
2022年11月、就活や転職活動の選考で利用されているWEBテスト(適性検査)の代行(替え玉受検)を行なったとして、大阪府に在住する男性が逮捕されました。
※ニュースの詳細については朝日新聞デジタルの記事をご覧ください。
その男性は逮捕後に起訴され、2023年3月に執行猶予4年(懲役2年6ヶ月)の有罪判決が言い渡されています。
WEBテストは受検者が自分のPCから好きな場所・好きな時間に受検できるものもあれば、試験会場で受検するものもあります。
逮捕された男性が代行していたWEBテストは自分のPCから好きな場所・好きな時間に受検できるパターンのWEBテストでした。
※試験会場で受検するWEBテストの場合、受検前に本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)による本人確認が行われるケースが多く、代行・替え玉の難易度はかなり高いため。
自分のPCから好きな場所・好きな時間に、誰からも監視されていないような状況下なら、万が一WEBテストの代行をしたとしても一見バレることがないように思えてしまいますが、なぜ今回の男性の代行はバレてしまったのでしょうか?
本記事では、すでに報道されているニュースをもとになぜ男性のWEBテストの代行がバレてしまったのか?について推測していきたいと思います。
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WEBテストの代行はなぜバレた?
まず前提のお話になりますが、今回逮捕された大阪府在住の男性はX(旧Twitter)を通して依頼者(=WEBテストの代行を依頼する人)を募集していました。
X(旧Twitter)のプロフィールには以下のような記載があり、出身校やWEBテストの代行実績をアピールしていました。
京都大学大学院卒/元外コン勤務/ウェブテ請負経験約4年、1人で計4000件以上、通過率95%以上 /23卒、24卒、中途、どんな方でも募集中/2科目4000円でウェブテスト代行します。オプションでZOOM画面共有も可能、時間合えば出張も可
※「ZOOM画面共有も可能」とありますが、多くのWEBテストでは画面共有ができてしまうのが現実です。詳しくは「SPIは画面共有できない?バレる3つのケースをご紹介します」をご覧ください。
冒頭でも解説した通り、大阪府在住の男性はWEBテスト受検者が自分のPCから好きな場所・好きな時間に受検できるパターンのWEBテストを代行していました。
このようなパターンのWEBテストはWEBテストのURLとID・パスワードがあれば誰でもそのWEBテストにログインできて受検ができてしまいます。
大阪府在住の男性のX(旧Twitter)ではDMは解放されおり(=誰でもDMを送ることが状態になっており)、DMを通して依頼者からWEBテストのURLとID・パスワードを受け取った後、大阪府在住の男性がWEBテストを代行していました。
これだとWEBテストを代行をしたとしてもバレないような気がしなくもないですが、様々なニュースを調べてみると以下の報道がありました。
- 今回の事件は警視庁によるサイバーパトロールで発覚した
- 2022年7月に大阪府在住の男性は家宅捜索を受けている
つまり、
- 警視庁がサイバーパトロールをしていたときに上記のX(旧Twitter)を発見
- そのX(旧Twitter)のアカウント所有者を特定
- その所有者の住所を調べ、2022年7月に家宅捜査
という流れになったと思われます。
※サイバーパトロール=ネット上で行うパトロールのこと。警視庁は日々ネットを閲覧して違法情報や有害情報がないかを捜査しています。
※X(旧Twitter)のアカウント所有者の特定に関してですが、警視庁からの要請があった場合、X(旧Twitter)社はアカウント所有者の情報を開示する義務があります。
家宅捜査では何の予告もなくいきなり警視庁が家にやってきて家の中を捜索されます。
今回、警視庁は家宅捜査で大阪府在住の男性が所有していたスマホやPCなどを押収し、男性からスマホやPCのパスワードを教えてもらい、そのスマホやPCの履歴・X(旧Twitter)でのDMのやり取りなどを徹底的に調べ上げたと思われます。
そして、大阪府在住の男性がWEBテストを代行したという証拠を掴み、逮捕に踏み切ったのでしょう。
以上はあくまでも筆者の推測となりますが、このような手順を踏まない限りWEBテストの代行をしたという証拠を集めるのは難しい気がしました。
ちなみにですが、大阪府在住の男性にWEBテストの代行を依頼した人(学生)は書類送検されています。
どうやってWEBテストの代行を依頼した人(学生)を特定したのか?ですが、これは先ほどの警視庁による大阪府在住の男性への家宅捜査において男性のX(旧Twitter)のDMを開き、男性とDMのやり取りをしていた人のアカウントを取得し、そのアカウント所有者を特定したと考えるのが自然かと思います。
大阪府在住の男性の家から押収したスマホやPC、X(旧Twitter)のDMの履歴だけでなく、WEBテストの代行を依頼した人(学生)からも「本当にWEBテストの代行依頼をしたのか?」などの事情聴取をすることで男性が確かにWEBテストを代行したという証拠をより強固なものにし、立件につなげたいという警視庁の狙いがあったと思われます。
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いかがでしたでしょうか?
今回はWEBテストの代行はなぜバレたのか?について解説していきました。
以上はあくまでも筆者の推測であり、真実はごく一部の人しか知らないと思いますが、WEBテストの代行は違法ですので絶対にやらないようにしてください。WEBテストは必ず自力で解きましょう。
WEBテスト・SPI代行サービスのすべてを解説!逮捕された理由や実態・歴史を振り返るもぜひ合わせてご覧ください。