WEBテストの一種であるSPIの対策をするにはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
また、いつから勉強を始めるべきなのでしょうか?
本記事のタイトルでも述べてしまいしたが、SPIの勉強時間は最低でも30時間は確保したいところです。
本記事ではSPIの勉強時間やいつから勉強を始めるべきなのかについてSPIを今までに100回以上も受検し、日本一SPIについて熟知している私カズマが解説していきます。
SPIを受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。
※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
SPIはいつから勉強を始めた?150人にアンケート
今回はSPIはいつから勉強を始めたのかについて就活生・転職活動中の社会人150人にアンケートを取りましたので、その結果をまずは公開します。
アンケートの結果は以下のようになりました(単位:人)

約40%にあたる58人が1週間前からSPIの勉強を始めたと回答していました。
また、ノー勉(=まったくSPIの勉強をしていない)という人も約25%いました。
※「SPIはノー勉・対策してない状態でもOK?3時間の勉強で9割取れる極秘裏ワザもご紹介」という記事もぜひ参考にしてください。
SPIはいつから勉強を始めるべき?必要な勉強時間は?
ここからはSPIを日本一熟知するSPIマスターの私カズマがSPIはいつから勉強を始めるべきかについて解説していきます。
もちろん、その人の学力や目指している企業の難易度によっていつからSPIの勉強を始めるべきかは変わってきますが、目安としては最低でも2週間前からは勉強しておきたいところです。
勉強時間としては1日2〜3時間SPIの勉強をするとして約30時間となります。
時間に比較的余裕がある人は1ヶ月前から勉強が始められるとベストです。
SPIの勉強を始めるときの注意点ですが、自分が受検する企業がSPIのどの受検方式を採用しているのかを事前に確認しておきましょう。
SPIには
- テストセンター
- WEBテスティング
- インハウスCBT
- ペーパーテスト
という4つの受検方式があります。
※それぞれの違いについては「SPIはなんの略?様々な受検方式やSPI-G、SPI-U、SPI-Nとは?」をご覧ください。
受検方式が違うだけで出題される問題の毛色がかなり変わるのでご注意ください。
例えばテストセンターの言語で出題される「二語の関係」や「語句の意味」はWEBテスティング・インハウスCBTでは一切出題されません。
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
つまり、WEBテスティングを受検予定の人がテストセンターの勉強・対策をやってもあまり効果はないのです。
※「WEBテスティングの練習問題・出題範囲まとめ!本番のSPIに近い難易度です!」もぜひ合わせてご覧ください。
SPIの勉強を始める前に、必ず自分が受検する企業のSPIの受検方式を確認し、それに合った勉強をするようにしてください。
自分が受検する企業のSPIの受検方式の確認方法はネットで検索する、もしくは企業に直接尋ねることになります(後者の方が確実です)
企業に受検方式の確認をする際には以下のようなメールを送れば良いでしょう。
株式会社〇〇
〇〇様
突然のご連絡失礼致します。貴社の中途採用への応募を検討しております〇〇と申します。
貴社の選考フローについて1点ご質問です。
選考フローにSPIの受検があるかと思いますが、このSPIの受検方式(テストセンター・WEBテスティング・インハウスCBT・ペーパーテスト)はどれかを教えていただくことは可能でしょうか?
貴社への志望度が高いため、受検方式に合った勉強・対策を事前に行い、できるだけ万全の状態で貴社の選考に臨みたいと考えております。
お忙しいところお手数おかけしますが、ご確認よろしくお願い致します。
※あくまでも一例となります。
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目標点数・ボーダー別:必要なSPI勉強時間の目安
「30時間」「60時間」という時間はあくまで一つの目安ですが、実際には目指す点数(ボーダー)によって、必要な勉強時間は変わってきます。
ここでは、目標とする点数別に、おおよその勉強時間の目安をご紹介します。
5割程度を目指す場合:目安は15〜20時間
転職(中途採用)で多く見られる5割程度のボーダーを目指す場合、目安となる勉強時間は15〜20時間程度です。
この場合、出題範囲すべてを網羅する必要はなく、頻出かつ難易度が比較的低い分野(割合と比、損益算、速度算、仕事算など)に絞って対策すれば、十分に到達可能な水準です。
※SPIの頻出分野については「SPIで頻出!優先順位高く対策すべき問題を例題付きで科目別にご紹介!就活生・社会人必見」をご覧ください。
6〜7割程度を目指す場合:目安は30時間前後
就活で多く見られる6〜7割程度のボーダーを目指す場合、本記事のタイトルにもある通り、最低でも30時間程度の勉強時間を確保しておきたいところです。
頻出分野に加えて、推論や場合の数・確率といった、やや難易度の高い分野にも取り組む必要が出てきます。
8割以上を目指す場合:目安は50〜60時間以上
外資系コンサルや外資系金融など、ボーダーが8割以上に設定されている難関企業を志望する場合は、50〜60時間以上の勉強時間を確保することをおすすめします。
頻出分野を確実に得点源にした上で、応用的な問題にも幅広く対応できる力をつける必要があるため、対策にかける時間も自然と増えることになります。
※難関企業のボーダーについては「SPIのボーダー・合格ライン企業一覧100社!何割取ればOK?高い企業は?足切り基準をご紹介」もぜひ参考にしてください。
自分の志望企業のボーダーがわからない場合
志望企業のSPIのボーダーが公表されていない、あるいはわからない場合は、安全を見て6〜7割程度(30時間前後
を目安に対策を進めることをおすすめします。ボーダーが実際にはそこまで高くなかったとしても、高めの目標に向けて対策しておけば、結果的に余裕を持って本番のSPIに臨むことができます。

SPIの勉強時間には個人差がある
上記でボーダー別の勉強時間の目安をご紹介しましたが、これはあくまで一般的な目安であり、実際に必要な時間にはもちろん個人差があります。
ここでは、勉強時間に差が生まれる主な要因を解説します。
対策を始める時点での基礎知識の有無
SPIの能力検査は中学・高校で学習する内容がベースになっています。
そのため、対策を始める時点で、これらの内容をどれだけ覚えているかによって、必要な勉強時間は大きく変わってきます。
中学・高校の内容をある程度覚えている人であれば、公式や解き方を思い出すだけで済みますが、ほとんど忘れてしまっている人は、基礎の学び直しから始める必要があるため、より多くの時間が必要になります。
※SPIの非言語で必要な公式をまとめた記事もぜひ参考にしてください。
文系・理系による違い
特に非言語(数学)において、理系出身者と文系出身者とでは、必要な勉強時間に差が出やすい傾向があります。
大学受験や大学の授業で数学に継続的に触れてきた理系出身者は、比較的少ない時間でも感覚を取り戻しやすい一方、文系出身者や、大学入学以降ほとんど数学に触れていない人は、基礎固めに時間がかかりやすい傾向があります。
受検方式への慣れ
SPIは受検方式(テストセンター、WEBテスティングなど)によって出題形式や制限時間の感覚が異なります。
SPIを一度も受けたことがない人は、問題を解く力だけでなく、形式そのものに慣れる時間も必要になるため、初めて受検する人は、経験者よりも多めに時間を見積もっておくとよいでしょう。
このように、必要な勉強時間は人によって幅があります。
「30時間勉強したのに、まだ問題が思うように解けない」と感じても、それは決して珍しいことではありません。
目安の時間はあくまで参考値として捉え、実際には自分の理解度や手応えを見ながら、必要に応じて勉強時間を調整していくことが大切です。

2週間前からSPIの勉強を始める場合(勉強時間:約30時間)
ここからは2週間前からSPIの勉強を始める場合の具体的なスケジュールと1ヶ月前からSPIの勉強を始める場合の具体的なスケジュールをご紹介していきます。
まずは2週間前からSPIの勉強を始める場合から解説しますが、勉強時間の目安としては先ほども述べた通り、約30時間(毎日2〜3時間程度)になります。
具体的なスケジュールは以下の通りです。
1日目
1〜6日目の6日間は言語の勉強を行い、7〜14日目の8日間は非言語の勉強を行いましょう。
言語よりも非言語の方が難易度が高いと感じる人が多いので、非言語になるべく多くの時間を使うのがおすすめです。
「SPIの非言語は0点・ボロボロ・壊滅的でも通過・内定する?受かった事例は?転職は?」でも解説しましたが、非言語は0点を取ってしまう人もいるので、必ず事前に対策をしておきましょう。
また、勉強を始める前にまずは自分が受検するSPIの受検方式の出題範囲は確認しておきましょう。
その上で、1日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は二語の関係、WEBテスティング・インハウスCBTの場合は熟語の成り立ちの勉強を行います。
二語の関係は出題されるパターンが決まっているので、そのパターンを徹底的に頭に入れましょう。
具体的な対策方法については「【SPI】二語の関係の練習問題50問と一覧71個!解き方のコツは?」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
熟語の成り立ちは出題される選択肢のパターンがあらかじめ決まっています。
なので、事前にその選択肢をすべて頭に入れておけば本番のSPIではスムーズに問題を解くことが可能になります。
具体的な対策方法は「SPIの熟語の成り立ちを例題で解説!一覧と練習問題50問付き」で解説しています。
2日目
2日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は語句の意味の対策、WEBテスティング・インハウスCBTの場合は熟語の成り立ちで出題される熟語の暗記を1日目に続いてひたすら行います。
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
語句の意味はその名の通り用意された語句の意味を選択肢の中から選ぶ問題です。
- 透徹(筋道が明確に通っていること)
- 比肩(匹敵すること)
- 衆生(すべての生物)
など普段聞きなれない単語がたくさん登場するので、本番のSPIまでにできるだけ多くの単語をインプットしましょう。
具体的な対策方法は「【SPI】語句の意味の練習問題30問と頻出一覧100個!難しい単語もあるので要注意」をご覧ください。
3日目
3日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は語句の意味で出題されそうな単語をひたすら暗記することに時間を使います。
WEBテスティング・インハウスCBTの場合は空欄補充の対策に時間を使いましょう。
熟語の成り立ちがまだ不安な人は2日目に引き続き、熟語の暗記を行なっても良いでしょう。
WEBテスティングの空欄補充の具体的な問題や対策方法については「【SPI】空欄補充の練習問題19問!例題でコツを解説!3文完成や3語のパターンは?」をご覧ください。
4日目
4日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は複数の意味の対策、WEBテスティング・インハウスCBTの場合は文の並び替えの対策に時間を使いましょう。
複数の意味は指定された語句が同じ意味で用いられている文を選択する問題です。
そこまで難易度は高くありませんが、問題には慣れておかないと苦戦する可能性もありますので、対策は必須です。
※「【SPI】語句の用法・複数の意味の練習問題35問!頻出一覧とコツまで徹底解説」もぜひ参考にしてください。
文の並び替えは用意された語句を並び替えて意味の通る文章を作る問題です。
SPIは制限時間がタイトなWEBテストのため、文の並び替えに苦戦する人が多いのでご注意ください。
具体的な対策方法については「SPIの文の並び替え問題を解くコツは?練習問題もご用意しました」で解説しています。
5日目
5日目はテストセンター・ペーパーテストの場合は文の並び替えと空欄補充の対策を行いましょう。
WEBテスティング・インハウスCBTの場合は長文読解の対策を行います。
文の並び替えと空欄補充については上記で解説した通りです。
長文読解は文章(長文)を読む前に問題を読んだ方が解きやくなるなど、いくつかテクニックがあるので「【SPI】言語の長文読解とは?例題で解説!コツは?長文なしはやばい?」をぜひご覧ください。
6日目
いよいよ最終日です。最終日はテストセンター・ペーパーテストの場合は長文読解の対策を行います。
WEBテスティングの場合は熟語の成り立ちの単語の暗記数を増やしても良いですし、苦手な分野があればその復習を行なっても良いでしょう。
長文読解の対策方法は上記の通りなので割愛させていただきます。
7日目〜14日目
ここからは非言語の対策です。非言語の対策はSPIの問題集などを使ってひたすら問題をこなすしかありません。
※SPIの非言語(数学)を完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
重要なのはいろんな問題集に手を出すのではなく、1冊の問題集を極めることです。
SPIの点数が伸びない人ほと色んな問題集に手を出しがちです。
本記事の筆者は早稲田大学に在籍していましたが、東大や京大・早慶などの難関大学に合格している人の多くは1冊の問題集を極めることを重要視しています。
解けなかった問題は解き方がしっかりと頭の中に定着するまで繰り返し解くことを意識してください。
非言語では受検方式問わず出題頻度が高い問題がある程度決まっており、以下の通りです。
- 割合と比
- 損益算
- 代金精算
- 仕事算
- 速度算
- 年齢算
- 場合の数・確率
- 推論
なので、数学が苦手な人は上記の分野を問題集などで重点的に対策をしておきましょう。
ちなみにですが、推論はテストセンター・ペーパーテストで出題される問題とWEBテスティング・インハウスCBTで出題される問題でかなり毛色が違うのでご注意ください。
テストセンター・ペーパーテストで出題される推論は以下のような問題です。
【例題】
A・B・C・D・Eの5人が本屋で買い物をした。以下1〜3のことがわかっている。
- 買った本の数は同じでなく、1〜5冊までばらつきがあった
- BとCが買った冊数の和とDとEが買った冊数の和は同じである
- 一番多く本を買ったのはCである
このとき、1〜3の情報から必ず正しいといえるものはア〜ウのうちどれか。あてはまるものをすべて選びなさい。
ア:Aが買った冊数は偶数である
イ:購入代金が一番高かったのはCである
ウ:Bが買った冊数は5人の中で一番少ない
一方で、WEBテスティング・インハウスCBTで出題される推論は以下のような問題です。
【例題】
以下について、ア・イの情報のうち、どれがあれば[問]の答えがわかるかを考え、選択肢1〜5の中から正しいものを1つ選び、答えなさい。
P・Q・R・Sの4チームがサッカーの試合を総当たりで行った。ただし、引き分けの試合はないものとする。
[問]Rは何勝何敗か
ア:Pは全勝した
イ:Qは全敗した
SPIの推論については「SPIの推論とは?すべてがわかる!時間足りない・苦手な人向けの対策方法も解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、SPIにはたった3時間の勉強でSPIが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
1ヶ月前からSPIの勉強を始める場合(勉強時間:約60時間)
1ヶ月前からSPIの勉強を始める場合、1日2時間勉強をすると、単純計算で勉強時間は約60時間となります。
60時間も勉強すればSPIで高得点も十分狙えます。SPIのボーダー(合格ライン)が高い企業を受検する就活生・転職活動中の社会人はこれくらいの勉強時間は欲しいところです。
※SPIの高得点目安・指標について解説して記事もぜひ参考にしてください。
1ヶ月という期間は2週間の倍なので、勉強のスケジュールとしては先ほどご紹介した「2週間前からSPIの勉強を始める場合(勉強時間:約30時間)」を2周するイメージで問題ないでしょう。
余裕があれば問題集に掲載されている模擬試験などを試してみてもいいかもしれません。
※「SPIの模擬試験(模試)を受けられるWEBサイト5選!全部無料!特徴もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
ちなみにですが、SPIを勉強する時間が全然取れなかった人のためにSPIを1週間で仕上げる方法について解説した記事とSPIを一夜漬けでなんとかする方法について解説した記事もご用意しているので、SPIの受検までに1週間を切っていたり、受検が目前の人はぜひ参考にしてください。
SPIの勉強時間を効率的に確保する方法
「30時間や60時間が必要と言われても、まとまった時間がなかなか取れない」という就活生・転職活動中の社会人も多いでしょう。
ここでは、限られた時間の中で、SPIの勉強時間を効率的に確保する方法をご紹介します。
通勤・通学時間を活用する
電車やバスでの移動時間は、貴重な勉強時間に変えられます。
参考書を広げるのが難しい環境であっても、SPI対策アプリを使えば、スマートフォン1つで問題演習が可能です。
片道20〜30分の移動時間でも、往復で毎日1時間近い勉強時間を積み重ねられます。
※SPI対策アプリの選び方やおすすめアプリについては「SPI対策アプリおすすめランキング2026年版!全部無料!アプリだけで勉強可能?性格検査は?」もぜひ参考にしてください。
スキマ時間を積み重ねる意識を持つ
授業や仕事の休憩時間、家事の合間など、5〜10分程度のスキマ時間も意識的に活用しましょう。
1回あたりは短くても、1日に何度も積み重ねることで、まとまった勉強時間に匹敵する量を確保できます。
特に、暗記系の分野(語句の意味、二語の関係など)はスキマ時間との相性がよく、効率的に対策を進められます。
毎日の生活の中に「勉強する時間」を組み込む
「時間ができたら勉強する」という考え方だと、結局まとまった時間が取れないまま先延ばしになりがちです。
「朝起きてすぐの15分」「寝る前の20分」のように、毎日同じタイミングで勉強する時間をあらかじめ生活の中に組み込んでおくことで、継続的に勉強時間を確保しやすくなります。
優先順位の低い予定を見直す
対策期間中は、SNSを見る時間や、なんとなく過ごしているテレビ・動画視聴の時間を一度見直してみましょう。
すべてを我慢する必要はありませんが、こうした時間の一部をSPIの対策に充てるだけでも、まとまった勉強時間を新たに生み出すことができます。
土日などの休日にまとめて時間を確保する
平日は忙しくて時間が取れないという人は、土日などの休日にまとまった時間を確保するのも一つの方法です。
平日はスキマ時間での暗記や軽い演習にとどめ、休日に模擬試験形式でしっかり問題演習を行うというように、平日と休日で勉強内容にメリハリをつけるのもおすすめです。
限られた時間の中でも、こうした工夫を積み重ねることで、必要な勉強時間に近づけていくことは十分可能です。

SPIの勉強に30時間も確保できない場合はどうすればいい?
上記でご紹介した時間確保の工夫を試しても、どうしても30時間という時間を確保できない場合もあるでしょう。
ここでは、勉強時間が限られている場合の対処法をご紹介します。
すべての範囲を諦め、頻出分野だけに絞る
時間が限られている場合、出題範囲全体を網羅しようとするのは非現実的です。
まずは言語・非言語それぞれの頻出分野に絞り込み、そこだけは確実に得点源にすることを優先しましょう。
頻出分野は出題頻度が高いだけでなく、比較的難易度が低いものも多いため、対策のコスパが非常によいという特徴があります。
残り1週間の場合:非言語の頻出分野に絞って毎日1〜2時間
1週間あれば、10〜15時間程度は確保できるはずです。
この場合、言語よりも非言語を優先しましょう。
特に
- 割合と比
- 損益算
- 速度算
- 仕事算
の4分野は出題頻度が高く、かつ解法パターンが決まっているため、短期間でも得点源にしやすい分野です。
1日1〜2時間、この4分野を1つずつ潰していくイメージで進めれば、5〜6日で一通り触れることができます。
残った1〜2日は、言語の熟語の成り立ちや語句の意味など、暗記だけで対応できる分野に充てるとよいでしょう。
じっくり理解するよりも、パターンを覚えて手を動かす回数を増やすことを優先してください。
残り数日、あるいは前日しかない場合:1〜2分野に絞って徹底的に繰り返す
残り数日、あるいは前日となると、新しい分野に手を広げる余裕はほとんどありません。
この段階では、非言語の中でも特に出題頻度が高い「割合と比」「損益算」の2分野だけに絞り、例題を10問前後、解法を覚えるまで繰り返し解くという方法が現実的です。
全問正解を狙うのではなく、「出題されたら確実に取れる分野を1〜2個作る」ことを目標にしましょう。
言語は、新たに覚えるより、これまでの人生で触れてきた語彙力で対応できる長文読解や文の並び替えに時間を回した方が効率的です。
本番当日、直前でもできること
試験開始直前であっても、まったく無意味というわけではありません。
非言語の基本公式(速さ=距離÷時間、割合の計算方法など)をメモ書きなどで最後にもう一度目に通しておくだけでも、本番でその場で思い出せる可能性が上がります。
また、言語で出題される熟語の成り立ちや二語の関係は、パターンの数自体が限られているため、直前の数分でパターンの種類だけでも頭に入れておくと、初見の問題への対応力が変わってきます。
勉強時間が十分に確保できないと、「今さら少し勉強しても意味がないのでは」と感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、まったく対策をしないまま本番に臨むのと、たとえ数時間であっても頻出分野に触れてから臨むのとでは、得点に大きな差が生まれます。
限られた時間の中でも、できる範囲の対策を諦めずに行うことが大切です。

SPIの勉強時間を増やしても点数が伸びない場合の見直しポイント
「勉強時間はしっかり確保しているのに、なかなか点数が伸びない」という悩みを抱える人も少なくありません。
この場合、時間の量そのものよりも、勉強の「質」に問題があるケースがほとんどです。ここでは、見直すべきポイントをご紹介します。
解けなかった問題を、解けるまで復習しているか
問題集を1周しただけで満足してしまい、間違えた問題をそのままにしていないか確認しましょう。
SPIは出題パターンがある程度決まっている試験なので、一度間違えた問題を「なぜ間違えたのか」まで理解し、解けるようになるまで繰り返すことが、点数アップに直結します。
新しい問題にどんどん手を出すよりも、間違えた問題の復習に時間を割く方が、同じ勉強時間でも効果は大きく変わります。
頻出分野に時間を使えているか
出題範囲全体を満遍なく勉強しようとして、出題頻度の低い分野にも同じだけの時間をかけてしまっていないか見直しましょう。
頻出分野を後回しにして、たまにしか出ない難しい分野に時間を使ってしまうと、勉強時間の割に得点は伸びません。
頻出分野を優先的に固められているか、一度勉強時間の配分を振り返ってみてください。
制限時間を意識した演習ができているか
じっくり時間をかければ解ける問題でも、本番の制限時間内では解ききれないというケースは非常によくあります。
普段の勉強で時間を計らずに解いている場合、本番形式での演習量が不足している可能性があります。
ある程度知識が身についてきたら、時間を計りながら解く練習に切り替え、制限時間内に解き切る感覚を養いましょう。
「わかったつもり」で終わっていないか
解答・解説を読んで「なるほど」と納得しただけで終わり、実際に自分の手でもう一度解き直していないケースも要注意です。
解説を読んで理解することと、自力で同じ問題を解けるようになることの間には、大きな差があります。
解説を読んだ後は、必ず何も見ずに解き直す工程を挟むようにしましょう。
中学・高校の基礎知識自体が抜け落ちていないか
非言語で特に多いのが、公式や解き方の手順そのものを忘れてしまっているケースです。
応用的な問題演習ばかりに時間を使っていても、基礎となる公式が曖昧なままでは、なかなか得点にはつながりません。
伸び悩みを感じたら、一度基礎に立ち返り、公式の使い方から見直してみることも大切です。
以上でご紹介したポイントに心当たりがある場合、勉強時間をこれ以上増やすよりも、今の勉強時間の使い方そのものを見直す方が、結果的に効率よく得点アップにつながります。
時間をかけているのに伸び悩んでいると感じたら、まずは自分の勉強法を振り返ってみましょう。

SPIに英語・構造把握がある場合の勉強時間
SPIのテストセンターとペーパーテストでは言語・非言語に加えて英語が出題される可能性もあります。
しかし、ほとんどの企業では英語は出題されないので、英語の勉強・対策をする必要は基本的にはありません。
自分が受検する企業に英語が含まれている場合、英語の勉強・対策ももちろんできるといいのですが、英語は言語・非言語と違って短期間で点数を上げることがかなり難しいです。
もともと英語が得意な人であれば対策をしても問題ありませんが、中学・高校で学習した英語の知識が完全に抜けている人は英語の勉強はなしで言語・非言語に注力した方が良いでしょう。
SPIの英語で出題される具体的な問題や出題範囲は「SPIで英語は出ない?対策法・時間は?英語があるかないか事前に調べる方法と企業一覧」でまとめているので、ぜひご覧ください。
また、SPIのテストセンターでは構造把握という科目が出題される可能性もあります。
構造把握も英語と同様に出題する企業はかなり少ないので、基本的には勉強不要です。
構造把握も受検しなければならない場合は言語・非言語に加えて5〜10時間程度の勉強時間は欲しいところです。
構造把握は問題のパターンがある程度限られているので、短期間で対策することは十分可能でしょう。
構造把握で出題される問題や具体的な対策方法については「SPIの構造把握とは?例題とコツもご紹介!出るかどうかを事前に判別する方法・高得点指標は?」をご覧ください。

SPIの性格検査に勉強・対策は必要?
SPIでは能力検査だけでなく性格検査も出題されますが、性格検査の勉強・対策は特に不要です。
用意された質問に対して直感で回答していけば問題ありません。
しかし、1つだけ注意点があります。
SPIの性格検査では「どちらかといえば〇〇」という選択肢が用意されているのですが、この「どちらかといえば〇〇」を選択しすぎてしまうと、無難な回答ばかりが並んだ特徴のない人物像になってしまう可能性が高く、企業からは「自己分析ができていない受検者である」と判断されてしまうリスクがあります。
もちろん、正直に回答した結果、「どちらかといえば」の回答をいくつか選んでしまうのは全然問題ないのですが、「どちらかといえば」の回答があまりにも多くなってしまうのは避けた方が良いでしょう。
詳しくは「SPIの性格検査で「どちらかといえば」を選ぶリスクをSPIマスターが解説します」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回はSPIはいつから勉強を始めるべきなのか?やSPIの対策に必要な勉強時間について解説していきました。
SPIの勉強時間はもちろん、多ければ多いほど良いです。ノー勉で本番のSPIに挑むのは絶対にやめましょう!


