SPIの非言語(数学)では100枚のチケット問題が出題される可能性があります。
後ほど詳しく解説しますが、100枚のチケット問題はWEBテスティング型のSPIで出題される可能性がある推論の問題です。
※SPIのWEBテスティングとは何かについて完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
WEBテスティングの推論は初見だと苦戦する人が多いので対策は必須です。
本記事ではSPIを過去100回以上も受検し、日本トップレベルにSPIを知り尽くしているSPIマスターの私カズマが、SPIで出題される100枚のチケット問題の解き方やポイントについて例題を使いながらわかりやすく解説します。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
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【SPI】100枚のチケット問題の例題と解き方
SPI(WEBテスティング)の非言語(数学)で出題される100枚のチケット問題は以下のような問題です。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
ちなみに、WEBテスティングとは自宅で自分のPCから受検するタイプのSPIのことです。
受検期限内であれば自分の好きなタイミングでSPIの受検が可能です。
【例題】
以下について、ア・イの情報のうち、どれがあれば[問い]の答えがわかるかを考え、選択肢1〜5の中から正しいものを1つ選び、答えなさい。
100枚のチケットをA、B、C、Dの4人に配布した。4人がもらった枚数はそれぞれ異なっており、Dは35枚だった。
[問い]BとDはどちらが多くチケットをもらったか。
ア:AはDより多くもらった
イ:CはBより多くもらった
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
【解答&解説】
まずはアだけで[問い]の答えがわかるかを考えます。
チケットの残りは100-35=65[枚]です。この65枚をA、B、Cの3人で分けます。
ア「AはDより多くもらった」という情報から、Aは36枚以上もらったことが確定します。
A=36のとき、残りのチケットの枚数は65-36=29[枚]です。
つまり、BもCも29枚以上のチケットをもらうことはこの時点で不可能であることがわかります。
よって、アの情報だけでB<Dが確定します。
次はイだけで[問い]の答えがわかるかを考えます。
A=1とすると、残りは65-1=64[枚]です。
この状態でイ「CはBより多くもらった」に関して、Cが最小・Bが最大となるケースは(B、C)=(31、33)です。
よって、BがDの35枚以上になるケースはないことがわかるので、イの情報だけでもB<Dがわかります。
以上より、正解は4・・・(答)となります。
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【SPI】100枚のチケット問題のポイントは?
以上で100枚のチケット問題の例題をご紹介しましたが、初めて推論問題を解いた人は問題文の意味を理解するのに苦戦したのではないでしょうか?
WEBテスティングで出題される推論問題の解き方の流れは以下の通りなので、必ず覚えておきましょう。
- アだけで[問い]の答えを求めることができるか考える
- イだけで[問い]の答えを求めることができるか考える
- アとイの両方があった場合、[問い]の答えを求めることができるか考える
WEBテスティングの推論は非言語の中盤あたりで出題されます。
難易度は高めなので、SPIで高得点を狙っている人は必ず対策しておいてください。
※「SPIの高得点目安・指標は?点数や正答率を知る方法」もぜひ合わせてご覧ください。
推論の具体的な対策方法について知りたい人は「SPIの推論とは?すべてがわかる!時間足りない・苦手な人向けの対策方法も解説」という記事をご覧ください。
練習問題
最後に、WEBテスティングで出題される推論の練習問題をご用意しました。
※SPIの練習問題433問をすべて無料で掲載している記事もぜひ参考にしてください。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。
【練習問題】
以下について、ア・イの情報のうち、どれがあれば[問い]の答えがわかるかを考え、選択肢1〜5の中から正しいものを1つ選び、答えなさい。
(1)40km/時で走行中のU電車の走り始めてからの走行距離は同じ速度のW電車の1.6倍である。
[問い]U電車の走り始めてからの走行距離は何kmか。
ア:2時間前、U電車の走行距離はW電車の4倍だった
イ:5時間後、U電車の走行距離はW電車の1.2倍になる
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
(2)正方形のタイル36枚が横長の長方形の枠内に隙間なく並べて貼られている。
[問い]縦に並んでいる枚数は何枚か。
ア:横に並んでいる枚数は6の倍数ではない
イ:縦に並んでいる枚数は3の倍数ではない
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
(3)お菓子AとBの詰め合わせがある。
[問い]お菓子Aは何個あるか。
ア:お菓子Aの数はBの数の1.5倍である。
イ:お菓子Aの数はBの数より8個多い
- アだけでわかるが、イだけではわからない
- イだけでわかるが、アだけではわからない
- アとイの両方でわかるが、片方だけではわからない
- アだけでも、イだけでもわかる
- アとイの両方があってもわからない
【解答&解説】
(1)現時点でのU電車の走行距離をU[km]、また現時点でのW電車の走行距離をW[km]とすると、U電車の走行距離はW電車の1.6倍なので、U=1.6Wと表すことができます。
<条件アで計算する場合>
U-2×40=(W-2×40)×4より、U-80=4W-320となります。
U=1.6Wを代入して、1.6W-80=4W-320より、W=100が求まります。
※方程式の解き方がわからない人は「【SPI】方程式はこの2つだけ絶対覚えよう!例題でわかりやすく解説!練習問題付き」をご覧ください。
U=1.6Wより、U=160となります。
つまり、条件アだけでもわかります。
<条件イで計算する場合>
U+5×40=(W+5×40)×1.2より、U+200=1.2W+240となります。
U=1.6Wを代入して、1.6W+200=1.2W+240より、W=100が求まります。
U=1.6Wより、U=160となります。
つまり、条件イだけでもわかります。
以上より、正解は4・・・(答)となります。
(2)横長の長方形なので、(縦、横)は(1、36)(2、18)(3、12)(4、9)の4通りしかありません。
ア:横の枚数は6の倍数ではないので、(4、9)に確定できます。つまり、アだけでわかります。
イ:縦の枚数は3の倍数ではないので、(1、36)(2、18)(4、9)の3通りがあり確定できません。
以上より、正解は1・・・(答)となります。
(3)アだけ、イだけの組み合わせは無限にあるのでわかりません。
アとイの両方で解けるかを考えます。
お菓子Aの数をa個、お菓子Bの数をb個とおします。
ア:a=1.5b
イ:a=b+8
より、1.5b=b+8となるので、0.5b=8からb=16が求まります。
a=1.5×16=24です。
つまり、アとイの両方で確定できることがわかります。
以上より、正解は3・・・(答)です。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はSPIの非言語(数学)で出題される100枚のチケット問題を取り上げました。
WEBテスティングの非言語では推論が必ず出題されるので、しっかりと対策しておきましょう。