日本一給料が高いことで有名なキーエンスの選考フローではSPIが導入されています。
キーエンスは超人気企業の1つであり、倍率もかなり高いので内定を獲得するならSPIの対策は必須です。
本記事では、SPIを今までに100回以上受検・日本トップレベルにSPIを知り尽くしている私カズマが、キーエンスのSPIボーダーや内容・使い回しはできるのか、インターンや転職でもSPIの受検は必要なのか?などについて解説していきます。
キーエンス志望者は必ず最後までご覧ください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力でキーエンスのボーダーも突破できます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
キーエンスのSPIボーダー・内容は?
キーエンスの新卒採用では
- ビジネス職(営業)
- エンジニア職(キーエンスの商品開発)
- S職(事務・人事・総務・経理など)
の3つを募集しており、選考フローは以下の通りです。
- 会社説明会
- ES(エントリーシート)の提出
- SPIの受検
- 面接(複数回)
- 内定
キーエンスのSPIはテストセンター型のSPIです。
テストセンターとは専用の試験会場にまで行き、試験会場に設置されているPCからSPIを受検する方式のことです。
受検前には顔写真付き本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)による本人確認が行われ、試験中は試験監督が巡回しています。
替え玉・代行受検やカンニングなどの不正行為防止策が徹底されているのが特徴です。
※SPIを含めWEBテスト(適性検査)の代行は犯罪です。詳しくは「WEBテスト・SPI代行サービスのすべてを解説!逮捕された理由や実態・歴史を振り返る」をご覧ください。
キーエンスのSPIの内容は言語・非言語・性格検査の3科目となっており、ボーダーは7割程度と予想されます。
※「SPIのボーダー・合格ライン企業一覧100社!何割取ればOK?高い企業は?足切り基準をご紹介」もぜひ参考にしてください。
キーエンスのES(エントリーシート)では過去に以下の質問が用意されています。
能力・性格 社会人になった時、発揮できると考えている自分の能力や性格を単語で3個程度ご記入ください。
ご自身の体験を踏まえ「チームで結果を出す」ために重要だと思われることを、簡単に200字以内で教えてください。
自慢できること その他、特技・趣味などで自慢できることを記入してください(200文字以内)
あなたの選社軸(会社を選ぶ上で大事にしたいこと)を複数記入してください(200文字以内)
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キーエンスのSPIは使い回しできる?
先ほども解説した通り、キーエンスのSPIはテストセンター型です。
テストセンター型のSPIの場合、2社目からは自分で前回の出来を判断して、前回の結果を送信してすませるか、再度受検するかを選ぶことができます。
※「SPIの結果は使い回し可能!やり方・方法は?判断基準は?WEBテスティングでもできる?」もぜひ参考にしてください。
使い回せるのは前回の結果だけなのでご注意ください。もう一度受検すると、前回の結果は消えて最新の成績に上書きされてしまいます。
ちなみにですが、前回の結果を使い回したのか、新たに受検し直したのかは企業からは分かりません。
※詳しくは「SPIのテストセンターとは?対策・予約方法から時間・服装まで完全解説!練習問題付き」をご覧ください。
キーエンスのSPIボーダーは上記の通り7割程度(推測)と高いため、キーエンスが通過したSPIの結果は他の企業でも使い回すのがおすすめです。
テストセンター型SPIの出来具合の判断方法ですが、SPIには高得点指標というものが存在しています。
言語に関しては以下の傾向が見られると高得点を取れている可能性が高いです。
- 長文読解が2〜3題出題される
- 長文読解において抜き出し問題が出題される(字数指定が曖昧であればあるほど高得点)
- 長文読解においてチェックボックス形式の問題が出題される
- 非言語の一番最初の問題が図表の読み取り問題かつ4タブ問題である
※詳しくは「SPIの高得点目安・指標は?点数や正答率を知る方法」をご覧ください。
非言語に関しては出題された問題のうち、推論問題が5〜6割以上を占めていれば高得点である可能性が非常に高いです。
推論問題は非言語の中で最も難しい問題と言われており、多くの人が苦戦するのでキーエンス志望者は対策必須です。
推論問題の例題は以下の通りです。
【例題】
赤チームは青いカードを5枚、青チームは赤いカードを5枚持っている。お互いに1枚以上のカードを相手チームに渡したうえで、次のように点数を集計するとき、以下の問いに答えなさい。
【1】赤チームが持っている赤いカードは2点、青いカードは1点とする。
【2】青チームが持っている赤いカードは1点、青いカードは2点とする。
(1)赤チームが3枚のカードを渡し、青チームが3枚以上のカードを渡したとき、赤チームの点数としてあてはまる点数をすべて答えなさい。
(2)どちらも相手に1枚以上渡した結果、赤チームの点数が11点になった。青チームの点数としてあてはまる点数をすべて答えなさい。
【解答&解説】
(1)赤チームの点数についての質問なので、赤チームについてのみ考えます。
<A:赤チームが青3枚を渡す場合>
残りは青2枚なので2点となります。
<B:青チームから赤3枚以上を渡される場合>
- 赤カード3枚のとき=6点
- 赤カード4枚のとき=8点
- 赤カード5枚のとき=10点
となります。したがって、A+Bより答えは8点、10点、12点・・・(答)となります。
(2)赤チームが11点になるパターンから、青チームの点数を考えます。
- 赤チーム:青3枚3点+赤4枚8点=11点
- 青チーム:青2枚4点+赤1枚1点=5点
- 赤チーム:青1枚1点+赤5枚10点=11点
- 青チーム:青4枚8点+赤0枚0点=8点
よって、青チームは5点または8点・・・(答)となります。
※推論についてもっと知りたい人は「SPIの推論とは?すべてがわかる!時間足りない・苦手な人向けの対策方法も解説」をご覧ください。
上記の高得点指標が登場したテストセンターの結果は他の企業でも使い回すことをおすすめします。
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キーエンスではインターン・転職でもSPIの受検が必要?
結論からお伝えすると、キーエンスではインターン・転職でもSPIの受検が必要です。
まず、インターンに関してですが、キーエンスのエンジニア職では言語・非言語・性格検査に加えて構造把握という科目が出題される年もあります。
構造把握では言語系の問題と非言語系の問題の2種類が用意されており、試験時間は2つ合わせて20分・問題数は約20問です。
言語系は文の内容やつながり方など、ある基準で文を分類したときに同じグループに所属する組み合わせを選ぶ問題です。
構造把握の例題は以下の通りです。
【言語系の例題】
次のア〜オは新設される運動施設に関する記述である。言及されている内容によって、グループP(2つ)とグループQ(3つ)に分け、Pに分類されるものを答えなさい。
ア:屋外施設は夜間照明が完備されており、夜間の利用も可能です。
イ:トレーニングルームでは、利用者の健康状態に合わせたプログラムの指導が受けられます。
ウ:会員登録をすれば、シャワールームが無用で使えます。
エ:各施設とも指導員による初級レッスンが毎週日曜日に行われます。
オ:施設内にはカフェがあり、食事やお茶を楽しめます。
【解答&解説】
正解はア、オ・・・(答)です。
ア・オは物理的な設備、施設について述べられています。
イ・ウ・エは利用する際に受けられるサービスについて述べられています。
【非言語系の例題】
ア〜エの中から問題の構造が似ている組み合わせを見つけなさい。
ア:1個200円のケーキ4個と1個500円のパフェを何個か買い、合計2300円を支払った。パフェは何個買ったか。
イ:ノート30冊とボールペン30本を買ったところ、2100円だった。ノート2冊の値段とボールペン5本の値段が同じだったとき、ノート1冊の値段はいくらだったか。
ウ:1着20000円のスーツを3着と、赤と青のネクタイ1本ずつを買って75000円だった。赤のネクタイは青のネクタイの2倍の値段だったとき、赤のネクタイの値段はいくらだったか。
エ:あるオリーブオイルには、標準ボトルとその1.5倍量の徳用ボトルがある。標準1つと徳用2つを買ったところ、合計3200gになった。標準ボトルは1本何gか。
【解答&解説】
正解はイとエ・・・(答)です。
ア:合計2300円からケーキの分を引きます。2300-200×4=1500です。
よって、パフェは1500÷500=3[個]買ったことがわかります。
イ:ノート1冊の値段をA円とすると、鉛筆1本の値段は(A × 2/5)円となります。
すると、30A + A × 2/5 × 30=2100という方程式を立てることができ、A=50[円]が求まります。
※方程式の解き方がわからない人は「【SPI】方程式はこの2つだけ絶対覚えよう!例題でわかりやすく解説!練習問題付き」をご覧ください。
ウ:合計75000円からスーツの分を引きます。75000-20000×3=15000です。
赤のネクタイは青のネクタイの2倍の値段なので、赤のネクタイは15000 × 2/3 =10000[円]となります。
エ:標準ボトル1本をA[g]とすると、徳用ボトル1本は1.5A[g]です。
すると、A + 1.5A × 2=3200という方程式が立てられるので、これを解くとA=800[g]が求まります。
※構造把握についてもっと詳しく知りたい人は「SPIの構造把握とは?例題とコツもご紹介!出るかどうかを事前に判別する方法は?」をご覧ください。
また、キーエンスのS職のインターン選考では上記でご紹介したような一般的なSPIではなく、SPI-Nという特殊なSPIが出題されることがあります。
SPI-Nは事務職採用のための適性検査で、出題される科目は正誤の照合や置換、漢字の正誤などです。
例題を一部ご紹介します。
【例題(正誤の照合)】
左右の文字や数字を見比べ、同じか異なるかを答えよ。
(1)(ふ ら つ で く) ー (ふ ら つ て く)
(2)(5 5 8 2 1) ー (5 5 8 2 1)
【答え】
(1)、異なる(2)同じ
【例題(置換)】
表をもとに文字を数字を置き換えた場合、「?」に該当する数字を求めよ。
(1)A+C=B+E+?
A | B | C | D | E |
---|---|---|---|---|
9 | 4 | 6 | 2 | 7 |
【解答&解説】
A+C=9+6=15です。B+E=4+7=11です。
よって正解は15-11=4・・・(答)となります。
※SPI-Nの詳細は「SPI-Nとは?例題や対策方法・問題集のおすすめは?事務職志望者は必見!」をご覧ください。
ちなみにですが、キーエンスの転職(中途採用)で出題されるSPIは上記でご紹介した言語・非言語・性格検査の3科目です。
🔽 キーエンス志望者必見 🔽
今回はキーエンスのSPIボーダーや内容について解説していきました。
キーエンスは就職・転職ともに入社難易度がかなり高いので、キーエンス志望者はSPIの対策を入念に行いましょう。