テストセンター型のSPIで4タブ問題が出題されたら高得点である可能性が高いといった噂がありますが、結論から申し上げますとその噂は本当です。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
本記事ではSPIを今までに100回以上も受検し、日本一SPIについて熟知している自信のあるSPIマスターの私カズマがSPIの4タブ問題とは何かについて解説した後、どんな状況で4タブ問題が出題されたら高得点なのか?などについて解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。
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SPIの4タブ問題とは?図解で解説
まずはSPIの4タブとは何かについて解説しておきます。
4タブ問題とは1つのお題に対して4つの問題が用意されている問題のことです。
SPIの受検画面は以下のようになっていますが、右下に注目するとタブが4つ用意されていることが分かります。
このタブを切り替えることで別の問題に移ることが可能です。
4タブなので4つの問題が用意されているわけですが、どの問題から解いても問題ありません。
1問目が分からなければ2問目や3問目、4問目から先に解いて後で1問目を解いても問題ありませんが、一般的には1問目が最も簡単なので、1問目が解けなければそれ以降の問題は解けない可能性が高いです。
後ほど詳しく解説しますが、4タブ問題はテストセンター型のSPIの非言語(数学)で出題される可能性があります。
WEBテスティングでは4タブが出題されることはありません(最高でも3タブまで)のでご注意ください。
※SPIのWEBテスティングを完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
SPIの4タブ問題は図表の読み取りで出題される
テストセンター型のSPIは言語→非言語の順番に試験が進みます。
※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
そして、非言語の初めの問題が4タブ型の図表の読み取り問題だった場合、言語で高得点を取れている可能性が非常に高いです。
図表の読み取り問題とは図や表に記載されている情報をもとにして設問に回答する問題です(この後、例題をご紹介します)
詳しく知りたい人は「SPIの図表の読み取りは対策必須!必ず覚えておくべき知識をご紹介します」をご覧ください。
ちなみにですが、SPIでは図表の読み取り問題以外で4タブ問題が出題されることはありません。
推論で4タブ問題が出題されるという噂もありますが、筆者が今まで100回以上SPIを受検した経験では、推論で4タブが出たことは一度もありません。最大でも3タブまでです。
※詳しくはSPIで推論出ないのはヤバいのか?について解説した記事をご覧ください。
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【SPI】4タブ問題の例題(図表の読み取り)
では、テストセンター型のSPIで出題される4タブ問題(図表の読み取り)を1問解いてみましょう。
制限時間の目安は2分です。4つの問題が用意されているのでスピードを意識して解いてください。
【例題】
あるイベントは毎年2日連続で開催されている。以下の表1は、過去3年間のイベントの延べ入場者数とその内訳を示したものである。表2はイベントで発売された「1日入場券」と「2日入場券」の購入者数を示したものである。
なお、「2日入場券」を購入しても2日間とも入場したとは限らないものとする。ただし、入場券を購入して1日も入場しなかった人はいないものとする。
<表1>
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|
延べ入場者数 | X | 2800人 | 3200人 |
1日目 | 30% | 60% | 52% |
2日目 | 70% | 40% | 48% |
合計 | 100% | 100% | 100% |
<表2>
2021年 | 2022年 | 2023年 | |
---|---|---|---|
「1日入場券」購入者数 | 500人 | Y | 1300人 |
「2日入場券」購入者数 | 800人 | 1000人 | Z |
(1)延べ入場者数について2023年は2022年と比較して何%増加したか。ただし、答えは小数第一を四捨五入すること。
(2)2021年の2日目の入場者数は、2022年の入場者数と同じだった。このとき、Xにあてはまる数を求めよ。
(3)2022年の「2日入場券」購入者は全員2日間とも入場した。このとき、Yにあてはまる数を求めよ。
(4)2023年の「2日入場券」購入者のうち、90%が2日間とも入場した。このとき、Zにあてはまる数を求めよ。
【解答&解説】
(1)2023年の延べ入場者数=3200人、2022年の延べ入場者数=2800人なので、増加率は(3200-2800)/2800 ×100=14.2・・・となるので、小数第一を四捨五入して答えは14%・・・(答)となります。
増加率の計算はSPIで頻出なので必ずできるようにしておきましょう。SPIの増加率の計算方法について詳しく解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
(2)2022年の2日目の入場者数=2800×0.4=1120[人]ですね。
これが2021年のXの70%と等しいので、0.7X=1120よりX=1600[人]・・・(答)となります。
(3)2022年の「2日間入場券」購入者1000人は全員2日間とも入場したので、延べ入場者数=2000人となります。
Yは2022年の延べ入場者数2800人から2000人を引けば良いので、答えは800人・・・(答)となります。
(4)2023年の延べ入場者数は3200人、1日入場券での入場者数は1300人なので、2日間入場券での入場者数=3200-1300=1900[人]であることがわかります。
「2日間入場券」購入者数a人のうちの90%は2日間入場したとのことなので、1900人のうちの2人にカウントされ、10%は1日だけ入場したので、1人にカウントされます。
つまり、0.9a×2+0.1a=1900という方程式を立てることができるので、これを解いてa=1000[人]・・・(答)が求まります。
※方程式の解き方がわからない人は「【SPI】方程式はこの2つだけ絶対覚えよう!例題でわかりやすく解説!練習問題付き」をご覧ください。
SPIの4タブ問題と長文(言語)の関係性は?
SPI(テストセンター)の言語では長文読解が出題範囲に含まれています。
※詳しくは「【SPI】言語の長文読解とは?例題で解説!コツは?長文なしはやばい?」をご覧ください。
SPIの言語の高得点指標としては以下の3つがあげられます。
- 長文が2題出題される
- 抜き出し問題が出題される
- チェックボックス形式の問題が出題される
抜き出し問題とは「( )にあてはまる語句を文中から〇〇字で抜き出しなさい」といった問題です。
チェックボックス形式の問題とは用意されている選択肢の中から答えとなるものをすべて選ぶ問題です。選択した選択肢がすべて答えと合致することで正解となるため、難易度が上がります。
※詳しくはSPIのチェックボックスとは何かについて例題で解説した記事をご覧ください。
つまり、SPIの言語で長文が出題されている時点で言語で高得点を取れている可能性が高いため、結果的に非言語の最初の問題が図表の読み取りの4タブ問題になる可能性が高いというわけです。
SPIの非言語における高得点指標
言語の高得点指標は先ほど解説しましたが、最後に非言語の高得点指標もご紹介しておきます。
非言語の場合は推論問題がどれくらい出題されたか?に注目してください。
※SPIの推論とは何かについて解説した記事もぜひ参考にしてください。
すべての問題のうち、推論が5-6割以上を占めていれば高得点である可能性が高いです。
また、先ほど解説したチェックボックス形式の推論も出ている場合はさらに高得点が期待できます。
※SPIの高得点目安・指標について詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
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いかがでしたか?
今回はSPIの4タブ問題とは何かについて解説していきました。SPIの4タブは非言語の図表の読み取り問題でしか出題されませんが、それが出題された場合は言語が高得点であったということなので、ぜひ安心してください。