SPIはChatGPT(チャットGPT)で解ける?解けないのでご注意ください!実際に検証してみた

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2022年12月に登場したChatGPT(チャットGPT)は日本だけでなく世界でまたたくまに話題となりました。

ChatGPTが話題になった理由の1つとして回答精度の高さがあげられますが、SPIの問題をChatGPTに読み込ませると、SPIで高得点を取れるのでは?と思っている人もいるのではないでしょうか?

しかし、残念ながら本記事を執筆している2024年時点ではSPIの問題をChatGPTが解くことはかなり難しいです(後ほど詳しく解説します。本記事の筆者も実際に使って検証してみました)

本記事ではその理由についても解説していきます。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあればChatGPTなんて使う必要はありません。

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ChatGPT(チャットGPT)とは?登録方法・使い方は?

まず初めに、ChatGPT(チャットGPT)とは何かについて簡単に解説しておきます。

ChatGPTとはアメリカにあるOpenAIという会社が開発した人間のような自然な会話ができるAIチャットサービスです。

一例として、以下のように「野菜はなぜ体にいいと言われているのか小学生にもわかるように解説してください」と投げかけると、それっぽい回答が返ってきます。

ChatGPTの一例

ChatGPTを使うには登録が必要です。

ChatGPTの登録方法ですが、まずはChatGPTの登録画面にアクセスしてください。そして、右側にある「Sign up」をクリックします。

ChatGPTの登録画面

すると、以下のようなメールアドレスを入力する画面に遷移するので、メールアドレスを入力して「Continue」ボタンをクリックしましょう。

メールアドレスを入力する画面

すると、以下の画面にようにパスワードの設定を求められるので、自分の好きなパスワードを入力します。その後、「Continue」ボタンをクリックします。

パスワードの設定画面

すると、以下のような認証メールが届くので「Verfiy email address」をクリックします。これでChatGPTの登録は完了です。

認証メール

ChatGPTを利用するには先ほどのChatGPTの登録画面にアクセスし、「Log in」から登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインします。

すると、以下のような画面に遷移します。これでChatGPTを使う準備は完了です。

ChatGPTにログインした画面

以上の画面の下にある「Send a message」にChatGPTへの指示を入力し、送信ボタンをクリックするとAIが入力した指示を実行してくれます。

SPIはChatGPT(チャットGPT)で解ける?

今回はSPIで出題される問題をChatGPTは解くことができるのか?について検証していきます。

SPIの能力検査では言語・非言語・英語・構造把握の4つの科目がありますが、今回は言語と非言語について検証してみます。

※英語・構造把握の検証を行なっていない理由については後ほど解説します。

言語

SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説!これだけ読めば大丈夫」でも解説している通り、SPIの言語で出題される問題は非常に幅広いです。

今回は長文以外の問題をChatGPTに解かせてみます。

※長文以外の問題にしている理由は後ほど解説します。

熟語の成り立ち

まずはWEBテスティングの言語で出題される熟語の成り立ち問題からです。

SPIのWEBテスティングとは何かについて完全解説した記事もぜひ参考にしてください。

以下の問題の答えをChatGPTに尋ねてみました。

ChatGPTに尋ねた問題

すると、以下の回答が返ってきました。

ChatGPTから返ってきた回答

正解しているのは(1)だけなので、ChatGPTの正答率は3問中1問です。

結論としてはChatGPTが熟語の成り立ち問題を解くのは難しそうです。

※「SPIの熟語の成り立ちとは?例題で解説&必ず覚えておくべきことをご紹介」もぜひ参考にしてください。

二語の関係

続いてはテストセンターの言語で出題される二語の関係問題です。

SPIのテストセンターとは何かについて解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

二語の関係の問題をChatGPTに出してみました。

ChatGPTに出した二語の関係の問題

すると、以下のような回答が返ってきました(正解しています)

ChatGPTから返ってきた回答

二語の関係は回答だけでなく、解説もしっかりしているので、ChatGPTをそこそこ信用できそうです。

※「SPIの二語の関係とは?例題でわかりやすく解説!解き方のコツと一覧も」という記事もぜひ参考にしてください。

語句の意味

語句の意味問題もChatGPTに解かせてみます。

語句の意味問題

以下のように正解しています。

ChatGPTの回答

語句の意味問題に関してもChatGPTはそこそこ信用できそうです。

※「【SPI】語句の意味の例題と頻出問題!出題される受検方式は?」もぜひ参考にしてください。

複数の意味

続いては複数の意味問題を以下のようにChatGPTに出題してみました。

ChatGPTに出題した複数の意味問題

ChatGPTの回答は以下の通りです。

ChatGPTの回答

それっぽい解説ですが、間違っています。複数の意味問題はChatGPTを信用できそうにありません。

文の並び替え

続いては苦手とする人が多い文の並び替え問題です。以下の問題をChatGPTに出題しました。

ChatGPTに出題した文の並び替え問題

ChatGPTの回答は以下です(間違っています)

ChatGPTの回答

ChatGPTが文の並び替え問題を解くのは難しそうです。

※「SPIの文の並び替え問題を解くコツは?練習問題もご用意しました」もぜひ参考にしてください。

空欄補充

最後は空欄補充問題です。以下の問題をChatGPTに出題しました。

ChatGPTに出題した空欄補充問題

ChatGPTの回答は以下の通りですが、答えは3なので間違いです。

ChatGPTの回答

ChatGPTは空欄補充も解けそうにありません。

※「SPIの空欄補充問題は受検方式で毛色が違う!例題でわかりやすく解説」もぜひ参考にしてください。

以上より、SPIの言語においてChatGPTが解けそうな問題は

  • 熟語の成り立ち
  • 二語の関係
  • 語句の意味

の3つのみです。以上の3つはすべてSPIの言語のかなり序盤で出題される問題で難易度は高くありません。

ChatGPTが解ける問題はこの難易度が限界な気がしてきましたね。

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非言語

続いては非言語です。今回は

  • 速度算
  • 損益算
  • 推論

の3問をChatGPTに出題してみます。

SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

速度算

以下の速度算の問題をChatGPTに聞いてみました。

ChatGPTに聞いた速度算の問題

すると、かなり長い解説がChatGPTから返ってきて、ChatGPTの答えは約6.615kmでした。

※解説が長いためスクショは割愛させていただきます。

そもそも回答に「約」がつく時点でおかしいですし、本当の答えは630mなので、ChatGPTが回答した6.615kmとはかなりかけ離れています。

以上の速度算はSPIの非言語の中でもかなり易しい問題ですが、ChatGPTには難しすぎるのかもしれません。

※「SPIの速度算・速さの計算の解き方とコツ!重要公式もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

損益算

続いては以下の損益算の問題をChatGPTに出題しました。

ChatGPTに出題した損益算の問題

ChatGPTの答えは以下の通り、マイナス20円でした(間違っています)

ChatGPTの答え

「利益はいくらか」と聞かれているので、答えとして「マイナス20円(=20円の損失)」というのもなくはないのですが、SPIではそこまで捻くれた問題は出題されません。

今のところChatGPTは2問連続不正解の状態です。

※「SPIの損益算とは?コツと暗記必須の用語4つをわかりやすく解説!」もぜひ参考にしてください。

推論

最後はあえてSPIの非言語の中で最も難しいと言われている推論問題をChatGPTに解かせてみました。

ChatGPTに解かせた推論問題

ChatGPTが出した答えは以下の通り1と2でしたが、残念ながら間違いです(答えは2と3です)

ChatGPTが出した答え

ChatGPTは非言語の問題はすべて不正解となりました。

SPIの推論とは何かについて解説した記事もぜひ参考にしてください。

SPIでChatGPT(チャットGPT)が使い物にならない理由

以上の検証結果の通り、本記事を執筆している2024年時点ではChatGPTはSPIの問題をほとんど解くことができません。

なので、SPIでChatGPTを使ったとしても高得点を取ることはできないでしょう。

また、SPIにはWEBテスティング・テストセンター・インハウスCBT・ペーパーテストという4つの受検方式があります。

WEBテスティングは自分のPCから自分の好きな場所(主に家)・好きな時間にSPIを受検できます。

テストセンターは試験会場で試験監督官がいる環境でPCを受検します。

インハウスCBTとペーパーテストは企業の会議室やブースでSPIを受検するので、近くに企業の担当者がいます。

※4つの受検方式の細かな違いは「SPIの種類一覧!見分け方や種類の違い・難易度などを徹底解説」をご覧ください。

なので、ChatGPTをもし使うとすればWEBテスティングでしか使えません。

※SPIの規約ではChatGPTの使用はもちろん認められていません。

ちなみにですが、WEBテスティングの受検画面は以下のようになっています。

WEBテスティングの受検画面

一見、問題文をコピーしてChatGPTに貼り付けができそうですが、WEBテスティングの問題文はコピーできない仕様になっています。

※詳しくはSPIを調べながら受検できない4つの理由について解説した記事をご覧ください。

なので、WEBテスティング(SPI)の問題をChatGPTに解いてもらうためには自力で問題文をChatGPTに入力しなければなりません。

SPIでは問題1問1問に制限時間が付与されており、1問に使える時間は多くても2分程度です。

※詳しくは「SPIの試験時間・所要時間は?一問何分?時間配分のコツもご紹介」をご覧ください。

2分以内に問題文を自力でChatGPTで入力するのはなかなか難しいでしょう。SPIの言語で出題される長文読解は間違いなく不可能です。

※「【SPI】言語の長文読解とは?例題で解説!コツは?長文なしはやばい?」もぜひ参考にしてください。

また、SPIのWEBテスティングの能力検査では言語と非言語が出題されます。英語と構造把握は出題されません。

英語はテストセンターとペーパーテスト型のSPIで出題される可能性があり、構造把握はテストセンター型のSPIで出題される可能性があります。

※詳しくは「SPIの構造把握とは?例題とコツもご紹介!出るかどうかを事前に判別する方法は?」をご覧ください。

なので、SPIの英語と構造把握の問題をChatGPTに解いてもらうことはそもそも不可能です。

SPIでChatGPTはが使い物にならないと判明してがっかりした人もいるでしょうが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあればChatGPTなんて使う必要はありません。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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