就活界隈ではSPIの赤本と青本があることは有名ですが、緑本もあるのはご存知でしょうか?
後ほど詳しく解説しますが、SPIの緑本は「これが本当のWebテストだ!3」のことを指しています。
就活界隈では「緑本は買う意味がない」という声もありますが、本当にそうなのでしょうか?
本記事ではSPIマスターの私カズマが実際にSPIの緑本を購入してみたので、その正直な感想などを述べていきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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SPIの緑本とは?特徴を解説!
冒頭でも解説した通り、SPIの緑本とはSPIノートの会が執筆している「これが本当のWebテストだ!3」のことです。講談社から出版されており、料金は税込1,650円です。
SPIノートの会はSPIをはじめとした適性検査(WEBテスト)を研究しているグループです。
※詳しくは「SPIノートの会の評判は?転職にも使える?おすすめの本はどれ?徹底調査してみた」をご覧ください。
本記事の筆者も、以下の通り実際に緑本を購入してみました(表紙が緑色なので緑本と呼ばれています)
SPIの緑本の特徴は1冊で以下4つの適性検査(WEBテスト)の対策が可能なことです。
- SPI(WEBテスティング)
- CUBIC
- TAP
- TAL
WEBテスティングとは受検期限内であれば自分のPCから自分の好きな場所・時間にSPIの受検ができる受検方式のことです。
※詳しくは「SPIのWEBテスティングとは?完全解説!本にも掲載されていない極秘裏ワザもご紹介」をご覧ください。
CUBICは株式会社ジィ・ディー・エルが制作している適性検査です。
SPIと同様に能力検査と性格検査が用意されています。もともとはペーパーテストのみでしたが、ここ数年でWEBテストも開発されました。
TAPは株式会社日本文化科学社が制作している適性検査です。
能力検査と性格検査が用意されており、能力検査の言語ではSPIでは出題されない四字熟語の問題なども出題されます。
※「SPIで四字熟語は出ません!100回以上解いたSPIマスターが解説」もぜひ合わせてご覧ください。
TALは株式会社人総研が制作している適性検査です。性格検査のみが出題されます。
精神の安定性を主として測定し、あわせて仕事に必要な資質があるかも測定されます。
TALは2つの問題から成り立っており、前半が「質問回答形式」後半が「図形貼付形式」です。
CUBIC、TAP、TALで出題される問題例は後ほどご紹介します。
【SPI】緑本と赤本・青本の違い
SPIの問題集には緑本だけでなく赤本・青本もあります。
※SPIのおすすめ問題集・参考書をご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
赤本は「これが本当のSPI3だ!」のことです。
SPIが苦手な人向けの問題集であり、解答・解説もかなり丁寧に記載されているのが特徴です。
しかし、赤本では基本的な問題が中心に掲載されているので、赤本だけで高得点を狙うのは正直難しいのでご注意ください。
※詳しくは「SPIは赤本だけで対応可能?実際に買ってレビューしてみた」をご覧ください。
青本は「これが本当のSPI3テストセンターだ!」または「史上最強 SPI&テストセンター超実戦問題集」のことです。
掲載されている問題の難易度は赤本よりも上がります。
青本はSPIで高得点を狙っている人におすすめの問題集です。
※「これが本当のSPI3テストセンターだ!」よりも「史上最強 SPI&テストセンター超実戦問題集」の方が難しいです。詳しくは「SPIの青本とは?難しい?実際に購入してみた!赤本との違いや使い方・勉強法もご紹介」をご覧ください。
緑本に掲載されているSPIの問題の難易度は赤本と青本の間くらいです。
しかし、上記の通り緑本はSPIの対策に特化した問題集ではないので、赤本・青本と比べるとSPIの問題数はかなり少ないです。
なので、SPIを受検することが決まっている人は緑本を購入するのではなく、赤本か青本を購入した方がよいです。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
【SPI】緑本の購入がおすすめな人
適性検査(WEBテスト)はSPIだけでなく緑本に掲載されているCUBICやTAP、TAL、その他には玉手箱やTG-WEBなど様々な種類があります。
※「SPIと玉手箱の違いを例題で完全解説!どっちか見分ける方法もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
なので、就活や転職活動においてまだ応募する企業が決まっておらず、どの種類の適性検査を受検するかわからない人は緑本を購入してみてもよいでしょう。
SPIで出題される問題を知りたい人はSPIの練習問題433問をすべて無料で掲載した記事もご用意しているので、ぜひご覧ください。
CUBIC、TAP、TALで出題される問題例は以下の通りです。
CUBIC
CUBICの能力検査は言語、数理、論理、図形、英語の5科目で構成されています。
本記事では言語、数理、図形の問題例を取り上げます。
【言語の例題】
以下の言葉の中で、1つだけ「名」の意味が違うものはどれか。
- 名答
- 名目
- 名文
- 名門
- 名言
- 名案
【解答&解説】
SPIの語句の用法問題に近い問題です。
1・3・4・5・6の「名」は「優れている、評判が高い」という意味で使われているのに対し、2は「なまえ」という意味で使われています。
よって、2・・・(答)が正解です。
※「【SPI】語句の用法・複数の意味の練習問題30問!テストセンター受検者は必見」もぜひ合わせてご覧ください。
【数理の例題】
30gの食塩に何gの水を加えれば6%の食塩水になるか。
【解答&解説】
CUBICではSPIでは出題されない上記のような濃度算も出題されるのでご注意ください。
a[g]の水を加えるとします。
すると、30 /(a+30)×100=6という方程式が成り立ちます。
これを整理すると、30=0.06(a+30)となり、0.06a=28.2より、a=470[g]・・・(答)が求まります。
※「SPIで濃度算は出る?公式は?SPIを100回以上受検した筆者が体験談をもとに解説」もぜひ参考にしてください。
【図形の例題】
以下の図においてABとCDが並行、∠BEG=45°、∠DFG=20°のとき、∠EGFの大きさを求めよ。
【解答&解説】
以下のように点Gを通り、ABと並行になる補助線PQを引きます。
すると、錯角は等しいので
- ∠BEG=∠EGP=45°
- ∠DFG=∠PGF=20°
が成り立ちます。
∠EGF=∠EGP+∠PGF=45°+20°=65°・・・(答)となります。
※「SPIで図形の面積を求める問題は出題される?実際に受検した筆者が解説します」もぜひ参考にしてください。
TAP
TAPの能力検査は言語、数理、論理の3科目で構成されています。
本記事では言語と数理の問題を取り上げます。
【言語の例題】
太字で示された二語の関係を考え、その下の語句が同じ関係になるように【 】に語を入れるとき、適切なものはどれか。
温故:知新
因果:【 】
- 対応
- 報知
- 応報
- 議論
- 原因
【解答&解説】
SPIの二語の関係問題とほぼ同じ問題です。
「温故」と「知新」は組み合わせて「温故知新」という四字熟語になります。
「因果」と組み合わせて四字熟語になるのは3・・・(答)の「応報」です。
※「SPIの二語の関係とは?例題でわかりやすく解説!解き方のコツと一覧も」という記事もぜひ合わせてご覧ください。
【数理の例題】
1の位が3である2桁の自然数の10の位と1の位を入れ替えると、もとの数より36小さくなる。もとの数を求めよ。
【解答&解説】
シンプルな整数問題です。もとの2桁の自然数を「A3」とおきます。
すると、A3-36=3Aが成り立ちます。
3Aの一の位であるAは3から6を引いた箇所なので、A=7であることがわかります。
検算してみると、73-36=37となり、問題文の条件を満たしていることがわかります。
よって、73・・・(答)が正解です。
※「SPIの整数問題10選!難易度が高いので要注意」もぜひ参考にしてください。
TAL
上記でも解説した通りTALでは前半に「質問回答形式」が、後半に「図形貼付形式」が出題されます。
本記事では前者の例題をご紹介します。
【質問回答形式の例題】
以下に続く文章として自分自身にあてはまるものを2つ選びなさい。2つ選べない場合は1つでも問題ありません。
毎日の仕事内容が同じ場合、
- 飽きるような仕事でも全力を尽くすべきである
- 進歩がなく、不安になると思う
- 上司に相談し、仕事内容を変えてもらう必要がある
- 単純でも仕事は仕事として遂行する必要がある
- 仕事内容を変えないと進歩は発展はできない
- 飽きるようならば、仕事内容を自分で工夫すべきである
- 飽きると思う
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今回はSPIの緑本はどんな問題集なのかについて解説していきました。
SPIの受検がすでに決まっている人は緑本ではなく、赤本か青本を購入するようにしましょう!