SPIにはWEBテスティングという受検方式が用意されていますが、WEBテスティングとは何かがよくわかっていない就活生や転職活動中の社会人も多いのではないでしょうか。
※「SPIとは?対策方法や問題・例題をすべて紹介!適性検査SPIはこれで完璧だ!」もぜひ合わせてご覧ください。
WEBテスティングは非常に多くの企業が導入しているので、SPIを受検予定の人は必ず知っておくべきです。
今回はSPIを今までに100回以上も受検し、日本一SPIについて詳しい自信のあるSPIマスターの私カズマがWEBテスティングとは何かや特徴・試験時間・出題範囲など、WEBテスティングについて徹底解説をしていきます。
就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
※「【SPI】転職・中途採用の対策法や問題・通過率などをSPIマスターが完全解説」もぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、たった3時間の勉強でWEBテスティングが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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SPIのWEBテスティングとは?特徴は?
まずはSPIのWEBテスティングとは何かについて解説をしていきます。
まず、SPIにはWEBテスティング・テストセンター・インハウスCBT・ペーパーテストという4つの受検方式があります。
※SPIのペーパーテストを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
つまり、WEBテスティングは複数あるSPIの受検方式の中の1つにしか過ぎません。
※WEBテスティングとSPIの違いについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
WEBテスティングの最大の特徴は、受検期限内であれば自分の好きな時間・好きな場所でSPIが受検できることです。多くの人は基本的には自宅から、自分のパソコンを使ってSPIを受検します。
WEBテスティングはパソコンがないと受検できないのでご注意ください。スマホから受検することはできません。
自分のパソコンを持っていない人はネットカフェなどに行ってSPIを受検することになります。
※SPIをネットカフェで受検するときの注意点について解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
また、WEBテスティングには受検が一切できなくなる「メンテナンス時間」というものがあるので十分ご注意ください。
※詳しくはSPIのメンテナンス時間について解説した記事をご覧ください。
WEBテスティングは必ず期限までに余裕を持って受検するようにしましょう。
WEBテスティングの試験範囲と例題
WEBテスティングでは言語・非言語・性格検査の3科目が用意されています。言語=国語、非言語=数学と認識しておけば問題ありません。
※「SPIの非言語(数学)を完全解説!対策方法やできない人でも点数を上げる方法!問題もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
ちなみに、SPIでは言語と非言語を合わせて能力検査というので覚えておきましょう。
能力検査は受検者の基礎的な学力を計測するための科目です。
性格検査は受検者の思考や性格の傾向を計測するための科目です。
それぞれ順番に解説していきます。
※「WEBテスティングの練習問題・出題範囲まとめ!本番のSPIに近い難易度です!」もぜひ参考にしてください。
言語(国語)
SPIのWEBテスティングの言語では以下が試験範囲となっています。
※詳しくは「WEBテスティングの言語を例題で徹底解説!点数アップの方法や出題範囲も」をご覧ください。
今回は3文完成と文章完成の例題を取り上げてみます。
※その他の出題内容の例題については各リンク先のページをご確認ください。
【3文完成の例題】
以下3つの文を完成させるために、A〜Eの中から最もつながりのよいものを1つずつ選びなさい。ただし、同じ選択肢を重複して使うことはできないものとする。
- [ ]、それらが太陽の光を乱反射することで空気が濁って見える。
- [ ]、空気中の水蒸気は少なくなる。
- [ ]、その影響を受けて地上近くにも強風が吹き、空気中のチリを吹き飛ばす。
A:気温が低い季節は海や川の水分が蒸発しにくいため
B:その速度は時速300kmともいわれ
C:この季節はチリや水蒸気が少ないと予想され
D:この地域では1万メートルほどの上空をジェット気流が流れるため
E:空気の中には細かいチリや水蒸気が含まれており
【答え】
1=E、2=A、3=D
【文章完成の例題】
以下の文章を完成させるために、選択肢1〜4の中から最もつながりのよいものを1つ選びなさい。
グルタミン酸の大量摂取は発がん性があるため、良くないことであるという風潮が生まれたことと、無農薬や有機栽培に対して人々の関心が高まったことから、[ ]思われる。
- 人々はグルタミン酸の味から遠のいていったものと
- 化学合成だしの需要がさらに高まったと
- グルタミン酸に懐かしさを感じていたと
- 健康を阻害する人が増えたと
【答え】1
※SPIの言語対策・頻出分野・練習問題などを完全解説した記事もぜひ参考にしてください。
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非言語(数学)
SPIのWEBテスティングの非言語では以下が試験範囲となっています。
特に推論はSPIの中で最も難易度が高いので、高得点を目指している人は必ず対策しておきましょう。
※「WEBテスティングで推論は出ない?出るので必ず対策しましょう!」もぜひ参考にしてください。
今回はWEBテスティングの非言語の例題として損益算と場合の数・確率の例題を取り上げてみます。
※その他の出題内容の例題については各リンク先のページをご確認ください。
【損益算の例題】
ある店では定価の4割引で売っても原価の2割の利益が出るように定価を設定している。このとき定価が1200円の商品の原価はいくらか求めよ。
【解答&解説】
原価をa円としてみます。
定価=1200円で、これを4割引で売ったときの値段=1200×0.6=720[円]であることがわかります。
このときの利益=720-a[円]であり、これが0.2aと等しくなるので、
720-a=0.2aという方程式を立てることができます。
これを解いてa=600となるので、答えは600円・・・(答)となります。
【場合の数・確率の例題】
箱に1から9までの数字が書かれた9個の玉がある。箱の中から続けて3個の玉を取り出したとき、3個の数字の積が奇数となる確率を求めよ。
【解答&解説】
3個の積が奇数となるのは3個すべてが奇数であった場合のみです。
箱の中から3個の玉を取り出す場合、球の取り出し方は全部で9C3=84[通り]あることがわかります。
3個すべてが奇数となる場合は、奇数である1、3、5、7、9の5個の中から3個を取り出すことなので、その取り出し方は全部で5C3=10[通り]あることがわかります。
よって答えは10/84=5/42・・・(答)となります。
性格検査
性格検査では以下のような問題が出題されます。
SPIの性格検査はあまり深く考え込まず、直感に従って回答しなければなりません。
自分をよく見せるために嘘の回答をし、回答内容に矛盾が生じてしまうとその旨が企業側に知らされてしまうのでご注意ください。
※「SPIの性格検査を例題で完全解説!対策は不要?落ちることもある?無料診断サイトもご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
【例題】
以下1〜3の質問は、あなたの日常の行動や考え方にどの程度あてはまりますか。最も近い選択肢をA〜Dの中から1つ選んでください。
- いろいろなことに挑戦するほうだ
- 人からの評価が気になるほうだ
- 失敗したときに自分の責任だと思う
A:あてはまらない
B:どちらかといえばあてはまらない
C:どちらかといえばあてはまる
D:あてはまる
WEBテスティングでは英語と構造把握は出題されない
WEBテスティングでは英語が出題される可能性があるといった情報がネットに落ちている場合もありますが、WEBテスティングでは英語は100%出題されません。
ネットの嘘の情報に騙されないようご注意ください。英語が出題される可能性があるのはテストセンター型のSPIとペーパーテスト型のSPIのみです。
※SPIの英語について徹底解説した記事もご用意しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
それでもなお、WEBテスティングで英語が出題されないかどうしても不安な人はSPIで英語があるかないか事前に調べる方法について解説した記事をご覧ください。
また、SPIでは構造把握という科目も用意されていますが、これもWEBテスティングで出題されることはありません。
構造把握が出題される可能性があるのはテストセンター型のSPIのみです。
※SPIの構造把握とは何かについて例題で解説した記事もぜひ参考にしてください。
SPIのWEBテスティングの試験時間・問題数は?
以上でWEBテスティングで出題される問題のイメージはつかめたかと思います。
ここからは、WEBテスティングの試験時間と出題される問題数について解説していきます。
まずWEBテスティングの試験時間ですが、能力検査=35分、性格検査=30分の合計65分となっています。
※SPIの試験時間・所要時間について詳しく解説した記事もぜひ合わせてご覧ください。
能力検査には言語と非言語がありましたが、内訳としては言語が約15分、非言語が約20分となっています。
WEBテスティングに限らずですが、SPIでは問題ごとに制限時間が設けられています。
その制限時間内に回答できなかった場合は自動的に次の問題に進んでしまう仕様になっています。
WEBテスティングの制限時間は以下のような回答バーで表示されます。
時間が経過するごとにバーの色が緑→黄→赤へと変化していきます。
バーが一番右の赤になり、数秒が経過すると自動的に次の問題に遷移してしまいます。
次の問題に遷移すると、バーはまた一番左の緑からスタートします。
出題される問題数ですが、SPIを今までに100回以上受検してきた私の経験では、制限時間内にすべての問題を解いた場合、言語は40問〜42問、非言語は20〜22問の問題が出題されます。
つまり、すべての問題を解こうと思うと、単純計算で言語は1問あたり20秒程度、非言語は1問あたり1分程度が目安となります。
ちなみにですが、WEBテスティングでは1問あたり最大で2分程度までは制限時間が確保されています。
しかし、すべての問題に2分程度の時間をかけてしまった場合は当然用意されているすべての問題を解くことはできなくなります。
なので、SPI・WEBテスティングではわからない問題があったら勇気を出してその問題を飛ばし、次の問題に進むことも必要です。
性格検査は制限時間が30分で問題数は300問程度用意されています。
単純計算だと1問あたり6秒で回答しなければませんが、性格検査は自分の直感に従って回答していくだけなので、時間オーバーになる心配は不要です。
ほとんどの人が30分もかからず、20分程度で回答が完了します。
以上からわかる通り、WEBテスティングでは出題された問題にスムーズに回答する能力が求められます。
時間が足りないと思う人も多いので、必ず事前に勉強・対策をするようにしましょう。
SPIで時間足りない・解き終わらない人がやるべきことについて解説した記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、WEBテスティングでは受検画面の右上に以下のような時計マークが設置されています。
この時計マークを見ることで、自分が全体のうちのどれくらいの問題を回答したのか?と経過した時間がわかります。
時計でいうところの12時の時点をスタートとし、回答した問題が増えるごとに上記画像の黄色の箇所が増えていきます。
また、時間が経過するごとに青の箇所が増えていきます。青の箇所が上記画像の右のように1周してしまうと試験終了です。
※この時計は科目(言語・非言語・性格検査)ごとに最初からのスタートとなります。
つまり、青の箇所が1周するまでに黄色の箇所が1周できれば、時間内にすべての問題を解くことができたということになります。
※本サイトではWEBテスティングの模擬試験をご用意しています。興味のある人は「【SPI-G】WEBテスティングの模擬試験(テスト)!本番に近い難易度です」をご覧ください。
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SPIのWEBテスティングで用意するもの・服装は?
SPIのWEBテスティングは先ほども解説した通り、受検期限内であれば自分の好きな場所から受検が可能です。なので、服装は完全自由です。
基本的には自宅から受検する人が多いので、極端な話、パジャマで受検してもなんの問題もありません。自分がリラックスして受検できる服装を選びましょう。
しかし、後ほど解説しますが、ごく稀に監視型のWEBテスティングもありますので、その場合は試験監督間に見られても良い私服を着るようにしましょう。
WEBテスティングの受検に必要なものはメモ用紙(計算用紙)・ペン・電卓の3つです。
メモ用紙(計算用紙)の大きさや枚数に指定はありません(そもそもWEBテスティングの大半は監視型ではないので、確認しようがありません)
「SPIでメモ用紙・計算用紙は使用できる?使い方のコツもご紹介」という記事もご用意しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
ペンはシャーペンでも鉛筆でもボールペンでもなんでもOKです。
電卓は関数電卓ではなく一般的な電卓で問題ありません(WEBテスティングでは電卓の使用が許可されています)
小さい電卓だと計算結果の数字が見えづらかったりするので、少なくとも手のひらサイズくらいの電卓を用意することをおすすめします。
「SPIで電卓・計算機を使えるケースは?おすすめの電卓と選び方は?関数電卓は必要?」という記事もご用意しているので、ぜひ参考にしてください。
【SPI】WEBテスティングの受検の流れ
WEBテスティングが選考フローに導入されている場合、まずWEBテスティングの受検案内が企業からメールで届きます。
そのメールの中にWEBテスティングのURLと受検IDが記載されています。
※URLの中に「arorua」という文字列が含まれていれば、それは確実にWEBテスティングです。詳しくは「【SPI】aroruaのURLはSPIで確定ですがオーロラではない!その他のWEBテストの見分け方もご紹介」をご覧ください。
WEBテスティングを受検するにはまず、そのURLにアクセスし、IDとパスワードを入力する画面にまで進んでください。
そして、メールに記載されているIDとパスワードを入力します。
パスワードはWEBテスティングの受検案内が送られてきた自分のメールアドレスです。
IDとパスワードを入力後、ログインボタンを押すと、そのパスワード(メールアドレス)宛に2回目以降のログインに必要なパスワードが発行されます。
先ほどのログイン画面にて、IDと新たに発行されたパスワードを入力して再度ログインボタンを押すと、SPIの受検ができるようになります。
IDとパスワードは紛失すると受検できなくなるので、必ず厳重に保管しておきましょう。
SPIのWEBテスティングは科目ごとに中断可能?
先ほども解説した通り、WEBテスティングは試験時間が合計で65分とかなり長丁場です。
試験の途中でトイレに行きたくなったりする人もいるかもしれません。
しかし、WEBテスティングでは科目ごとに中断が可能なのでご安心ください。
つまり、言語終了後と非言語終了後に一時中断が可能です。
しかし、言語の問題を解いている途中に試験を中断するなど、1つの科目の受検中に中断することはできないのでご注意ください。
また、中断方法はかなりわかりづらいので事前に中断方法について知っておく必要があります。
SPIを中断する方法について解説した記事をご用意しているので、WEBテスティングを受検する前にぜひ読んでおいてください。
WEBテスティングの問題を解くコツ
ここからはWEBテスティングの問題を解くコツについて解説していきます。
今回は以下4つのコツをご紹介します。
- 熟語の成り立ちの選択肢を暗記する
- 必要な数学の公式を暗記する
- 分野を絞って勉強・対策をする
- わからない問題は勘で埋めてから飛ばす
では、順番に詳しく見ていきましょう。
1:熟語の成り立ちの選択肢を暗記する
これは言語の問題を解くコツになりますが、言語では一番最初に上記でもご紹介した熟語の成り立ちという問題が出題されます。
これは言語の問題の中で最も難易度が低いため、確実に得点しておきたい分野です。
熟語の成り立ちでは全部で以下6つの選択肢があります。
- 主語と述語の関係にある
- 動詞の後に目的語をおく
- 前の漢字が後の漢字を修飾する
- 似た意味をもつ漢字を重ねる
- 反対の意味をもつ漢字を重ねる
- どれにもあてはまらない
実際の問題では上記6つの中から4つが選択肢として出題されます。
WEBテスティングを受検予定の人は、上記1〜5つの選択肢をすべて頭に入れてから本番に臨んでください。
試験が開始され、上記1〜5の選択肢を理解してから問題を解くのは絶対にやめてください。単なる時間のロスです。
選択肢の内容を先に理解しておくだけで圧倒的に時間を短縮できます。
2:必要な数学の公式を暗記する
数学には数えきれないほどの多くの公式が存在していますが、SPI(WEBテスティング)の非言語を解くために必要な数学の公式はそこまで多くはありません。
必要な公式の例としては
- きはじの法則
- 内項の積=外項の積
- 順列Pと組み合わせCの計算
などがあげられます。
SPIの公式一覧(非言語・数学)をまとめた記事をご用意しているので、WEBテスティングを受検予定の人は必ず事前にチェックしておいてください。
3:分野を絞って勉強・対策をする
SPIは難しい・難しすぎるのか?について解説した記事をご覧いただくとわかりますが、本サイトで行ったアンケート結果によると7割以上もの人がSPIは難しいまたは難しすぎると感じていることがわかっています。
SPIの受検までに時間があまりなく、SPIが苦手な人は出題頻度が高いかつ難易度が低い分野に絞って勉強・対策を行いましょう。
※「SPIの対策方法・勉強法を日本一SPIに詳しい筆者が真剣に考えてみた」もぜひ合わせてご覧ください。
出題頻度が高いかつ難易度が低い分野は最も勉強のコスパがいい分野と言えます。
ちなみにですが、たった3時間の勉強でWEBテスティングが通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上ものSPI受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
4:わからない問題は勘で埋めてから飛ばす
WEBテスティングを解いていると、わからない問題に遭遇することが必ずあるかと思います。
そのようなときは先ほども解説した通り、飛ばして次の問題に行く勇気も必要です。
問題を飛ばすときの注意点ですが、空欄のまま飛ばすのは絶対にやめましょう。勘・適当でも良いので必ず何かしらの回答をしてから次の問題へ移ってください。
SPIでは正解した問題の数をもとに採点が行われます。つまり、不正解の問題の数は点数には影響しません。
※詳しくはSPIの誤謬率について解説した記事をご覧ください。
SPIでは言語の問題はほとんど選択式なので、勘で回答しても正解する可能性は十分にあります。
空欄のままにしておくのは非常にもったいないので、わからない問題は勘で埋めてから飛ばすということを必ず覚えておいてください。
WEBテスティングの出来具合を確認する方法は?高得点指標はある?
ここからはWEBテスティングの出来具合を確認する方法について解説していきます。
結論から申し上げますと、WEBテスティングにおいて自分の出来具合を確認する方法はありません。
※詳しくは「WEBテスティングの高得点指標・目安は?SPIに日本一詳しい筆者が解説」をご覧ください。
テストセンター型のSPIの場合だと、チェックボックス形式の問題が出題されれば高得点である可能性が高いなどの目安があるのですが、WEBテスティングではそのような目安はありません。
※詳しくはSPIのチェックボックスとは何かについて解説した記事をご覧ください。
WEBテスティングはあらかじめ用意されている問題が順番に出題されるだけです。
不正解の問題が多いと出題されやすい問題や正解が多いと出題されやすい問題などが用意されているわけではありません。
※詳しくは「WEBテスティングは難易度・問題が変わる?問題は同じ?結論は同じです」をご覧ください。
つまり、先ほどご紹介した受検画面の右上にある時計マークを目安に、自分が今どれくらいのペースで問題を解けているのかをもとに出来具合を確認するしかありません。
また、SPIの結果も基本的には受検者には公開されません。企業のみが知る情報となります。
どうしてもSPIの結果を知りたい場合は企業にその旨をメールなどで伝えてみましょう。
伝える際には以下のような文面を用意すると良いでしょう。
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。貴社の選考を受けさせていただいております〇〇です。
先日、SPIを受検しましたが、その結果を教えていただくことは可能でしょうか?
御社への志望度が高いため、その結果をもとに、次の面接の準備をしたいと考えております。
お忙しい中お手数ですが、ご検討よろしくお願いいたします。
※あくまでも一例です。
志望度がそこまで高くなかったとしても、選考はいつでも辞退可能なので、志望度が高いとお伝えしていても特に問題はありません。SPIの結果を教えてもらうための理由作りとしておきましょう。
※SPI(テストセンター)の高得点目安・指標について詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
WEBテスティングの模擬試験を受けれるサイトは?
WEBテスティングの内容が段々とわかってきたところで、今の自分がWEBテスティングでどれくらいの点数を出せるのか知りたい人も多いのではないでしょうか。
というわけでここからは、筆者が最もおすすめするWEBテスティングの模擬試験を受けれるサイトとして「SMART SPI-G」をご紹介します。
「SMART SPI-G」では言語と非言語の模擬試験が用意されており、試験時間は合計で18分です。
「SMART SPI-G」では本番のSPIと同様、問題1問1問に制限時間が設定されており、模擬試験の受検画面も本番のSPIにかなり近い仕様になっているのが特徴です。
無料でWEBから手軽にSPIの模擬試験を受検することができ、今の自分の実力を測ることができるのでおすすめです。
「SMART SPI-G」以外にもSPIの模擬試験を受けられるサイトはいくつかあるので、気になる人は「SPIの模擬試験(模試)を受けられるWEBサイト5選!全部無料!特徴もご紹介」という記事もぜひ合わせてご覧ください。
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WEBテスティングの対策におすすめの問題集・参考書
ここからはWEBテスティングの対策におすすめの問題集・参考書を3冊ご紹介していきます。
※SPIのおすすめ問題集・参考書をご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
各本の特徴や料金も記載しているので、ぜひ参考にしてください。
※おすすめのWEBテスティングの問題集をランキング形式でご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
1:スピード攻略Webテスト WEBテスティング
まず最初にご紹介するのは「スピード攻略Webテスト WEBテスティング」です。
成美堂出版から出版されており、最短3日でWEBテスティングの対策ができるのが特徴です。
本番までに時間がない人におすすめの1冊です。
本記事を執筆している筆者も実際に購入してみましたが、WEBテスティングで実際に出題される問題の難易度に近い問題がたくさん掲載されており、解答・解説も丁寧だと感じました。
料金は税込1,210円です。かなり有名な本なので、書店でも販売している可能性が高いと思います。
2:これが本当のWebテストだ!
続いてご紹介するのは「これが本当のWebテストだ!」です。
SPIを含む多くのWEBテストの研究をおこなっているグループ「SPIノートの会」が制作している問題集です。
※SPIノートの会の評判をご紹介した記事もぜひ参考にしてください。
WEBテスティングだけでなく、CUBICやTAPなど他のWEBテストの問題も掲載されていますが、正解にたどり着くための解法が豊富に紹介されているのが特徴です。
料金は税込1,650円で、ページ数は376ページとかなりボリューミーです。たくさんの問題をこなしたい人におすすめの一冊です。
3:SPI3の教科書 これさえあれば。
最後にご紹介するのは「SPI3の教科書 これさえあれば。」です。
※「SPI3とは?問題例や問題集・対策法は?SPI3-Gとは?すべてがわかる!」もぜひ参考にしてください。
図や表、イラストがたくさん使用されており、解説のわかりやすさや見やすさを追求している一冊です。
SPIや勉強が苦手な人におすすめです。
ページ数は全部で416ページあるので、じっくりと時間をかけてWEBテスティングの勉強・対策をすることも可能です。料金は税込1,320円です。
WEBテスティングの解答集があるのは本当?
就活界隈では、WEBテスティングの解答集がネットに落ちているという噂もあります。
結論から申し上げますと、解答集は本当にネットに流通しています。
実際にGoogleやメルカリなどで「SPI 解答集」などと検索すると、確かに解答集が販売されていることがわかります。
しかし、SPIを含むほとんどのWEBテストでは定期的に問題の数値や選択肢の順番が変更されていたりするので、世の中に流通しているWEBテストの解答集はあてにならないことが多いです。
なので、解答集の通りに回答したとしても壊滅的な点数になってしまう可能性が十分あるのでご注意ください。
実際に筆者も解答集を購入して中身を確認したことがありますが、残念ながらほとんどの回答が間違っていました。
WEBテスティングに限らずWEBテストを受検予定の人は解答集に頼るのではなく、自力で勉強・対策をした方が確実に点数は取れると思います。
※「SPIの解答集・答えをダウンロード(無料)できるサイトは?バレる?エクセルの使い方は?」もぜひ参考にしてください。
SPIのWEBテスティングに監視型はある?
上記でも簡単に解説しましたが、WEBテスティング型のSPIでもごく稀に監視があるケースがあるのでご注意ください。
詳しくはSPIで監視型はあるのかについて解説した記事をご覧いただくとわかりますが、Excertという試験監督が遠隔監視を行う企業向けのサービスを導入している企業の場合はWEBテスティングであっても監視があります。
受検前には本人確認の実施や受検者の周りにカンニングに使われそうなものがないか?などのチェックが実施されるのでご注意ください。
※「SPIのWEB版はカンニングできる?バレたらどうなる?バレる可能性と犯罪リスク」もぜひ参考にしてください。
監視がないWEBテスティングの場合、正直なところ代行受検や替え玉受検が容易にできてしまいますが、SPIを含むWEBテスト(適性検査)の代行・替え玉受検は犯罪となりますので絶対にやらないようにしましょう。
2022年11月にはWEBテストを代行した大阪府在住の男性が逮捕されるという事件も発生しています。
※詳しくはWEBテスト・SPI代行サービスのすべてを解説した記事をご覧ください。
SPI・WEBテストは絶対に自分の力で受検するようにしましょう。
企業がWEBテスティングを実施する理由
先ほども解説した通りWEBテスティング型のSPIは基本的には監視がないので代行受検や替え玉受検が簡単にできてしまいます。
実際に就活界隈ではWEBテスティングの代行・替え玉は横行しています。
しかし、そのような事実はさすがに企業側も認識しています。では、なぜ企業はそれでもなおWEBテスティングを実施するのでしょうか?
理由としてはWEBテスティングはテストセンターよりも安いコストで大量の応募者を捌けるからです。
以下の図はSPIの料金表ですが、SPIを選考フローに導入している企業はSPIを開発・販売している株式会社リクルートマネジメントソリューションズに受検者1名につきWEBテスティングの場合は4,000円を、テストセンターの場合は5,500円を支払わなければなりません(オプションなしの場合)
※SPIのテストセンターとは何かについて詳しく解説した記事もぜひ参考にしてください。
テストセンターは試験会場や試験監督官の手配が必要なので、WEBテスティングよりもコストがかかります。
受検者数が少なければたった1,500円の差しかないと思うかもしれませんが、就活で人気のある企業や大手企業の場合だと応募者数が数万人に及ぶこともあります。
仮に応募者数=2万人とした場合、WEBテスティングとテストセンターのコストの差=1,500円×2万人=3,000万円にもなります。
企業としてはWEBテスティングにおける代行受検や替え玉受検のリスクとテストセンターとのコストの差を比較した上で、WEBテスティングで足切りを行う方が賢明であると判断しているのでしょう。
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いかがでしたでしょうか?
今回はSPIのWEBテスティングの出題範囲や問題を解くコツ、試験時間などWEBテスティングに関するあらゆる情報をたくさんご紹介していきました。
SPIは15,000社以上もの企業が導入しているWEBテスト(適性検査)であり、就活生や転職活動中の社会人は受検する可能性が十分にあります。
ぜひなるべく早い段階から勉強・対策をするようにしましょう。