WEBテストの一種であるSPIの対策をするにはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
また、いつから勉強を始めるべきなのでしょうか?
本記事のタイトルでも述べてしまいしたが、SPIの勉強時間は最低でも30時間は確保したいところです。
本記事ではSPIの勉強時間やいつから勉強を始めるべきなのかについてSPIを今までに100回以上も受検し、日本一SPIについて熟知している私カズマが解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。
※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
SPIはいつから勉強を始めた?150人にアンケート
今回はSPIはいつから勉強を始めたのかについて就活生・転職活動中の社会人150人にアンケートを取りましたので、その結果をまずは公開します。
アンケートの結果は以下のようになりました(単位:人)
約40%にあたる58人が1週間前からSPIの勉強を始めたと回答していました。
また、ノー勉(=まったくSPIの勉強をしていない)という人も約25%いました。
※「SPIはノー勉・対策してない状態でもOK?3時間の勉強で9割取れる極秘裏ワザもご紹介」という記事もぜひ参考にしてください。
SPIはいつから勉強を始めるべき?必要な勉強時間は?
ここからはSPIを日本一熟知するSPIマスターの私カズマがSPIはいつから勉強を始めるべきかについて解説していきます。
もちろん、その人の学力や目指している企業の難易度によっていつからSPIの勉強を始めるべきかは変わってきますが、目安としては最低でも2週間前からは勉強しておきたいところです。
勉強時間としては1日2〜3時間SPIの勉強をするとして約30時間となります。
時間に比較的余裕がある人は1ヶ月前から勉強が始められるとベストです。
SPIの勉強を始めるときの注意点ですが、自分が受検する企業がSPIのどの受検方式を採用しているのかを事前に確認しておきましょう。
SPIには
- テストセンター
- WEBテスティング
- インハウスCBT
- ペーパーテスト
という4つの受検方式があります。
※それぞれの違いについては「SPIはなんの略?様々な受検方式やSPI-G、SPI-U、SPI-Nとは?」をご覧ください。
受検方式が違うだけで出題される問題の毛色がかなり変わるのでご注意ください。
例えばテストセンターの言語で出題される「二語の関係」や「語句の意味」はWEBテスティング・インハウスCBTでは一切出題されません。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
つまり、WEBテスティングを受検予定の人がテストセンターの勉強・対策をやってもあまり効果はないのです。
※「WEBテスティングの練習問題・出題範囲まとめ!本番のSPIに近い難易度です!」もぜひ合わせてご覧ください。
SPIの勉強を始める前に、必ず自分が受検する企業のSPIの受検方式を確認し、それに合った勉強をするようにしてください。
自分が受検する企業のSPIの受検方式の確認方法はネットで検索する、もしくは企業に直接尋ねることになります(後者の方が確実です)
企業に受検方式の確認をする際には以下のようなメールを送れば良いでしょう。
株式会社〇〇
〇〇様
突然のご連絡失礼致します。貴社の中途採用への応募を検討しております〇〇と申します。
貴社の選考フローについて1点ご質問です。
選考フローにSPIの受検があるかと思いますが、このSPIの受検方式(テストセンター・WEBテスティング・インハウスCBT・ペーパーテスト)はどれかを教えていただくことは可能でしょうか?
貴社への志望度が高いため、受検方式に合った勉強・対策を事前に行い、できるだけ万全の状態で貴社の選考に臨みたいと考えております。
お忙しいところお手数おかけしますが、ご確認よろしくお願い致します。
※あくまでも一例となります。
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2週間前からSPIの勉強を始める場合(勉強時間:約30時間)
ここからは2週間前からSPIの勉強を始める場合の具体的なスケジュールと1ヶ月前からSPIの勉強を始める場合の具体的なスケジュールをご紹介していきます。
まずは2週間前からSPIの勉強を始める場合から解説しますが、勉強時間の目安としては先ほども述べた通り、約30時間(毎日2〜3時間程度)になります。
具体的なスケジュールは以下の通りです。
1日目
1〜6日目の6日間は言語の勉強を行い、7〜14日目の8日間は非言語の勉強を行いましょう。
言語よりも非言語の方が難易度が高いと感じる人が多いので、非言語になるべく多くの時間を使うのがおすすめです。
「SPIの非言語は0点・ボロボロ・壊滅的でも通過する?転職は?SPIマスターが徹底解説」でも解説しましたが、非言語は0点を取ってしまう人もいるので、必ず事前に対策をしておきましょう。
また、勉強を始める前にまずは自分が受検するSPIの受検方式の出題範囲は確認しておきましょう。
※受検方式ごとの出題範囲は「SPIは難しい?難しすぎる?難易度(レベル)を言語と非言語別に徹底解説してみた」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
その上で、1日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は二語の関係、WEBテスティング・インハウスCBTの場合は熟語の成り立ちの勉強を行います。
二語の関係は出題されるパターンが決まっているので、そのパターンを徹底的に頭に入れましょう。
具体的な対策方法については「SPIの二語の関係とは?例題でわかりやすく解説!解き方のコツと一覧も」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
熟語の成り立ちは出題される選択肢のパターンがあらかじめ決まっています。
なので、事前にその選択肢をすべて頭に入れておけば本番のSPIではスムーズに問題を解くことが可能になります。
具体的な対策方法は「SPIの熟語の成り立ちとは?例題で解説&必ず覚えておくべきことをご紹介」で解説しています。
2日目
2日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は語句の意味の対策、WEBテスティング・インハウスCBTの場合は熟語の成り立ちで出題される熟語の暗記を1日目に続いてひたすら行います。
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
語句の意味はその名の通り用意された語句の意味を選択肢の中から選ぶ問題です。
- 透徹(筋道が明確に通っていること)
- 比肩(匹敵すること)
- 衆生(すべての生物)
など普段聞きなれない単語がたくさん登場するので、本番のSPIまでにできるだけ多くの単語をインプットしましょう。
具体的な対策方法は「【SPI】語句の意味の例題と頻出問題!出題される受検方式は?」をご覧ください。
3日目
3日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は語句の意味で出題されそうな単語をひたすら暗記することに時間を使います。
WEBテスティング・インハウスCBTの場合は空欄補充の対策に時間を使いましょう。
熟語の成り立ちがまだ不安な人は2日目に引き続き、熟語の暗記を行なっても良いでしょう。
WEBテスティングの空欄補充の具体的な問題や対策方法については「SPIの空欄補充問題は受検方式で毛色が違う!例題でわかりやすく解説」をご覧ください。
4日目
4日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は複数の意味の対策、WEBテスティング・インハウスCBTの場合は文の並び替えの対策に時間を使いましょう。
複数の意味は指定された語句が同じ意味で用いられている文を選択する問題です。
そこまで難易度は高くありませんが、問題には慣れておかないと苦戦する可能性もありますので、対策は必須です。
詳しくは「SPIの語句の用法・複数の意味を例題で丁寧に解説!練習問題付き」をご覧ください。
文の並び替えは用意された語句を並び替えて意味の通る文章を作る問題です。
SPIは制限時間がタイトなWEBテストのため、文の並び替えに苦戦する人が多いのでご注意ください。
具体的な対策方法については「SPIの文の並び替え問題を解くコツは?練習問題もご用意しました」で解説しています。
5日目
5日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は文の並び替えと空欄補充の対策を行いましょう。
WEBテスティング・インハウスCBTの場合は長文読解の対策を行います。
文の並び替えと空欄補充については上記で解説した通りです。
長文読解は文章(長文)を読む前に問題を読んだ方が解きやくなるなど、いくつかテクニックがあるので「【SPI】言語の長文読解とは?例題で解説!コツは?長文なしはやばい?」をぜひご覧ください。
6日目
いよいよ最終日です。最終日はテストセンター・ペーパーテストの場合は長文読解の対策を行います。
WEBテスティングの場合は熟語の成り立ちの単語の暗記数を増やしても良いですし、苦手な分野があればその復習を行なっても良いでしょう。
長文読解の対策方法は上記の通りなので割愛させていただきます。
7日目〜14日目
ここからは非言語の対策です。非言語の対策はSPIの問題集などを使ってひたすら問題をこなすしかありません。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
重要なのはいろんな問題集に手を出すのではなく、1冊の問題集を極めることです。
SPIの点数が伸びない人ほと色んな問題集に手を出しがちです。
本記事の筆者は早稲田大学に在籍していましたが、東大や京大・早慶などの難関大学に合格している人の多くは1冊の問題集を極めることを重要視しています。
※SPIのおすすめ問題集・参考書をご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
解けなかった問題は解き方がしっかりと頭の中に定着するまで繰り返し解くことを意識してください。
非言語では受検方式問わず出題頻度が高い問題がある程度決まっており、以下の通りです。
- 割合と比
- 損益算
- 代金精算
- 仕事算
- 速度算
- 年齢算
- 場合の数・確率
- 推論
なので、数学が苦手な人は上記の分野を問題集などで重点的に対策をしておきましょう。
※「SPIが苦手・苦手すぎる人がやるべきことは?今の実力を知る方法」もぜひ合わせてご覧ください。
ちなみにですが、推論はテストセンター・ペーパーテストで出題される問題とWEBテスティング・インハウスCBTで出題される問題でかなり毛色が違うのでご注意ください。
テストセンター・ペーパーテストで出題される推論は以下のような問題です。
【例題】
A・B・C・D・Eの5人が本屋で買い物をした。以下1〜3のことがわかっている。
- 買った本の数は同じでなく、1〜5冊までばらつきがあった
- BとCが買った冊数の和とDとEが買った冊数の和は同じである
- 一番多く本を買ったのはCである
このとき、1〜3の情報から必ず正しいといえるものはア〜ウのうちどれか。あてはまるものをすべて選びなさい。
ア:Aが買った冊数は偶数である
イ:購入代金が一番高かったのはCである
ウ:Bが買った冊数は5人の中で一番少ない
一方で、WEBテスティング・インハウスCBTで出題される推論は以下のような問題です。
【例題】
以下について、ア・イの情報のうち、どれがあれば[問]の答えがわかるかを考え、選択肢1〜5の中から正しいものを1つ選び、答えなさい。
P・Q・R・Sの4チームがサッカーの試合を総当たりで行った。ただし、引き分けの試合はないものとする。
[問]Rは何勝何敗か
ア:Pは全勝した
イ:Qは全敗した
SPIの推論については「SPIの推論とは?すべてがわかる!時間足りない・苦手な人向けの対策方法も解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
1ヶ月前からSPIの勉強を始める場合(勉強時間:約60時間)
1ヶ月前からSPIの勉強を始める場合、1日2時間勉強をすると、単純計算で勉強時間は約60時間となります。
60時間も勉強すればSPIで高得点も十分狙えます。SPIのボーダー(合格ライン)が高い企業を受検する就活生・転職活動中の社会人はこれくらいの勉強時間は欲しいところです。
※SPIの高得点目安・指標について解説して記事もぜひ参考にしてください。
1ヶ月という期間は2週間の倍なので、勉強のスケジュールとしては先ほどご紹介した「2週間前からSPIの勉強を始める場合(勉強時間:約30時間)」を2周するイメージで問題ないでしょう。
余裕があれば問題集に掲載されている模擬試験などを試してみてもいいかもしれません。
※「SPIの模擬試験(模試)を受けられるWEBサイト5選!全部無料!特徴もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
ちなみにですが、SPIを勉強する時間が全然取れなかった人のためにSPIを1週間で仕上げる方法について解説した記事とSPIを一夜漬けでなんとかする方法について解説した記事もご用意しているので、SPIの受検までに1週間を切っていたり、受検が目前の人はぜひ参考にしてください。
SPIに英語・構造把握がある場合の勉強時間
SPIのテストセンターとペーパーテストでは言語・非言語に加えて英語が出題される可能性もあります。
しかし、ほとんどの企業では英語は出題されないので、英語の勉強・対策をする必要は基本的にはありません。
※「SPIで英語は出ない?英語があるかないか事前に調べる方法と企業一覧」もぜひ合わせてご覧ください。
自分が受検する企業に英語が含まれている場合、英語の勉強・対策ももちろんできるといいのですが、英語は言語・非言語と違って短期間で点数を上げることがかなり難しいです。
もともと英語が得意な人であれば対策をしても問題ありませんが、中学・高校で学習した英語の知識が完全に抜けている人は英語の勉強はなしで言語・非言語に注力した方が良いでしょう。
SPIの英語で出題される具体的な問題や出題範囲は「SPIの英語はこれで完璧!出題される形式や問題・対策方法などを一挙ご紹介」でまとめているので、ぜひご覧ください。
また、SPIのテストセンターでは構造把握という科目が出題される可能性もあります。
構造把握も英語と同様に出題する企業はかなり少ないので、基本的には勉強不要です。
構造把握も受検しなければならない場合は言語・非言語に加えて5〜10時間程度の勉強時間は欲しいところです。
構造把握は問題のパターンがある程度限られているので、短期間で対策することは十分可能でしょう。
構造把握で出題される問題や具体的な対策方法については「SPIの構造把握とは?例題とコツもご紹介!出るかどうかを事前に判別する方法は?」をご覧ください。
SPIの性格検査に勉強・対策は必要?
SPIでは能力検査だけでなく性格検査も出題されますが、性格検査の勉強・対策は特に不要です。
用意された質問に対して直感で回答していけば問題ありません。
しかし、1つだけ注意点があります。
SPIの性格検査では「どちらかといえば〇〇」という選択肢が用意されているのですが、この「どちらかといえば〇〇」を選択しすぎてしまうと、無難な回答ばかりが並んだ特徴のない人物像になってしまう可能性が高く、企業からは「自己分析ができていない受検者である」と判断されてしまうリスクがあります。
もちろん、正直に回答した結果、「どちらかといえば」の回答をいくつか選んでしまうのは全然問題ないのですが、「どちらかといえば」の回答があまりにも多くなってしまうのは避けた方が良いでしょう。
詳しくは「SPIの性格検査で「どちらかといえば」を選ぶリスクをSPIマスターが解説します」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はSPIはいつから勉強を始めるべきなのか?やSPIの対策に必要な勉強時間について解説していきました。
SPIの勉強時間はもちろん、多ければ多いほど良いです。ノー勉で本番のSPIに挑むのは絶対にやめましょう!