考書でも、目標ラインとして6~7割以上を推奨していることから、4割・5割は「合格ボーダーギリギリ、もしくはやや下回る」といった印象です。
とはいえ、出題難易度や年度ごとの問題レベルにも左右されますので、単純に「4割・5割=合格不可」ではありません。
SPIが4割・5割で合格する企業の特徴
SPI試験で4割、5割程度の得点であっても合格できる企業は、実際に存在します。
そのような企業にはいくつかの共通点が見られます。
ここでは、SPIの得点が高くなくても選考を通過しやすい企業の特徴3つをご紹介します。
1:ボーダーを低めに設定している
一部の企業では、SPIのボーダーラインを比較的低めに設定しています。
これは、業界や職種柄、学力よりも人物面や現場での適応力を重視する傾向があるためです。
特に、中小企業やベンチャー企業、サービス業界などでは、SPI自体が「最低限の基礎能力」の確認にすぎないケースが多く、4割〜5割でも十分に次の選考ステップへ進めることがあります。
2:能力検査ではなく性格検査の結果を重視している
SPIには「能力検査(言語・非言語・英語・構造把握)」と「性格検査」の2種類がありますが、企業によっては性格検査の結果を重点的に評価する場合があります。
たとえば、販売・接客やチームワークを重視する職種の場合、「協調性」や「責任感」「コミュニケーション力」などの適性が重要視されます。
そのため、能力検査で高得点が取れなくても、性格検査の結果が企業の社風や求める人材像に合致していれば、合格につながることがあります。
※性格検査の詳細について知りたい人は「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」をご覧ください。
3:学歴フィルターの口実としてSPIを使っているだけ
一部の大手企業や人気企業では、本質的には学歴によって選考基準を設けている(=学歴フィルター)ものの、表向きにはSPIを選考基準として掲げている場合があります。
※学歴フィルターの詳細については「SPIができない高学歴の特徴4つ!学歴フィルターとの関係は?」をご覧ください。
この場合、一定以上の学歴がある応募者であれば、SPIの得点が4割・5割と低めでも書類選考や面接に進めることがあります。
特に、東京大学や京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学などのような上位大学の学生は、SPIの点数がそれほど高くなくても問題視されないケースが見られます。
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SPIが4割・5割しか取れない人がやるべき就職・転職活動の対策方法
SPIが4割・5割しか取れない人がやるべき主な就職・転職活動の対策方法としては以下の3つがあげられます。
- SPIのボーダーが低い企業に応募する
- SPI以外でアピールできる強みを整理する
- 面接や書類選考での自己アピールを磨く
それぞれの詳細は以下です。
1:SPIのボーダーが低い企業に応募する
SPIの得点が4割・5割程度の場合、大手企業や有名企業の選考通過は難しいことが多いですが、上記でも解説した通り、SPIの合格基準が比較的低く設定されている企業や、SPIの結果を重視しない企業も存在します。
中小企業やベンチャー企業、業界によってはSPIの点数よりも意欲やポテンシャル、入社後の適応力を評価する場合があります。
求人票や企業ホームページの募集要項、または転職エージェントなどを活用して、SPIの重要度や基準点について事前に情報収集し、選考倍率が低めの企業やSPI重視度の低い企業に的を絞るのもおすすめです。
2:SPI以外でアピールできる強みを整理する
SPIの点数が振るわなくても、職務経歴や資格、実績、特技など、書類や面接でアピールできる強みを明確に整理しましょう。
たとえば専門的なITスキルや、営業成績、コミュニケーション能力、前職での表彰経験など、数字や具体的エピソードを添えて自己PRすることで、面接官に印象付けることが可能です。
また、TOEICや簿記、MOS、ITパスポートなどの資格があれば積極的に記載し、「SPIの点数だけでははかれない能力」を強調することが大切です。
※ITパスポートの詳細は「ITパスポート試験完全攻略サイト」をご覧ください。
3:面接や書類選考での自己アピールを磨く
SPI以外の選考要素で高評価を得るためには、履歴書やエントリーシート、職務経歴書などの書類を丁寧に作成し、志望動機や自己PR欄にオリジナリティを持たせることが重要です。
また、事前に「なぜこの会社を志望したのか」「自分のどの能力が活かせるか」などを整理し、論理的かつ具体的に話せるように準備しましょう。
模擬面接を実施したり、キャリアカウンセラーに書類添削を依頼したりするのも効果的です。
SPIの点数だけに囚われず、総合的に選考を突破するための準備を意識しましょう。
SPIが4割・5割しか取れない人がやるべきSPIの対策法
SPIの点数が4割・5割しか取れない場合でも、工夫次第で得点アップを目指すことは可能です。
ここからは、効率よく苦手分野を克服し、限られた期間で最大限の成果を出すための具体的な対策法を紹介します。
頻出問題の対策優先度を上げる
多くのSPI受検者が直面するのが「時間がない中でどうやって点数を上げるか」という課題です。
まずは自身の苦手分野を正確に把握し、出題頻度の高い問題や基本問題から優先して取り組みましょう。
SPIの頻出問題は「SPIで頻出!優先順位高く対策すべき問題を例題付きで科目別にご紹介!就活生・社会人必見」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
また、勉強の計画を立て、毎日30分でも継続して学習する習慣を身につけることが大切です。
短期間で伸びやすい分野から攻略することで、効率的に総合点を底上げできます。
苦手な問題ばかりに時間をかけすぎず、「解けるものから点数を積み上げる」戦略をまずは意識しましょう。
問題集や学習サイトの積極的活用
SPIの傾向をつかむには、市販されているSPI問題集の活用は必須です。
問題集を繰り返し演習することで、出題パターンや頻出テーマに慣れることができます。
またリクナビやマイナビ、「SPIのすべてがわかるサイト(本サイト)」などの無料学習サイトも積極的に利用し、時間配分や本番の雰囲気を体感しましょう。
※おすすめの学習サイトは「SPIの無料学習サイトまとめ!使用時の注意点も合わせてご紹介します」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
間違えた問題を記録し、復習することで苦手克服につながります。
計算スピードを上げる
「SPIの試験時間・所要時間は?一問何分?時間配分のコツもご紹介」でも解説している通り、SPIの試験時間はかなりタイトです。
特に非言語は時間オーバーになる受検者がほとんどです。
具体的には、以下のような問題を30秒〜1分程度で解かなければなりません。
【例題】
ある会社の正社員の人数は、従業員全体の65%である。残りは契約社員で、このうち40%は女性であり、その中の85%が既婚者である。契約社員である既婚女性は、従業員全体の何%に該当するか。
【解答&解説】
契約社員は100-65=35より、従業員全体の35%であることがわかります。
従業員全体の人数を1とすると、契約社員である既婚女性の割合は1×0.35×0.4×0.85=0.119より、11.9%・・・(答)であることがわかります。

SPIを受検予定の人で非言語に苦手意識がある場合は、ひたすら問題演習を積んで計算スピードを上げる練習は必ずやっておきましょう。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば今は4割・5割しか取れない人でも内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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