SPIの非言語(数学・計数)は難しいと感じる人が多く、0点を取ってしまったり、ボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまう人もいるくらいです。
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
SPIの非言語が0点やボロボロ・壊滅的だと絶対不採用になるだろうと思っている人も多いですが、必ずしもそうとは言えません。
今回はSPIを今までに100回以上受検し、日本一SPIに詳しいSPIマスターの私カズマが、SPIの非言語で0点やボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまった場合どうなるのか?や0点を取らないためにできることなどを徹底解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば非言語ボロボロでも、限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
目次
- SPIの非言語で0点やボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまう人は意外といる
- 自分のSPIの非言語の点数が0点・ボロボロ・壊滅的な点数だったかはどうやってわかる?
- SPI非言語の平均点や合格ラインはどのくらい?
- SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数でも通過する可能性はある?
- SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数にならないためにできること
- SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数だと、他のWEBテストも解けない?
- 自分がSPIの非言語で0点・ボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまう可能性があるか確認する方法
- 中途採用ではSPI非言語ができなくても合格できるケースがある?
- どうしてもSPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数になる人が就職・転職する方法
SPIの非言語で0点やボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまう人は意外といる
SPIの非言語の受検を終えて手応えがまったくなく、0点やボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまったと感じている人は意外とたくさんいます。
Yahoo!知恵袋には以下のような投稿がたくさん見られます。
aroruaというspiテストをwebで受けました。
出典:Yahoo!知恵袋
対策本で勉強した内容より遥かに難しい問題が出ました。おそらく非言語は0点です。
私はどの対策本を買えば良いのでしょうか?
確率とか仕事算とかより遥かに難しかったです。
※「arorua」の詳細は「【SPI】aroruaのURLはSPIで確定ですがオーロラではない!その他のWEBテストの見分け方もご紹介」をご覧ください。
また、Twitterでも以下のようなツイートがたくさん投稿されています。
就職試験終わりました
出典:@Cappuccino15_
面接100点SPIが0点だわこれ
なので、SPIの非言語で0点やボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまったことに対して過度に落ち込む必要は全然ないということはまずは理解しておきましょう。
この事実を頭に入れておくだけでメンタルが少しは楽になるはずです。
🔽 非言語ボロボロでも大丈夫! 🔽
自分のSPIの非言語の点数が0点・ボロボロ・壊滅的な点数だったかはどうやってわかる?
SPIでは自分の何点を知ることは基本的にできません。企業のみが知る情報となります。
※詳しくは「SPIの結果の見方は?いつわかる?サンプルの結果表見せます!悪いときのパターンもご紹介」をご覧ください。
なので、受検が終わった後に全然手応えがなくても、想定していたよりは良い点数だったということもあり得ます。
もしSPIの点数が言語・非言語問わず0点やボロボロ・壊滅的な点数だった場合はSPIの再受験の案内が企業からメールなどで届く場合もあります。
そのメールの中に「SPIの点数が非常に悪かったので」などの記載があれば、自分の点数が極端に悪かったことがわかるケースはあります。
※SPI・WEBテストが再受験になる5つのケースについて解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
SPI非言語の平均点や合格ラインはどのくらい?
SPIの非言語では速度算や損益算・推論・図表の読み取りなどの問題が出題され、特に数学が苦手な人にとっては大きな壁になりやすい分野です。
公表されている非言語の正式な平均点はありませんが、就活生や転職者の体験談、模擬試験結果の傾向から考えると、50〜60%程度正答できれば平均的と言われています。
SPIの非言語では20問程度の問題が用意されているケースが多いので、20問中10〜12問程度の正答で平均ラインとされることが多いです。
※「SPIの平均点は?偏差値や7段階目安・得点目安を完全解説!」もぜひ参考にしてください。
一方で、SPI非言語の足切りラインは、企業や採用人数によって大きく変動します。目安は以下の通りです。
- 大手・人気企業:正答率70%以上が目安
- 中小企業・地方企業:正答率50〜60%が目安
- 大量採用や人手不足の企業:正答率40%程度でも通過するケースあり
※詳しくは「SPIのボーダー・合格ライン企業一覧100社!何割取ればOK?高い企業は?足切り基準をご紹介」をご覧ください。
以上のように、「SPI非言語で何点取れば合格か?」は一概には言えません。重要なのは、企業ごとの基準が異なるということです。
ちなみにですが、SPIは非言語だけでなく、言語分野や性格検査を含めた総合スコアで評価される場合もあります。
非言語が平均点以下でも、言語で高得点を取れば合格ラインを超える可能性は十分にあるのでご安心ください。
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SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数でも通過する可能性はある?
結論から申し上げますと、SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数でも通過する可能性はあります。
Twitterでも以下のような投稿をいくつも見つけることができます。
SPI0点でも内定出たってマ????
出典:@AAkaky101
友達がSPI非言語0点なのに内定もらった話好き
出典:@Swimmy_every
気持ちが楽になる。SPI以外の面を押していけばええんやなって
なので、SPIが全然できなかったからといって必ずしも不採用になるとは限りません。
SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数でも通過するケースとしては以下の12個があります。
- 自分の予想よりも意外と解けていた
- そもそもSPIの点数を重要視していない
- 面接の評価が高かった
- スキル面を評価されている
- 高学歴である
- 体育会所属・一芸に秀でている
- インターンに参加していた
- OB・OG訪問で評価が高かった
- 性格検査の結果が会社とマッチしていた
- 応募者が少ない・大量採用枠だった
- ES(エントリーシート)の評価が高かった
- 言語分野で高得点を取り総合点でカバーできた
それぞれ順番に解説していきます。
1:自分の予想よりも意外と解けていた
先ほども解説した通り、SPIでは自分の何点を知ることは基本的にできません。
なので、自分では「全然解けなかった」と思っていても意外と解けていたということはあり得ます。
SPIの非言語に関しては自分で数字を回答する問題が多いですが、中には選択問題もあります。
選択肢は5つの場合が多いので、勘で回答したとしても1/5(=20%)の確率で正解します。
なので、SPIの非言語で0点を取ってしまったと思っていても選択問題が意外と正解していて0点ではなかったというケースもあります。
2:そもそもSPIの点数を重要視していない
SPIは年間で約15,000社超も利用する有名なWEBテストですが、中にはSPIの能力検査の点数をそもそも重要視しておらず、参考程度にしか見ていない企業もあります。
そのような企業の選考を受けた場合、SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数でも通過する可能性はあるでしょう。
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3:面接の評価が高かった
企業の選考の結果はSPIの点数だけでなく、面接や履歴書、ES(エントリーシート)、職務経歴書なども加味して総合的に判断されます。
なので、SPIの非言語の点数がボロボロでも面接での評価が高ければ通過する可能性は全然あります。
SPIが苦手な人は面接対策に時間を使うのも1つの手段と言えるでしょう。
4:スキル面を評価されている
これは主に転職活動における話ですが、転職においてはSPIの点数よりも応募者のスキルや今までの経験などを重要視する傾向が強いです。
※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。
応募者が、企業が急募している人材や採用ニーズが高い人材にマッチしている場合、SPIの点数がボロボロでも採用される可能性は大いにあるでしょう。
転職活動をしている社会人は、ぜひ一度、スキルの棚卸しを行い、自分が今保有しているスキルが応募する企業の事業にどう貢献できるのかを改めて整理・考え直してみてはいかがでしょうか?
5:高学歴である
就活・転職問わず、高学歴の応募者を優先的に採用する会社もあります。
SPIでは中学・高校で学習する内容の問題が出題されますが、特に転職活動においては中学・高校を卒業してからかなりの時間が経っている社会人もいるので、SPIの点数がボロボロだったとしても、その受検者が高学歴であれば通過するケースもあります。
就活の場合は中学・高校を卒業してからそこまで年数が経過していないため、SPIの点数は転職よりも就活の方が重要視される可能性は高いでしょう。
※「SPIができない高学歴の特徴4つ!学歴フィルターとの関係は?」もぜひ参考にしてください。
6:体育会所属・一芸に秀でている
就活のケースにはなりますが、野球部やサッカー部などの体育会に所属していたり、TOEICの点数が900点以上など一芸に秀でている場合はSPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数でも通過する可能性があります。
不動産業界や証券会社など営業人員が多い業界・会社の中には体育会に所属している学生を優先的に採用するところもあります。
体育会で養われた上下関係や忍耐力がそのまま営業に活きてくると考えているのでしょう。
また、TOEICの点数が900点以上やSNSのフォロワー数10万人超など、何か一芸に秀でている才能やスキルを持っている人を優先的に採用する会社もあります。
例えば、面白法人カヤックという会社はゲームの上手さで内定を出すいちゲー採用というのを実施しています。
面白法人カヤックはゲームにおいて必要な攻略法を見つける発想力や困難を乗り越える問題解決力などがそのままビジネスに役立つと考えているため、いちゲー採用を実施しているとのことです。
7:インターンに参加していた
新卒採用(就活)においては、インターンに参加して優秀だと企業が判断した学生を優先的に採用するケースもあります。
多くの企業が「インターンと本選考は関係ない」などと説明していますが、フタを開けてみると内定者の多くがインターンに参加していた学生であったり、インターンに参加した学生には特別な選考ルートを用意していたりする会社もたくさんあります。
SPIが苦手な学生はインターンに積極的に参加していくのも就活戦略の1つとしては大いにアリです。
8:OB・OG訪問で評価が高かった
こちらも先ほどご紹介したインターンと似ていますが、OB・OG訪問をして優秀だと企業が判断した学生を優先的に採用するケースもあります。特に金融業界で多く行われている印象です。
場合によっては学生1人に対して1人のOB・OGが専属で付き、その学生を内定までサポートしてくれる企業もあります。
今は「Matcher」や「OBトーク」など気軽にOB・OG訪問ができるアプリもたくさんありますので、SPIが苦手な学生はOB訪問を積極的に行ってみるのも内定を獲得する1つの手段です。
9:性格検査の結果が会社とマッチしていた
SPIには言語(国語)や非言語(数学)などの基礎学力を測定する能力検査と受検者の性格や思考性を測定する性格検査の2つがあります。
SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数でも、性格検査の結果が応募した会社の採用要件とかなりマッチしていれば通過する可能性も十分にあります。
ちなみにですが、SPIの性格検査は自分をよく見せようと嘘の回答をするのはNGです。嘘の回答をしてしまうと回答に矛盾が生じてしまい、その矛盾が多い場合は嘘をついている(=自分をよく見せようとしている)ことが企業にバレてしまうのでご注意ください。
SPIの性格検査は深く考えすぎず、なるべく直感に従って回答するようにしましょう。
※「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
10:応募者が少ない・大量採用枠だった
SPIの非言語でボロボロの出来だったにもかかわらず通過する理由のひとつが、募集人数や応募状況による足切りラインの変動です。
採用人数が多い場合、企業は多くの応募者を次の選考に進める必要があります。
そのため、SPI非言語の足切りラインを通常より低めに設定するケースがあります。
例えば、普段は正答率70%を合格ラインとしている企業でも、大量採用枠では60%程度に下がることがあります。
人気や知名度が低い企業、地方勤務限定の求人などは、そもそも応募者が少ないため、SPI非言語が壊滅的でも通過できる可能性があります。
企業としては一定数の候補者を確保する必要があるため、テストの結果だけで足切りしてしまうと選考が進まなくなるからです。
11:ES(エントリーシート)の評価が高かった
多くの企業では、SPIはあくまで一次選考の参考資料のひとつに過ぎません。
もしESでの志望動機や自己PRが非常に高く評価されている場合、非言語の点数が壊滅的でも「この人を面接に呼びたい」と判断され、足切りを免れるケースがあります。
特に以下のようなESは評価されやすい傾向があります。
- 志望動機が企業理念や事業内容と強くリンクしている
- 学生時代や前職での成果・実績が具体的で説得力がある
- 他の応募者にはない経験やスキルを持っている(海外経験、リーダー経験など)
12:言語分野で高得点を取り総合点でカバーできた
SPIの選考では、非言語の点数だけで合否が決まるわけではありません。多くの企業は、言語分野と非言語分野の総合点、さらに性格検査も含めて総合的に評価します。
そのため、非言語がボロボロでも言語分野で高得点を取れば、総合点で合格ラインを超えられる可能性があります。
🔽 非言語ボロボロでも大丈夫! 🔽
SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数にならないためにできること
SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数になる人は数学に対してかなりの苦手意識があることでしょう。
そんな人が非言語でボロボロにならないためにできることは、非言語で出題頻度が高いかつ難易度が低い以下5つの分野に絞って勉強・対策をすることです。
※「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」もぜひ合わせてご覧ください。
- 速度算
- 仕事算
- 損益算
- 割合と比
- 年齢算
それぞれの例題は以下です。
【速度算の例題】
1周400のトラックを12周するのにPは19分12秒、Qはちょうど16分かかった。このとき、Qの平均時速はPの平均時速より何km/時だけ速かったか求めよ。
【解答&解説】
PとQそれぞれの時速を求めていきます。距離は400×12=4.8[km]です。
まずPですが、19分12秒=19.2分です。よって、Pの時速は4.8÷19.2×60=15[km/時]となります。
同様に考えて、Qの時速は4.8÷16×60=18[km/時]です。
よって、答えは18-15=3[km/時]・・・(答)となります。
※「【SPI】速度算の練習問題18問!コツや解き方・公式・計算方法を完全解説!」もぜひ参考にしてください。
【仕事算の例題】
水槽に300リットルの水を貯めるのに、水道栓Aから毎分6リットル、水道栓Bから毎分10リットルの水を同時に注いだ。途中で水道栓Bが故障で使えなくなり、水を貯めるのに35分かかった。このとき、水道栓Bが使えていた時間は何分だったか求めよ。
【解答&解説】
水道栓Bが使えていた時間をa分とおくと、6×35+10a=300という方程式を立てることができます。
これを整理すると、210+10a=300となるので、a=9[分]・・・(答)となります。
※「【SPI】仕事算の練習問題18問!出ないって本当?解き方や2人・3人のケース・最小公倍数を使った手法は?」もぜひ参考にしてください。
【損益算の例題】
定価600円の商品を50個仕入れ、20個は定価で、30個は定価の3割引で売ったときの利益は4600円であった。この商品1個あたりの仕入れ値はいくらか求めよ。
【解答&解説】
商品1個の仕入れ値をa円とし、仕入れの合計+利益の合計=売上の合計という方程式を作ります。
50a+4600=600×20+600×0.7×30より、50a+4600=12000+12600となります。
これを解くと、a=400[円]・・・(答)が求まります。
※「【SPI】損益算の練習問題20選!コツと公式もわかりやすく解説!捨てるのはあり?」もぜひ参考にしてください。
【割合と比の例題】
大人と子供が2台のバスで旅行に出かけた。大人の参加者の3/5にあたる18人は1台目のバスに乗った。参加した大人と子供の人数の割合が5:6だったとき、参加した子供は何人だったか求めよ。
【解答&解説】
大人の人数=18 ÷ 3/5=30[人]です。
すると、30:子供の人数=5:6より、子供の人数=6×6=36[人]・・・(答)となります。
※「【SPI】割合と比の練習問題20問!難しい?公式や解き方・コツもわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。
【年齢算の例題】
現在PはQよりも19歳若く、7年後にはPの年齢はQの年齢の半分になる。現在、Pは何歳か求めよ。
【解答&解説】
現在のPの年齢をp[歳]とおくと、現在のQの年齢は(p+19)歳となります。
すると、p+7=(p+19+7)÷2という方程式が成り立ちます。
これを整理すると、2p+14=p+26より、p=12[歳]・・・(答)が求まります。
※「SPIの年齢算は頻出なので対策必須!必ず知っておきたい解き方のコツとは?」もぜひ参考にしてください。
SPIの非言語で絶対に0点を阻止したいのであれば、他の分野は一切勉強不要です。出題頻度が高いかつ難易度が低い上記5分野にのみ集中し、その問題を確実に得点に繋げましょう。
それを行うだけで非言語で0点を取ってしまったり、ボロボロ・壊滅的な点数になることはかなりの確率で防ぐことができます。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば非言語ボロボロでも、限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数だと、他のWEBテストも解けない?
WEBテスト(適性検査)にはSPIだけでなく、玉手箱やTG-WEB、CUBICなど様々な種類がありますが、SPIの能力検査はWEBテストの中でも難易度は易しい方です。
なので、言語・非言語問わずSPIで0点やボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまう人は残念ながら他のWEBテストでもボロボロの点数を取ってしまう可能性が高いでしょう。
SPIの能力検査では中学や高校で学習する基礎的な問題が多く出題されます。基礎ができていないと応用問題を解くことは基本的にできないため、SPIの問題が解けるようになると他の難易度が高いWEBテストの問題も解けるようになる可能性は十分あります。
就活や転職活動の選考で導入されているWEBテストは企業によって異なりますが、SPIは年間利用社数が15,000社超であり、WEBテスト(適性検査)市場においてシェア率No.1です。
なので、就活や転職活動におけるWEBテストではSPIを受検する可能性が高いので、基本的にはSPIの勉強・対策をしておけば問題ありません。
自分がSPIの非言語で0点・ボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまう可能性があるか確認する方法
SPIをまだ受検したことがない人は自分がSPIの非言語で0点・ボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまわないか不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
ここからは、自分がSPIの非言語で0点・ボロボロ・壊滅的な点数を取ってしまう可能性があるかを確認する方法を2つご紹介していきます。
1:SPIの参考書を購入し、模擬テストをやってみる
今ではSPIの対策本や参考書、問題集がたくさん販売されています。
※おすすめのWEBテスティングの問題集をランキング形式でご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
そして、本や参考書の中には模擬テストを用意しているものもあるので、そのような本や参考書を購入し、自分がどれくらい解けるかを確かめてみるのは非常に有効な手段でしょう。
SPIにはWEBテスティング、テストセンター、インハウスCBT、ペーパーテストという4つの受検方式がありますが、WEBテスティングを受検予定の人には『スピード攻略Webテスト WEBテスティング』がおすすめです(税込1,210円)
※SPIのペーパーテストを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。

本記事を執筆している筆者も実際に購入してみましたが、実力模試が最後に用意されており、以下のように、問題に対して解答時間が設定されているので、本番に近い状態で自分の今の実力を試すことができます。

SPIでは問題1問1問に対して制限時間が付与されており、制限時間を過ぎると強制的に次の問題に移ってしまいます。
ちなみにですが、SPIでは誤謬率が計測されていないので、わからない問題があったとしても勘で回答することをおすすめします。詳しくはSPIの誤謬率について解説した記事をご覧ください。
そして、テストセンター型のSPIを受検予定の人には『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』がおすすめです(税込1,430円)

非常に有名なテストセンターの対策本であり、最後に模擬テストが用意されています。
※「史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」は青本とも呼ばれています。詳しくは「SPIの青本とは?難しい?実際に購入してみた!赤本との違いや使い方・勉強法もご紹介」をご覧ください。
私は『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』も実際に購入してみましたが、先ほどご紹介した『スピード攻略Webテスト WEBテスティング』とは違い、問題に対して解答時間は設定されていないので、自分で時間を測って解くようにしましょう(以下画像参照)

解答時間は1問あたり1〜2分を目安とすると良いでしょう。
2:ネットにあるSPIの模擬テストをやってみる
本を購入するのにはどうしてもお金がかかってしまうので、お金をかけたくない人はネットにあるSPIの模擬テストをやってみるのがおすすめです。
今回おすすめするサイトは「大人のための算数・数学教室 大人塾」が提供している練習問題(模擬試験)です。
WEBテスティング用の模擬試験とテストセンター用の模擬試験の両方が用意されています。
前者は全5問、制限時間は5分、後者は全11問、制限時間は10分です。
受検が完了すると、以下の画像ように今の実力でSPIが通過できそうかを判定してくれます。

無料で受検できるので、サクッと今の自分の非言語の実力を知りたい人はぜひ受検してみてください。
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中途採用ではSPI非言語ができなくても合格できるケースがある?
転職活動(中途採用)では、SPIの非言語がボロボロでも合格できるケースがあります。
その理由は、新卒採用と比べて評価基準が大きく異なるからです。
多くの企業は、中途採用での評価ポイントを実務経験・スキル・成果に置いています。
そのため、非言語のスコアが低くても、以下のような条件を満たしていれば合格する可能性は高くなります。
- 前職での明確な成果(売上増加率、プロジェクト成功など)
- 専門知識や資格(IT系資格、語学力など)
- マネジメント経験やリーダー経験
中途採用では、SPIはあくまで「人物像の把握」や「最低限の適性確認」に使われる場合が多く、
足切りラインを設けない、もしくは非常に低く設定している企業も少なくありません。
特に以下のケースではSPI非言語が苦手でも通過しやすい傾向があります。
- 専門職(エンジニア、デザイナー、マーケターなど)
- 即戦力を求めるポジション
- 慢性的な人材不足の部署や地域
実際に、筆者の知り合いにもSPIの非言語でボロボロの点数を取ってしまった人(IT企業のSE)がいましたが、資格と開発経験が評価されて内定を獲得していました。
どうしてもSPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数になる人が就職・転職する方法
最後に、いくらSPIの非言語の勉強・対策をしても0点・ボロボロ・壊滅的な点数になってしまう人が就職・転職する方法をご紹介して本記事を終了とします。
今回は以下の5つを取り上げます。
- 言語の勉強・対策を重点的に行う
- SPIを選考フローに入れていない企業に応募する
- 面接対策を重点的に行う
- 就職エージェント・転職エージェントの活用
- インターン経由の内定直結ルートを狙う(新卒向け)
順番に解説していきます。
1:言語の勉強・対策を重点的に行う
SPIの能力検査は非言語だけでなく、言語(国語)もあります。
※テストセンターとペーパーテストでは稀に英語がある場合もありますが、英語を採用している企業はほとんどないのでご安心ください。詳しくは「SPIで英語は出ない?対策法・時間は?英語があるかないか事前に調べる方法と企業一覧」をご覧ください。
言語は非言語よりも得意としている人が多く、対策も立てやすいです。
非言語がどうしてもできない人は言語の勉強・対策を重点的に行い、言語で高得点を目指すのもありでしょう。
言語で高得点を取れた場合、非言語がボロボロだったとしても企業からは「この受検者は中学・高校の勉強が全くできないわけではない」と判断され、通過する可能性も十分にあります。
※SPIの高得点目安・指標について詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
2:SPIを選考フローに入れていない企業に応募する
先ほど、SPIの年間利用社数=15,000社超と解説しましたが、日本の企業数は300万社以上もあります。
単純計算すると、(15,000÷3,000,000)×100=0.5[%]より、SPIを導入している企業は日本の全企業のうちのわずか0.5%程度にしかすぎません。
つまり、全体で見るとSPIを選考フローに入れていない企業がほとんどなのです。
SPIの非言語がどうしてもボロボロになってしまう人はSPIが選考フローに入っていない企業に応募するのも十分ありです。
「SPIが必要ない企業・会社を大手中心にご紹介!ない理由・特徴も解説」という記事もご用意しているので、ぜひご覧ください。
自分が応募したい企業の選考フローにSPIが用意されているかを確認する方法ですが、まずは会社のホームページを見てみてください。ホームページに選考フローが記載されているケースもあります。
もし記載されていない場合は企業のお問い合せフォームなどからお問い合わせしてみると回答してくれるケースもありますので、ぜひ試してみてください。
3:面接対策を重点的に行う
先ほども解説した通り、SPIの非言語が0点・ボロボロ・壊滅的な点数だったとしても面接の評価が高ければ通過する可能性は十分あります。
なので、SPIがどうしても苦手な人は面接対策を重点的に行うのもおすすめです。
面接対策の方法としては自己分析や企業分析、想定質問に対する回答準備など1人でできることもありますが、「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」などの転職エージェントに登録すれば面接対策も行ってくれるので、実際の面接に近い形で練習したい人にはおすすめです。
4:就職エージェント・転職エージェントの活用
SPI非言語が苦手でボロボロの結果になることが多い人は、就職エージェント・転職エージェントの活用がおすすめです。
エージェントは、SPIを含む選考対策や企業紹介において、個人で活動するよりも有利な情報とサポートを提供してくれます。
エージェント活用の主なメリットは以下の3つです。
SPIを重視しない企業の紹介
エージェントは企業ごとの選考傾向を把握しているため、SPI非言語の足切りが厳しくない企業や、そもそもSPIを実施しない企業を紹介してくれます。
受検前のSPI対策サポート
模擬試験や過去問の提供、解き方のコツなどを教えてくれるサービスもあります。特に短期間でのスコアアップに効果的です。
企業への推薦で足切り回避の可能性
エージェント経由の応募では、担当者が企業に「推薦状」を送る場合があり、SPIの点数が低くても人物面やスキルを評価してもらえるケースがあります。
5:インターン経由の内定直結ルートを狙う(新卒向け)
SPI非言語が苦手でボロボロになってしまう新卒就活生にとって、インターン経由での内定直結ルートは有効な戦略のひとつです。
多くの企業は、インターンシップ参加者を「人物や適性を直接評価できる貴重な候補者」と考えています。
そのため、インターン後の選考ではSPIを免除したり、足切り基準を大幅に緩和することがあります。
SPI免除・緩和の主なパターンは以下の通りです。
- 完全免除型:インターン参加者は筆記試験なしで面接に進める
- 簡易試験型:本選考のSPIではなく、短縮版・簡易版の適性検査のみ
- 参考評価型:SPIを受けるが点数は合否にほぼ影響せず、人物評価が重視される
SPIの非言語が苦手な就活生は志望企業のインターン選考時期を早めに調べておくことをおすすめします。
🔽 非言語ボロボロでも大丈夫! 🔽
本記事を通して、SPIの非言語で0点を取ってしまう人は意外といることがお分かりいただけたかと思います。
SPIが苦手な人は自分に合った就活・転職戦略を立てることから考えてみるのもありです。SPIはあくまでも選考フローの1つにしか過ぎないので、その他で勝負できないか?もぜひ考えてみてください。



