SPIはなんの略?様々な受検方式やSPI-G、SPI-U、SPI-Nとは?

SPIはなんの略?様々な受検方式やSPI-G、SPI-U、SPI-Nとは?のアイキャッチ画像

就活や転職活動、社員登用試験などに使われているSPIですが、SPIはなんの略か皆様ご存じでしょうか?

さらに、SPIにはWEBテスティングやテストセンターなど様々な受検方式も存在しており、SPI-GやSPI-UなどSPIにもいくつか種類があります。

今回はSPIについて日本一詳しいSPIマスターの私カズマがSPIはなんの略かについて解説した後、SPIの様々な受検方式や種類について解説していきます。

SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。

ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

記事内バナー

SPIはなんの略?

SPIはなんの略か?についてですが、結論から述べますとSPIはSynthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略です。

総合適性検査とは受検者の基礎学力や性格・思考性を測定することで、その受検者がどんな仕事・職種に向いているのかや、対人コミュニケーション能力や仕事に対する向上心はどれくらいあるのかなど、受検者を総合的に判断するためのテストのことです。

総合適性検査はSPI以外にも玉手箱やCUBICなど様々な種類のテストがあります。

つまり、SPIは総合適性検査の一種であると言えるわけです。SPIは数ある総合適性検査の中で導入社数No.1という実績を誇っています。

SPIは株式会社リクルートマネジメントソリューションズという会社が制作・販売しており、SPIの誕生からは約50年が経過しています。

それくらいSPIは古くから使われている総合適性検査であり、今もなお多くの企業が導入しています。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

記事内バナー

SPIの試験内容

SPIは大きく分けて能力検査(言語・非言語)と性格検査の2種類で構成されています。

多くの企業ではこの2つを組み合わせて実施し、応募者の基礎学力と人物像を客観的に評価します。

※SPIの能力検査では英語と構造把握という科目もありますが、ほとんどの企業は言語と非言語の2科目を採用しています。

言語

SPIの言語問題は、文章読解や語彙力、文法の理解度を測定します。主な出題形式は以下の通りです。

  • 二語の関係(類義語・反対語などの関連性を問う)
  • 空欄補充(適切な語句を選ぶ)
  • 長文読解(文章全体の趣旨や細部を理解する)
  • 文の並び替え(文章の構造理解を測る)

言語分野ではビジネス文書の読解力や論理的な文章理解力が評価されるため、社会人や就活生にとっても重要な準備ポイントです。

※SPIの言語の詳細は「SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説!これだけ読めば大丈夫」をご覧ください。

非言語

非言語問題では、数的処理や論理的思考力、データ分析力などを測ります。出題例としては以下が挙げられます。

  • 割合と比
  • 推論(条件整理や論理的結論の導出)
  • 場合の数や確率
  • 図表の読み取り(グラフや表のデータ分析)

数学が苦手な人でも、中学〜高校1年レベルの基礎を復習し、SPI特有の出題パターンに慣れることで得点を伸ばしやすくなります。

※SPIの非言語の詳細は「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」をご覧ください。

性格検査

SPIの性格検査は、応募者の行動特性や価値観、職務適性を把握するために行われます。

質問数は約300問と多く、30〜40分程度かけて回答します。

内容は「はい/いいえ」や「当てはまる/当てはまらない」といった自己申告形式で、回答の一貫性を確認する仕組みも組み込まれています。

企業はこの結果をもとに、応募者が自社の社風や求める人物像に合うかを判断します。

※SPIの性格検査の詳細は「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」をご覧ください。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

記事内バナー

SPIの難易度と合格基準

SPIの難易度は、一般的に中学〜高校1年程度の学力レベルと言われています。

問題自体は決して難問ではありませんが、短い制限時間内で正確に解答するスピード力が求められる点が特徴です。

能力検査の難易度

言語分野は、高校までに習う国語の基礎+ビジネス文書読解力があれば対応可能です。

非言語分野は、中学〜高校1年レベルの数学(速さ・割合・確率・場合の数など)が中心となります。

上記でも解説した通り、英語・構造把握という科目が出題されるケースもありますが、英語重視の企業では高校英語レベルが必要となります。

※SPIの英語の詳細は「SPIで英語は出ない?対策法・時間は?英語があるかないか事前に調べる方法と企業一覧」をご覧ください。

多くの受検者が「難易度はそれほど高くないが、時間配分が難しい」と感じています。

特にテストセンターやWEBテスティングなど、パソコンで受検する形式(後ほど詳しく解説します)は、1問ごとの制限時間が短く、迷うと即タイムアップになるため注意が必要です。

性格検査の難易度

性格検査に難易度という概念はありませんが、自分を偽った回答をすると不一致が検出され、評価が下がる可能性があるのでご注意ください。

素直かつ一貫性のある回答が重要です。

例えば「自分は諦めが悪いほうだ」という質問と「自分は我慢強いほうだ」という質問は、質問の仕方は違えど、同じ忍耐力を測定する質問となっています。

なので、「自分は諦めが悪いほうだ」という質問で「あてはまる」と回答したにも関わらず、「自分は我慢強いほうだ」という質問では「あてはまらない」と回答してしまうと回答に矛盾が生じていることになります。

合格基準・通過ラインの目安

SPIは試験結果が受検者に開示されないため、公式な合格基準は非公開です。

しかし、多くの就活経験者や人事担当者の話から、以下が通過ラインの目安とされています。

  • 正答率7割前後(能力検査)
  • 企業によっては上位25〜30%程度が合格基準になる場合もあり
  • 人気企業・大手企業ほど基準が高くなる傾向

SPIは多くの場合、面接前の足切りに使われるため、このラインを下回ると面接に進めない可能性が高くなります。

※詳しくは「SPIのボーダー・合格ライン企業一覧100社!何割取ればOK?高い企業は?足切り基準をご紹介」をご覧ください。

SPIの受検方式

SPIでは4つの受検方式があり、受検方式によって出題される問題や試験時間が異なるので注意が必要です。

SPIの試験時間・所要時間について詳しく解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

1つずつ順番に解説していきます。

1:WEBテスティング

WEBテスティングは受検期限内であれば好きな時間・好きな場所から自分のPCでSPIを受検できる方式です。

SPIのWEBテスティングを完全解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。

主に自宅で受検する人が多いですが、カフェや図書館などネットが繋がる環境であればどこでも受検できます。

試験科目は言語(国語)、非言語(数学)、性格検査の3つです。

このような受検方式だと、SPIの代行・替え玉受検がし放題なのでは?と思う人もいるかとおもいますが、SPIの代行・替え玉受検は犯罪になりますのでご注意ください。

WEBテスト・SPI代行サービスは違法!なぜバレた?逮捕された理由や歴史を振り返る」をご覧いただくとわかりますが、実際に逮捕者も出ていますのでSPIの代行・替え玉受検は絶対にやめましょう。

SPIは勉強方法さえ工夫すれば短期間で点数を上げることは十分可能です。

SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

記事内バナー

2:テストセンター

2つ目の受検方式はテストセンターです。

テストセンターはSPIの制作を行っている株式会社リクルートマネジメントソリューションズが用意している試験会場に設置されているPCからSPIを受検する方式です。

SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。

試験会場は予約制となっていますのでご注意ください。

テストセンター型のSPIはWEBテスティングと違い英語と構造把握という科目が出題される可能性もあります(確率としてはかなり低いです)

※「SPIの構造把握とは?例題とコツもご紹介!出るかどうかを事前に判別する方法・高得点指標は?」もぜひ合わせてご覧ください。

3:インハウスCBT

インハウスCBTは企業の会議室やブースで、企業が用意したPCからSPIを受検する方式です。

試験科目や出題される問題はWEBテスティングと同じです。

しかし、インハウスCBTを採用している企業はかなりレアケースです。

4:ペーパーテスト

最後にご紹介する受検方式はペーパーテストです。

その名の通り筆記試験型のSPIとなります。

ペーパーテストもインハウスCBTと同様に、企業の会議室やブースで受検します。この受検方式を採用している企業はかなり少ないです。

試験科目は言語・非言語・英語・性格検査ですが、英語が出題されるのはレアケースです。

SPIで落ちるケースや注意点

SPIは多くの企業で一次選考や面接前の足切りに利用されています。

高得点を取れなかった場合、面接に進めない可能性が高くなるため、受検前に落ちる典型パターンと注意点を押さえておきましょう。

ケース1:基準点に届かない(足切り)

SPIでは企業ごとに合格基準点(足切りライン)が設定されており、これを下回ると即不合格になる場合があります。

特に人気企業や大手企業ほど基準が高く、上記でも解説した通り、正答率7割前後が必要とされることもあります。

事前に模擬試験や練習問題などで自分の得点力を把握し、弱点分野を重点的に強化しましょう。

ケース2:時間配分の失敗

テストセンターやWEBテスティングなどパソコンからSPIを受検する形式では、1問ごとの制限時間が設けられており、時間切れになると自動的に次の問題へ進みます。

紙のペーパーテストでも全体の制限時間が短く、1問あたり30〜60秒以内で解答する必要があります。

わからない問題は深追いせず次へ進むのが鉄則です。

ケース3:性格検査の回答不一致

SPIの性格検査は、同じ趣旨の質問を言い回しを変えて複数回出題します。

回答の一貫性が取れていないと「自己認識が不安定」「意図的に回答を操作している」と判断され、評価が下がる可能性があります。

企業に合わせて回答を作り込むのではなく、素直に答えることが大切です。

ケース4:環境・準備不足

WEBテスティングを自宅で受検する場合、通信環境の不安定さや静かな場所の確保不足で集中力が途切れることがあります。

受検環境は事前に整え、受検前に試験システムの動作確認をしておきましょう。

ケース5:形式への慣れ不足

SPIは一般的な筆記試験とは異なり、独特の出題形式や制限時間のルールがあります。

形式に慣れていないと本来の実力を発揮できないため、必ず事前に模擬試験を受けて練習しておくことをおすすめします。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

記事内バナー

SPIの勉強方法・対策法

SPIは多くの企業の選考で利用されるため、早めの対策が合格への近道です。

「SPI 勉強方法」や「SPI 対策」で検索するとさまざまな情報が出てきますが、ここでは効率よく高得点を狙うための実践的ステップを解説します。

1:出題形式と科目を把握する

まずは志望企業の募集要項や選考案内から、SPIの受検方式(WEBテスティング・テストセンターなど)と出題科目(言語・非言語・英語など)を確認しましょう。

出題形式を理解せずに勉強を始めると、時間や労力が無駄になる可能性があります。

2:模擬試験で現在の実力を測る

対策の第一歩は模擬試験です。

いきなり参考書を最初から解くのではなく、一度全範囲の模試に挑戦して得意分野・苦手分野を把握しましょう。

特に時間制限を意識し、実際の試験と同じ環境で解くのが効果的です。

3:苦手分野を重点的に強化

模試で把握できた苦手分野を重点的に強化していきます。

強化の方法例は以下です。

  • 言語分野が苦手 → 語彙力・読解力の強化(語句の意味、長文読解の演習)
  • 非言語分野が苦手 → 計算方法の復習・図表問題のパターン学習
  • 英語試験あり → 高校英語レベルの文法・読解の復習

限られた時間で効率よく得点を伸ばすためには、苦手克服に重点を置いた学習計画が必要です。

4:頻出問題を繰り返し解く

SPIには出題パターンが決まっている問題が多くあります。

参考書などで同じ形式の問題を繰り返し解くことで、解答スピードと正答率が格段に上がります。

特に非言語は「割合と比」や「損益算」「場合の数」などの頻出分野を重点的に対策するようにしてください。

5:勉強時間の目安

SPIの勉強時間の目安は一般的に30時間程度と言われています。

実際に、いつからSPIの勉強を始めたのかについて就活生・転職活動中の社会人150人にアンケートを取ったところ、アンケートの結果は以下のようになりました(単位:人)

いつからSPIの勉強を始めたのかのアンケート結果

約40%にあたる58人が1週間前からSPIの勉強を始めたと回答していました。

SPIはパターン学習が効果的なので、長時間よりも短時間を継続的に積み重ねる学習がおすすめです。

ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

記事内バナー

SPIの種類

SPIには上記でご紹介した様々な受検方式だけでなく様々な種類もあります。

いくつかご紹介していきます。

SPI-G、SPI-U、SPI-H

SPI-Gは中途採用向けのSPI、SPI-Uは新卒(大卒)向けのSPI、SPI-Hは高卒向けのSPIです。

しかし、現在はSPI-G、SPI-U、SPI-Hの区分は廃止され、すべてSPI-3という名称になっています。

※詳しくは「SPI-Hとは?問題例や難易度・時間・対策は?問題集のおすすめもご紹介!」をご覧ください。

SPI-N、SPI-R

SPI-Nは主に一般職や事務職を希望する短大生・高校生向けのSPIです。

※詳しくは「SPI-Nとは?例題や対策方法・問題集のおすすめは?事務職志望者は必見!」をご覧ください。

一般的なSPIと違い、言語や非言語といった科目はなく、「照合」「表の読み取り」「置換」「計算」「漢字」の5分野から出題されます。

※「表の読み取り」はSPIの非言語でも頻出です。詳しくは「SPIの図表の読み取りは対策必須!必ず覚えておくべき知識をご紹介します!練習問題12問付き」をご覧ください。

SPI-Rは主に一般職を希望する大学生・短大生向けのSPIです。

※詳しくは「SPI-Rとは?例題や見分け方・問題集をご紹介!事務職で必要?誤謬率は?練習問題付き」をご覧ください。

一般的なSPIと同様に言語・非言語に加えて「分類」「概算」「文章照合」が出題されます。

ちなみにですが、SPI-R、SPI-Nでは誤謬率が測定されていたので、自信がない問題は無理に回答するよりも空欄にしておく方が賢明でした。

しかし、今のSPIでは誤謬率が測定されていないので、わからない問題でも勘で回答することをおすすめします。詳しくはSPIの誤謬率について解説した記事をご覧ください。

SPI-A、SPI-B

※現在、SPI-AとSPI-Bは廃止されています。

SPI-Aは大学生向けのSPI-Uの短縮版です。

言語と非言語が交互に出題され、試験時間は約50分、性格検査は40分です。

※「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

SPI-BもSPI-Aと同様に大学生向けのSPIですが、研究職やエンジニア・SE職の採用で使われることが多いです。

試験時間は言語30分・非言語60分、性格検査は40分となっており、一般的なSPIよりも長時間になっていることが特徴です。

SPIの企業別活用事例

SPIは日本国内で最も利用されている適性検査の一つで、15,000社以上が採用選考に導入しています。

受検者数は年間200万人を超えるとも言われ、就活や転職活動で遭遇する可能性は非常に高いです。

面接前の足切り(一次選考)

多くの企業ではSPIを一次選考として活用しています。

応募者が多い大手企業や人気企業では、SPIのスコアが一定基準に達していない場合、面接前に不合格となるケースが一般的です。

例:大手メーカーや金融機関 → 正答率70%前後を基準に選考

適性・人物評価

SPIの性格検査の結果は、応募者の価値観や行動傾向を把握する材料として使われます。

企業は自社の求める人物像と照らし合わせ、文化や職務への適合度を判断します。

例:営業職志望者は外向性や行動力を重視、研究職志望者は粘り強さや論理性を重視

配属先の決定

一部企業では、SPIの結果を内定後の配属決定にも利用しています。

例えば、数的処理能力や論理的思考力が高い受検者を分析部門や企画部門へ配属するなど、能力検査結果を人材配置の参考にします。

他社への使い回し(テストセンター)

テストセンター型SPIの場合、一度受検したスコアを他社の選考でも利用(=使い回し)できる仕組みがあります。

このため、志望企業が複数社ある場合、同じ高スコアを使い回すことで効率よく選考を進められるメリットがあります。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

記事内バナー

いかがでしたか?

今回はSPIとはなんの略なのか?について解説した後、SPIの受検方式や種類について解説していきました。

自分が受検するSPIの方式は何なのか?を事前にしっかりと理解して本番に臨むようにしましょう。

正方形バナー
スマホバナー