SPIの非言語(数学)では料金の割引に関する問題が出題範囲に含まれています。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
料金の割引に関する問題は難易度がそこまで高くないので対策がしやすい分野です。
本記事ではSPIで出題される料金の割引に関する問題の難易度に近い練習問題を13問ご用意しました。
わかりやすい解答・解説もつけているので、SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。
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【SPI】料金の割引に関する練習問題
※SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ参考にしてください。
料金の割引に関する練習問題を解く前に、以下2つの公式をしっかりと理解しておきましょう。
- 割引額=料金×割引率
- 割引後の料金=料金×(1-割引率)
以上2つの公式が理解できていない人は「料金の割引はSPIの出題範囲!必ず覚えるべき公式もわかりやすく解説!練習問題付き」を読んでから以下の練習問題を解くようにしてください。
【練習問題1】
ある遊園地の入場料は1人500円である。20人を超える団体は20人を超える分について1人350円になる。30人でこの遊園地に入場する場合、料金の総額はいくらになるか求めよ。
【解答&解説】
20人までは20×500=10000[円]です。
20人を超える分(30-20=10[人])については1人350円とのことなので、その料金は10×350=3500[円]です。
よって総額は10000+3500=13500[円]・・・(答)となります。
【練習問題2】
ある動物園の入園料は大人1人1200円、子供1人800円である。30人以上の団体は、団体全員の料金が大人1100円、子供600円になる。大人10人、子供25人の合計35人で入園した場合、料金の総額はいくらになるか求めよ。
【解答&解説】
1100×10+600×25=11000+15000=26000[円]・・・(答)
【練習問題3】
ある美術館の入場料は1人あたり400円である。20人を超える団体は20人を超えた人数分について1人あたり2割引になる。40人で一度に入場した場合と、25人と15人の2グループに分けて入場する場合の総額はいくら異なるか求めよ。
【解答&解説】
まずは40人で一度に入場した場合を考えます。
20人までは20×400=8000[円]です。
20人を超えると1人あたり2割引になるとのことなので、その料金は400×0.8=320[円]です。
よって、残りの20人の総額は20×320=6400[円]です。
以上より、40人で一度に入場した場合の総額は8000+6400=14400[円]となります。
続いては25人と15人の2グループに分けて入場する場合を考えます。
20人までは20×400=8000[円]です。
20人を超えた5人については5×320=1600[円]です。
15人が一度に入場する場合は15×400=6000[円]です。
よって総額は8000+1600+6000=15600[円]です。
以上より答えは、15600-14400=1200[円]・・・(答)となります。
【練習問題4】
1個30円のガムがある。50個を超えるとまとめ買いは、50個を超えた分については1個25円になる。1個あたり28円以下になるには、何個以上まとめ買いすれば良いか求めよ。
【解答&解説】
まとめ買いの個数をa個とすると、
30×50+25×(x-50)=28a
という方程式が成り立ちます。
※方程式の解き方がわからない人は「【SPI】方程式はこの2つだけ絶対覚えよう!例題でわかりやすく解説!練習問題付き」をご覧ください。
これを解くと、a=83.33・・・となり、83個では1個あたり28円以下にならないので、答えは84個・・・(答)となります。
【練習問題5】
ある美術館の入場料は1人あたり2000円である。40人を超える団体は40人を超えた分については1人あたり2割引となる。入場料の総額を人数で割り、各人が同じ金額を支払うようにする場合、1人あたり1760円支払うことになるのは、何人の団体で入場するときか求めよ。
【解答&解説】
団体の人数をa人とすると、
2000×40+2000×0.8×(a-40)=1760a
という方程式が成り立ちます。
これを解くとa=100[人]・・・(答)となります。
【練習問題6】
あるホテルでは2泊以上泊まると料金が1泊目10%、2泊目20%、3泊目25%、4泊目以降30%引きとなる。1泊1人9000円の部屋に1人で7泊したい。7連泊する場合と2連泊・5連泊に分ける場合では、料金の差はいくらになるか求めよ。
【解答&解説】
7連泊と2連泊・5連泊の差は5連泊は共通しているので、7連泊の「6泊目以降の2泊分」と「2連泊の1泊目と2泊目」の割引額の差額と考えることができます。
つまり、9000×30%×2と9000×(10%+20%)の差になるので、9000×0.3=2700[円]・・・(答)となります。
【練習問題7】
ある博物館の入場券はa円である。また、切り離して使用できる20枚つづりの入場回数券を15a[円]で販売している。ただし、余った回数券の払い戻しはできないものとする。50人で入場することを考えるとき、最も安くすむ場合の総額はいくらになるか求めよ。
【解答&解説】
20枚つづりの回数券を2つ買えば、40人が30a[円]で入場できます。
残りの10人は10a[円]なので、合計で40a[円]となります。
20枚つづりの回数券を3つ買うと、総額は45a[円]です。なので、40a[円]・・・(答)の方が安いです。
【練習問題8】
ある飲食店の食べ放題料金は1人あたり2100円である。10人を超える団体は10人を超えた人数分については1人あたり2割引となる。この食べ放題で1人あたり1800円支払うことになるのは何人で利用した場合か求めよ。
【解答&解説】
求める人数をa人とおくと、
2100×10+2100×0.8×(a-10)=1800a
という方程式を立てることができます。
これを解くとa=35[人]となります。
【練習問題9】
あるお店では一定の個数以上の商品を購入すると定価の何割かを値引きすることにしている。このお店で定価300円の商品を50個購入したところ、購入金額は11250円だった。このときの値引き率は何%か求めよ。
【解答&解説】
値引き後の商品単価は11250÷50=225[円]であることがわかります。
この値段が定価の何割かを求めると、225÷300=0.75となります。
定価を1とすると値引き率は1-0.75=0.25。よって定価の25%・・・(答)引きであることがわかります。
【練習問題10】
ある映画館では学生の入場料が通常料金の20%引きになっている。優待会員はさらに35%引きになる。学生かつ優待会員は通常料金の何%引きになるか求めよ。
【解答&解説】
通常料金=1000円とおいてみます。
学生の入場料=1000×0.8=800[円]です。学生かつ優待会員の場合はさらにこれから35%引きになるので、その料金=800×0.65=520[円]です。
1000に0.52をかけると520になるので、48%引き・・・(答)であることがわかります。
【練習問題11】
あるネットカフェの料金は最初の1時間は400円で、延長料金は30分につき150円である。ただし、22:00以降(翌朝9:00まで)の延長料金は30分につき120円になる。このネットカフェを19:00から23:00まで使用した場合の料金の総額はいくらか求めよ。
【解答&解説】
- 19:00〜20:00までの料金=400円
- 20:00〜22:00までの料金=150×(2時間÷30分)=150×4=600[円]
- 22:00〜23:00までの料金=120×(1時間÷30分)=120×2=240[円]
です。よって総額=400+600+240=1240[円]・・・(答)となります。
【練習問題12】
定価1200円の本がある。一度に50冊を超える大口での注文で51冊以上は1冊あたり2割引きになる。この本の1冊あたりの単価を1000円にするには何冊注文すれば良いか求めよ。
【解答&解説】
注文数=aとすると、
1200×50+1200×0.8×(a-50)=1000a
という方程式が立てられます。
これを解くとa=300[冊]・・・(答)となります。
【練習問題13】
定価250円の雑誌のバックナンバーを販売している。3冊以上の同時購入で割引があり、冊数が多いほど値引き率も高くなる。10冊購入すると定価の20%引きで、5冊買うより冊あたり20円安い。この雑誌を5冊購入すると定価の何%引きになるか求めよ。
【解答&解説】
10冊購入したときの価格は20%引きなので、1冊あたりの単価は250×0.8=200[円]です。
5冊では1冊あたり20円高いので、200+20=220[円]です。
220÷200=0.88より、定価の12%引き・・・(答)になっていることがわかります。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
SPIで出題される料金の割引に関する練習問題は以上となります。
料金の割引問題は落ち着いて、料金が変わる境界線さえ間違えなければそこまで難しくありません。
しっかりと対策をして確実に得点できるようにしておきましょう。